入学試験
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日本以外の入学試験
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中国、韓国、シンガポールなどといったアジア東部のいくつかの国においても、共通試験や各大学の個別試験などが大学等の入学試験として課される。学歴社会である韓国では、入試に遅刻しそうな受験者をパトカーが送るなどといった光景が風物詩となっている[29]。
ヨーロッパでは、国際バカロレア資格におけるスコアを大学等の高等教育機関の入学試験の要件として課す場合が多い。
イギリス連邦(イギリス本国を含む)では、一般教育修了上級レベル(通称:Aレベル)という全国統一学力試験の前半部分であるASレベルを大学入学の16ヶ月ほど前に通常3科目から5科目受けて、約3ヶ月後にその試験結果が発表された後に試験結果に基づいて志望大学と専攻科目を学校と相談して決める。イギリス国内では同年に最大で5つの大学しか受ける事が出来ないので、ここでの選択が非常に重要となる。大半の大学は受験生のASレベルの試験結果、中学卒業時に受けたGCSEという全国統一学力試験の結果、高校の教師陣による学力評価およびに高校卒業直前に受けるAレベル試験の大まかな結果予想、志望動機書により、受験生ごとに個別の大学合格点となるAレベルの結果を設定するか、または不合格を言い渡す。オックスフォード大学とケンブリッジ大学の場合は、ASレベルやAレベルとは別に筆記試験と口頭試問を受ける必要がある。特に口頭試問は専攻に選んだ科目の理解力と思考能力を試される純粋な学力試験で、多くの場合は受験の最大難関となる。ここ10数年間に、オックスフォードとケンブリッジ以外にもASレベルやAレベル以外の試験を必要とする大学(得に数学か医学専攻志望者の場合)が増えている。これはASレベルやAレベルの難易度がこの30年の間にかなり下がったことが大きな理由となっている。ちなみに学部入試の際にはオルガン奨学生という特殊な場合を除いて、オックスフォード大とケンブリッジ大の両校を同年に受ける事は出来ないが、大学院受験の場合にはそういった制限が存在しない。
オーストラリアでは、Year 12 (en) と呼ばれるコースを履修し、その結果受験者に与えられる Australian Tertiary Admission Rank(en、頭字語:ATAR。意訳:オーストラリア高等教育入学ランク)と呼ばれるスコアを元に大学の入学者選抜が行われる。
アメリカ合衆国では、学科試験、高校の成績と面接、各受験者の特別な才能等、大学ごとに入学者選抜が行われる。同時にアメリカ合衆国の最高水準の大学の入学許可を得るのは、受験(努力して合格する)という範疇を超えており、家柄、先天的知能、天才的才能、誰から推薦状を貰っているかなどといった、先天的部分が大きく影響する(通称:グラスシーリング〈ガラスの天井〉[注 8])ため、トップレベルの大学への入学が困難である場合が多い。
注釈
- ^ Common Entrance Examination for Design(en. 頭字語:CEED)は、インドにおける技術設計分野の大学院のための共通入学試験で、全てのインド工科大学 (IIT) とインド理科大学院 (IISc) で毎年実施される。試験はインド政府の人材開発省に代わってインド工科大学ボンベイ校 (en. IITB) の旧インダストリアルデザインセンター (en) が主催している。
- ^ 日本語音写例:エントゥランス イグザミネイション、エントランス エグザミネーション。[7][8]
- ^ 日本語音写例: - イグザム、- エグザム。[10]
- ^ [ CE < Common Entrance (examination) ]
- ^ [ CEED < Common Entrance Examination for Design ]
- ^ ただし、21世紀の日本では俳句を始めとする詩歌以外で使われることはほとんど無い。
- ^ 東山中学校・高等学校(京都市)。
- ^ 「天に手が届くように見えて決して届かない見えざる壁」の意。
- ^ 歳時記によって用語が異なるが、要するに、「人が生活するなかで行うこと」を指す。
- ^ マントを翻しながら街灯をゆく受験生はかなり古風なイメージ。
- ^ 作者は高校の国語教師であり、1970年代前半の入学試験の頃の日、無事に受験し終えて母校への報告も済ませた生徒達の、すっかり緊張を解いて仲良く帰路に着く様子を、ほっとした心持ちで職員室から眺めた情景を詠んでいる[43]。
- ^ 「かなしめる」は「愛かなしめる」を意すると同時に「悲かなしめる」でもある。漢字を使っていないのは、「かなしむ」の原義どおりにどちらも含意させているということ。この句では、受験を控えた大変な時期のやり場の無い重圧感のなかで愛犬をいつにも増して可愛がっている少年の、その心の内をおもんばかって詠んでいる。[44]
出典
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- ^ a b 三省堂『大辞林』第3版. “入学試験”. コトバンク. 2020年2月7日閲覧。
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- ^ “昨年度の入試ミスで5人不合格 富山大、教授ら13人チェック甘く:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2023年3月6日). 2023年3月10日閲覧。
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- ^ “『勉強頑張れ!』は禁句!受験生に言ってはいけない禁句5選と対処法を東大生が解説!”. 東大BKK(勉強計画研究)サークル (2018年7月27日). 2020年6月3日閲覧。
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