病気
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「 | 健康とは、身体的、精神的、社会的に完全な良好な状態であり、たんに病気あるいは虚弱でないことではない。 | 」 |
病気(びょうき, 英語: disease)、病(やまい)は、人や動物の心や体に不調または不都合が生じた状態のこと、もしくは、植物に細菌やウイルスが寄生し、腐敗や枝葉の状態が普通の状態では無くなっている状態。植物の病気の詳細は、植物病理学を参照。一般的に外傷などは含まれない。病気の類似概念としての、症候群(しょうこうぐん)、疾病(しっぺい)、疾患(しっかん)は、本記事でまとめて解説する。別の読みである、病気(やまいけ)は、病気が起こるような気配をいう。
病むということは、身体的、精神的、社会的生活のどこかが不健康であるというサインである[1]。病むという体験は、これまでの身体的、精神的、社会的生活を振り返り、己の生き方、価値観、時間の使い方などを振り返って見直す機会である(セルフケア不足看護理論)[1]。病むことは、これまでと違った新しい人生を手に入れ、自己成長を得る切っ掛けとなるのである[1]。
注釈
- ^ 「本人あるいは周囲が」としたのは、精神疾患や軽症の疾患の中には、本人は生活上の不都合を感じないが、周囲の人が生活上支障をきたすために治療の必要性を感じる場合があるからである。これは病気と類似概念の混同である。 精神疾患、病気#病気と「疾患」・「疾病」も参照のこと。
- ^ 一般の人々は、医師からの説明を聞いて、それを自分の考えとして採用することもある。また逆に医師の側も、患者から報告を聞いて、はじめて何かを「疾患」と認識し、そうした断片的情報が学会などで徐々に集約されて、あらためて大規模統計がとられる場合もある。マスコミで医師が語る内容も人々の病気観に影響を与える。
- ^ 遺伝的背景と生活習慣が原因となる本態性高血圧症は高血圧の80 〜 90%であって、残りの10 〜 20%は高血圧の基礎疾患が明らかな二次性高血圧症である。二次性高血圧症では基礎疾患の早期発見・早期治療が重要である[4]。
- ^ 不眠のなかには、実は本当の原因として、周期性四肢運動障害、むずむず脚症候群、概日リズム睡眠障害、うつ病などが隠れている場合があるから、鑑別診断が重要である[5]。
出典
- ^ a b c 吉松和哉; 小泉典章; 川野雅資『精神看護学I』(6版)ヌーヴェルヒロカワ、2010年、71頁。ISBN 978-4-86174-064-0。
- ^ “The Anthropologies of Illness and Sickness”. Annual Review of Anthropology (1982年10月). doi:10.1146/annurev.an.11.100182.001353. 2009年12月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 岡本裕「はじめに~第1章」『9割の病気は自分で治せる』中経出版、2009年、1-46頁。
- ^ 『今日の治療指針2011年版』医学書院、2011年、339頁。
- ^ 『今日の診断指針第6版』医学書院、2010年、339頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 岡本裕「第3章」『9割の病気は自分で治せる』中経出版、2009年、121-138頁。
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