2014年死刑確定囚とは? わかりやすく解説

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2014年死刑確定囚(7人)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 07:38 UTC 版)

日本における死刑囚の一覧 (2010-)」の記事における「2014年死刑確定囚(7人)」の解説

事件名死刑囚名)判決確定事件発生備考執行日など)あきる野市資産家姉弟殺害事件 (O) 2014年1月 2008年4月9日 知人の男(無期懲役が確定)と共謀し東京都あきる野市資産家姉弟(姉54歳・弟51歳)から現金キャッシュカード奪い2人窒息死させて長野県山中埋めた強盗殺人罪・死体遺棄罪などに問われ2009年5月12日東京地裁立川支部山崎和信裁判長)で死刑判決を受け、2010年11月10日東京高裁金谷裁判長)で控訴棄却判決受けた2013年12月17日最高裁第三小法廷木内道祥裁判長)で上告棄却判決を受け、2014年1月死刑確定2013年6月肺癌が見つかり、手術受けたが、2014年5月には癌が脳に転移していることが判明転移性脳腫瘍のため、2014年7月2日東京拘置所病死66歳没)。 大阪個室ビデオ店放火事件 (O) 2014年3月6日 2008年10月1日 2021年9月20日時点大阪拘置所収監中。自殺しようとして個室ビデオ店内に放火し16人を殺害・9人を負傷させた。2009年12月2日大阪地裁秋山敬裁判長)で死刑判決を受け、2011年7月26日大阪高裁的場純男裁判長)で控訴棄却判決受けた2014年3月6日最高裁第一小法廷横田尤孝裁判長)で上告棄却判決受けたことにより死刑確定2019年6月20日日本弁護士連合会日弁連)が再審支援決定日医大事件前橋スナック銃乱射事件YO2014年3月14日 2002年2月25日2003年1月25日 1948年昭和23年12月20日生まれ2020年1月26日収監先・東京拘置所自殺65歳没)。元暴力団住吉会幸平一家Y会会長2001年8月東京都葛飾区斎場起きた暴力団稲川会大前田一家組員による住吉会幹部射殺事件発端となり、暴力団同士抗争発展YO2002年2月25日文京区日本医科大学付属病院入院中の住吉会幸平一家暴力団幹部Iを、Y会の下部団体のT組組長Tらとともに日医大病院東館1階高度救命救急センター集中治療室侵入し射殺した幹部Iは射殺される前日豊島区内の路上脇腹拳銃撃たれ重傷負い日医大搬送されていた。幹部Iは同月大前田一家元総長宅襲撃失敗したため制裁口封じのため殺された。同年3月YOとT組組長Tはガソリン噴射器を用いて大前田一家元総長宅を襲撃同年8月YO別の詐欺事件警視庁逮捕された。T組組長Tは日医大事件等で無期懲役確定。なおも抗争激化し前橋スナック銃乱射事件起こすに至る。YO逮捕前住吉会暴力団組員のK(2009年死刑確定)・YK2013年死刑確定)の両名対し大前田一家関係者出入りしていた前橋市スナック襲撃し同一関係者射殺するよう指示したK・YK加害者は翌2003年1月25日前橋市内のスナック拳銃乱射して計4人(組長護衛1人+客3人)を射殺し組長2人重傷を負わせた。組長射殺事件銃乱射事件などで起訴され2007年12月10日東京地裁朝山芳史裁判長)で死刑判決受けた2009年11月10日東京高裁山崎学裁判長)で控訴棄却判決を受け、2014年3月14日最高裁第二小法廷鬼丸かおる裁判長)で上告棄却判決受けたことで死刑確定死刑確定後2014年9月、「金銭トラブルなどにより他の複数人物殺害し遺体遺棄した」という内容文書警視庁目白警察署送付警視庁任意YO事情聴取したところ同趣旨の証言したため裏付け捜査入った2016年2月文書の内容とその真偽確かめるための捜査が行われている事実が明らかとなったYO文書で「殺害した」と告白している東京都内会社社長男性神奈川県伊勢原市内の不動産業男性はいずれ20年近くわたって行方分からず失踪している。うち東京都内会社社長男性1996年オレンジ共済組合事件関与し友部達夫新進党参議院議員当選画策する政界工作行ったとされる永田町黒幕」・「リュー一世」(YO提出した文書内での呼称)と呼ばれる人物。この会社社長男性1997年4月オレンジ共済組合事件に関して国会証人喚問されたが、その後1998年春頃より行方が分からなくなっている。YO同社長を絞殺し配下の元Y会組員男に命じ遺体遺棄したという。配下の元Y会組員男は死体遺棄認め場所も説明したため、YO死刑囚配下の元Y会組員男の供述に基づき警視庁神奈川県警不明両名捜索行い2016年4月19日神奈川県伊勢原市内の山林1996年8月ら行不明となっていた不動産業男性白骨死体発見したYO不動産業男性トラブルになっていたという暴力団関係者から依頼を受け、1996年8月別の暴力団関係者不動産業男性殺害させ、配下の元Y会組員男に死体遺棄させた。トラブルになっていたという暴力団関係者や、殺人実行役とされる暴力団関係者その後いずれも死亡しており、配下の元Y会組員男の死体遺棄容疑については既に時効成立している。更に2016年11月29日には同社長と思われる遺体発見されDNA鑑定および歯形照合行った2017年4月10日警視庁組織犯罪対策4課はYO同社長に対す殺人容疑東京拘置所において逮捕した同年5月1日YO東京地検より改め殺人罪起訴され裁判員裁判付された。確定死刑囚逮捕・起訴極めて異例であるうえ、裁判員裁判被告確定死刑囚という事例は初めて。2018年11月東京地方裁判所においてYO裁判員裁判開始されたが、YO初公判被告人質問において、起訴事実について「間違いです」と全面否定し上述自身殺人告白は「全く虚偽です」「(東京都内会社社長男性について)私は殺していません。ただし殺させました」「(伊勢原市内の不動産業男性について)名前すら知りません。間違いです」と述べたYO告白契機となって始まった裁判であるが、その当人いずれの容疑についても無罪主張したYO告白目的について、「死刑判決受けた事件などの再捜査であり、自身死刑執行先延ばしではない」と主張したが、YO以外に事件関与したとされる者は既に全員死亡しており、再捜査立件困難な状況であるという。検察YOが後から告白した件の殺人について、「(裁判になれば判決確定までは死刑執行見送られる可能性が高いため)告白目的死刑執行引き延ばしであるが、告白内容信用できる」と指摘裁判において否認転じた理由は「裁判引き延ばすため」と推認し、無期懲役求刑弁護側は「証拠不十分」のため無罪判決求めた同年12月13日東京地裁は「告白主な目的死刑執行先延ばしだった」「手紙には犯人なければ知り得ない情報はない」「(告白内容記載した手紙信用できない」と指摘しYO無罪判決言い渡した判決の言い渡し後、裁判長YOに「検察控訴しなければ裁判終わり」と宣告した。なお、刑法併合罪に関する規定により、確定死刑囚に他の刑は執行しないため、仮にYOが後から告白した件の殺人について有罪確定しても刑は課されない東京地検同月27日期限までに控訴せず、YO無罪確定した殺人事件の無罪判決に対して検察側が控訴しなかった事例はまずないという。死刑囚YO2020年1月26日収監中の東京拘置所において衣服着たまま布団の中で血を流した状態で発見された。首の左右に切り傷があり、死亡していた。自作刃物状の鋭利なもので首を切り自殺したものとみられる71歳没。 元厚生事務次官宅連続襲撃事件 (K) 2014年6月13日 2008年11月17日18日1962年昭和37年1月26日生まれ2021年9月20日時点東京拘置所収監中(現在60歳)。元厚生省事務次官宅2軒を襲撃し2人山口剛彦とその妻)を殺害したほか、吉原健二の妻に重傷を負わせた。2010年3月30日さいたま地裁伝田喜久裁判長)で死刑判決を受け、2011年12月26日東京高裁八木正裁判長)で控訴棄却判決受けた2014年6月13日最高裁第二小法廷山本庸幸裁判長)で上告棄却判決受けたことにより死刑確定。 ※長野市一家3人殺害事件 (M) 2014年9月25日上告審判決への訂正申立対す棄却決定日) 2010年3月24日25日2021年9月20日時点東京拘置所収監中。裁判員裁判言い渡され死刑判決最高裁支持され確定した初のケース2011年3月25日長野地裁高木順裁判長裁判員裁判)で死刑判決を、2012年3月22日東京高裁井上弘通裁判長)で控訴棄却判決受けた2014年9月2日最高裁第三小法廷大橋正春裁判長)で上告棄却判決一・二審の死刑判決支持)を受け、弁護人同月10日付で判決訂正申し立てたが、2014年9月25日付の同小法廷決定棄却されたため死刑確定共犯2人のうち1人 (I)2016年死刑確定。もう1人一審死刑判決を受けるが二審無期懲役減軽され、その後確定2016年5月31日付で犯行当時責任能力争い長野地裁再審請求した。 ※宮崎家族3人殺害事件 (O) 2014年11月5日上告審判決への訂正申立対す棄却決定日) 2010年3月1日 1988年昭和63年2月13日生まれ2021年9月20日時点福岡拘置所収監中(現在34歳)。同居する義母叱責から逃れたいために義母、妻、長男の3人を殺害した2010年12月7日宮崎地裁高原正良裁判長裁判員裁判)で死刑判決を、2012年3月22日福岡高裁宮崎支部榎本裁判長)で控訴棄却判決受けた2014年10月16日最高裁第一小法廷山浦善樹裁判長)で上告棄却判決を受け、被告人Oから出され判決への訂正申し立て2014年11月5日付の同小法廷決定棄却されたため死刑確定公判中、被告人Oとその両親TBSJNN系列報道・ドキュメンタリー番組報道特集』から取材を受け、死刑確定後2015年4月11日には同番組にて特集確定死刑囚告白」が放送された。 ※静岡2女性殺害事件 (K) 2014年12月2日 2005年10月26日2010年2月23日 1966年昭和41年6月26日生まれ2021年9月20日時点東京拘置所収監中(現在55歳)。2005年交際相手女性を、2010年妻を殺害した。2011年6月21日静岡地裁沼津支部片山隆夫裁判長裁判員裁判)で死刑判決を受け、2012年7月10日東京高裁山崎学裁判長)で控訴棄却判決受けた2014年12月2日最高裁大谷剛彦裁判長)で上告棄却判決受けたことにより死刑確定

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