入学試験と進級試験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 15:49 UTC 版)
「パリ・オペラ座バレエ学校」の記事における「入学試験と進級試験」の解説
入学試験は非常に厳密に行われる。入学生は最終的に30-40人に絞り込まれるが、志望者はまず選抜にかけられる女子400名・男子150名のうちの1人に選ばれなければならない。この選考は、身体検査とダンス実技により行われる。 身体検査では、志望者の身長と体重がそれぞれ定められた範囲内にあるかが確認される。これは、志望者の体格が良好であるだけでなく、将来的により望ましい体格へと成長するかどうかを見定めるためである。 入学後も、生徒は折に触れてさまざまな試験を受ける。各ディヴィジョンは、5月の学年末に行われる進級試験をもって終わるが、ここで落第すると留年ではなく退学となる。これは、見込みのない生徒が早期に別の進路に進めるようにするためであり、学科教育を施すのも、挫折してもスムーズに普通学校や他の職業訓練に編入できるようにすることで、失業率の高いフランスにおいて将来の失業者を生み出すことを防ぐ意味合いがある。
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