守口宿
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/12 14:00 UTC 版)
概要
古くから交通の要地であったが、元和2年(1616年)に宿駅に指定された。江戸時代後期の『東海道宿村大概帳』によれば宿場町の長さは南北11町51間。問屋場1・本陣1のほか旅籠が27軒あった。
枚方宿へ3里、大坂へ2里という近さであったため、当初から馬継ぎはなく、人足のみの勤めであった。また淀川に面していながら川舟との連絡がなかったため、淀川舟運の発展につれて次第に貨客を奪われ、宿場の運営に影響を与えた。しかし一方で、清滝街道(現在の国道163号)の分岐点だったこともあり、旅籠や茶屋がたちならぶなどして繁栄した側面もあった。ちなみに守口宿で出された特産品の一つに、守口漬がある(但し、現在と製法はかなり異なる。守口漬参照)。
現在も一部に宿場町の面影を残す家並みが残っている。また街道が淀川左岸の堤防(文禄堤)上にあった様子を見ることができる。
最寄り駅
隣の宿
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