AIBO
AIBOとは、ソニーが開発・販売していたペットロボット(エンターテインメントロボット)の名称である。初代製品は1999年6月に発売された。
AIBOは子犬に似せた外見のロボットで、4本足の自立歩行が可能である他、搭載されたカメラから物体を視認し、声による命令を聞き分け、動作パターンなどを記憶・学習することによって個性を備えることなどが可能である。後代の製品では、リモコンで遠隔操作したり、ユーザーがプログラミングを行ったり、AIBO自らが自発的に充電を行ったりといった機能なども実現されている。
AIBOは発売と同時に爆発的人気を呼び、インターネット販売開始20分で3000体を完売している。その後、機能やデザインが改良され、2006年3月に販売が終了するまで数世代のAIBOが販売された。
なお、「AIBO」という名称は、「Artificial Intelligence roBOt」の略称であるとされており、他に日本語の「相棒」などの意味が掛けられている。
参照リンク
AIBO Official Site
aibo
AIBO
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 13:43 UTC 版)
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AIBO(1999 - 2006年)
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「AIBO」の記事における「AIBO(1999 - 2006年)」の解説
AIBOは、全長約30cmの動物型ロボットである。4足歩行ができ、子犬に似た動作をし、ユーザーとのコミュニケーションを介して成長するように設計されている。専用のメモリースティックを介して、ユーザーが自らプログラミングすることも可能である。家事を分担させるためではなく、動作させてその挙動を楽しむために供されるロボットである。 同製品の成功により、現在ではエンタテインメントロボットと呼ばれる市場も発生し、玩具メーカーや他の家電メーカーにより、様々な同用途向けの製品が発売されるきっかけとなった。
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AIBO(1999 - 2006年)
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「AIBO」の記事における「AIBO(1999 - 2006年)」の解説
それぞれの製品のスペックは、それぞれのカタログ、またはメーカーのホームページから閲覧できる。また、ショップなどの展示では知ることができない動作があり、飼い主(オーナー)になって初めてAIBO機能の豊富さを知る事になる。 各種センサーを備える 視覚・聴覚・触覚(所定の部分を押された事を検知するスイッチ)を持ち、移動する物体を見分けたり、専用の玩具(ボールなど)を見分けて、じゃれ付いたり、足で蹴ったりといった、動物的な反応をしたり、飼い主の声や手を叩いた音に反応して所定の動作を行う、また頭などを触られると、様々な行動を起こすといった、周囲の環境や操作に反応を示す事が出来る。視覚は女性のスカートの中をのぞけないよう設計されている。 「機嫌」が存在する/「成長」する 感情に相当するプログラム(内蔵ソフトウェア)の働きにより、同じ操作や刺激に対して、機嫌や成長度合いに応じた反応を示す。リセットして全てのプログラムを初期化する事も可能だが、長く稼動させる間に、扱い状況に応じて、次第に「個性」が発生する。この個性により、置かれた環境の違うAIBO同士では、行動の違いも発生する。 ある程度の自律行動が可能 初期の製品では自分で充電して活動し続ける事が出来ないなどの制約もあったが、バッテリーが続く間は自分で回りの環境を判断して、興味を惹く存在に近付いてみたり、呼びかけに応じたりといった行動を行い、性格如何では活発に動き回るなどの行動も行った。かねてよりユーザーからの要望の多かった自己充電機能だが、2002年10月に発売した別売りソフトウェアセットにより実現、2003年9月に発売された「ERS-7」からは標準で備えるようになった。この機能では、自力で充電ステーションまで移動、勝手に充電状態になり、充電後は再び活動を行うようになっている(自己充電機能は一部機種を除く)。 追加プログラムが利用できる 内蔵されたソフトウェア以外に、メモリースティックを利用して、追加プログラムを導入する事が可能で、インターネット上からダウンロードしたり、自分で開発した専用プログラムを利用する事が出来る。ソニーのオフィシャルページでも、幾つかのプログラムが提供されており、2005年5月25日には「ERS-7」シリーズ用の「関西弁データ」なる物も提供されている。 アプリケーションについて 2007年1月末、ソニーは「AIBO関連のWindowsアプリケーションはWindows Vistaに対応しておらず、また今後も対応する予定がない」と発表した。(CLIEなどと同様) 2009年10月中旬には、Windows 7についても同様の発表をしている。
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aibo(2017年 - )
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「AIBO」の記事における「aibo(2017年 - )」の解説
2017年11月1日に後継機として「ERS-1000」が発表された。名称はaiboとアルファベット小文字で表記される。 外見は先代よりも現実の犬に近いデザインが採用された。 20人までの顔識別、収集したデータのクラウドでの解析、データのオンライン・バックアップなど、先代発売後に進歩した人工知能(AI)とネットワーク機能が搭載された。オンライン機能が搭載されるため本体とは別にサービス料金が必要となる。 aiboは約40の工程で組み立てられ、使われる部品は4000程度。ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ幸田サイトで生産されている。動物の瞳のような印象を与える有機ELの眼、人の接近を検知する人感センサー、なでられたことを感じる額のタッチセンサー、首や脚を自然な感じで動かすアクチュエータなどを備える。ロボットであるため、本物の動物が持つ器官の位置と、対応する機能を果たすaiboの部品設置個所は必ずしも一致しない。例えば脳に相当するAIシステムは頭部でなく胴体内に、カメラは鼻先や尾の付け根上部に取り付けられている。 開発チームはスマートフォンやデジタルカメラを担当していた若手が多いが、先代の開発に関わった技術者も加わっている。
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「AIBO」の例文・使い方・用例・文例
- ―ソニーのエンターテインメントロボットAIBOの開発技術者
- 2000年自らの希望によりAIBOの開発部門に異動。
- AIBOのERS-300シリーズとERS-7のハードウェアを設計。
- AIBOは自律型ロボットです。
- 1999年,ソニーは最初のAIBOを発売しました。
- それ以来,ソニーはデザインや機能の異なる多くの新しいAIBOを開発してきました。
- 開発部門が新しいAIBOに取り組み始める時,私たちはまず,それがどのように見えるべきかということや,どのような新しい特色を持つべきかということについて話し合います。
- 次に私たちは,デザイン図に基づいて,新しいAIBOの試作品を作ります。
- AIBOは人と一緒に暮らすので,使うのに安全でなければなりません。
- 新しいAIBOの開発に取り組み始めると,とても忙しくなります。
- しかし,新しいロボットがついに発売され,お客様がその新しいAIBOを買うのを目にする時,それが私にとって一番うれしい瞬間なのです。
- それでその部門に加わり,それ以来,ソニーの自律型ロボットAIBOの多くのモデルのハードウェアを設計してきました。
- 私と私のチームによって開発された最新のAIBOには,留守番機能がついています。
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