御母衣ダム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/15 07:30 UTC 版)
観光
ダム周辺には観光地が多い。下流には帰雲城跡や世界遺産に登録された白川郷、五箇山合掌集落がある。白川郷と五箇山間の国道156号は通称「飛越峡合掌ライン」と呼ばれ、橋を渡るたびに岐阜・富山県境が入れ替わる。上流にはひるがの高原があり、冬季はスキー客で賑わう。この地域は太平洋と日本海の分水嶺に当り、北麓に降った雨は庄川に流入して日本海に、南麓に降った雨は長良川に流入して太平洋に注ぐ。秋にはこの付近一帯は見事な紅葉で彩られる。またこの周辺はダム密集地帯でもあり、庄川本流・支流のダム群のほか東には下小鳥ダム(小鳥川)、西には手取川ダムがある。
周辺を通る主要道路はかつて国道156号しかなかったが、2008年(平成20年)7月5日に東海北陸自動車道が全線開通し、高山市内とともに名古屋市・富山市からのアクセスが格段に向上した。名古屋市方面からは荘川インターチェンジより国道156号を北上、富山市方面からは白川郷インターチェンジより南下すると到着する。白川郷からは白山白川郷ホワイトロードが石川県白山市まで通じており、6月から11月の間は通行が可能である。
脚注
参考文献
関連項目
- ダム
- 日本のダム - 日本のダム一覧 - 日本の人造湖一覧
- ロックフィルダム
- 電力会社管理ダム - 日本の発電用ダム一覧
- 水力発電
- 電源開発 - 高碕達之助 - 藤井崇治
- 荘川桜 - 笹部新太郎 - 佐藤良二
- 白川村 - 荘川村
- 円山町 (渋谷区)
- ひぐらしのなく頃に
- ミボロトンネル - 東海北陸自動車道
外部リンク
- 荘川桜関連
- 荘川桜 - 電源開発
- ぎふの旅ガイド 荘川桜 - 岐阜県観光連盟
- その他
- ^ 「みほろ」と呼ぶ人が多いが、地元では「みぼろ」である。
- ^ 現在の高山市荘川町。平成の大合併により高山市と合併し消滅する。
- ^ 国土交通省北陸地方整備局・石川県との共同管理であるが、補償交渉を含む施工は電源開発が行っている。詳細は手取川ダムを参照。
- ^ 国土交通省直轄ダムや水資源機構管理ダムでは概ね10年から20年、中には25年以上完成までに日時を費やすダムが多いのに対し、電源開発のダムでは概ね10年以内で完成している。日本の長期化ダム事業も参照。
- ^ 宝島社文庫『ひぐらしのなく頃に 名場面捜査ファイル』(ISBN 978-4-7966-6572-8)197ページ。
- ^ この時は電源開発総裁職を辞していた。
- ^ 詳細は佐藤良二の項目を参照。
- ^ 財団法人日本ダム協会『ダム便覧』ダム数集計表
- ^ 他には九頭竜ダム(九頭竜川・福井県)、岩屋ダム(馬瀬川・岐阜県)、岩洞ダム(丹藤川・岩手県)、子撫川ダム(子撫川・富山県)が主なものである。
- ^ 地震に対する耐震性では1995年(平成7年)の阪神・淡路大震災における布引五本松ダム、2008年(平成20年)の岩手・宮城内陸地震における石淵ダムの例もある。何れもダム地点で震度7の激震に相当する揺れを記録したが、多少の損害は受けたもののダム決壊には至らなかった。
- ^ 詳細は日本のダム#利水ダムの分類を参照。
- ^ 庄川本流のダムは全て発電専用である。治水目的を有する多目的ダムは支流の境川に境川ダム、利賀川に利賀川ダム、和田川に和田川ダムが建設されている。
御母衣ダムと同じ種類の言葉
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