顎とは? わかりやすく解説

あぎ【×腭/顎】

読み方:あぎ

あご(顎)の古名。あぎと。〈和名抄


あご【顎/×頤/×腭】

読み方:あご

人など動物口の上下にあり、下のほうが動いて食物をかみ砕いたり声を出したりするのに役立つ器官。あぎ。あぎと。

下あごおとがい。「—がとがった顔」「—ひげ」

釣り針先に逆向きにつけた返しのこと。あぐ。

食事または食事費用。「—付き

「玉を落としたり—を引かれたりして見ねえ勘定迄に商内を仕詰めにゃあいかねえわな」〈洒・部屋三味線

物言いおしゃべり

「『たはごとぬかすとひっぱたくぞ』『えらい—ぢゃな』」〈滑・膝栗毛・五〉

「顎」に似た言葉

がく【顎】

読み方:がく

常用漢字] [音]ガク(呉)(漢) [訓]あご

口の上下部分。あご。「顎骨下顎上顎

難読顎門(あぎと)


がく【顎】

読み方:がく

動物口の器官一部。あご。


あぎ‐と【門/顎/×鰓】

読み方:あぎと

あご。おとがい

毒竜の—に噛まれるもの」〈芥川地獄変

のえら。


あご

同義/類義語:顎
英訳・(英)同義/類義語:jowl, jaw

脊椎動物口部で、上下可動できる一対の骨(顎骨)で形成され器官食物捕食咀嚼など重要な機能をもち、動物進化考え上で顎がきてことには重要な味がある現存する生物では、ヤツメウナギなどの無顎類には顎が無い。
「生物学用語辞典」の他の用語
個体の器官や組織など:  X器官  Z盤  Z線  あご  あぶみ骨  うきぶくろ  うずまき管

顎(あご)

上下の歯とそれを支える骨や筋肉組織などの総称

作者乃南アサ

収載図書
出版社文芸春秋
刊行年月1999.9

収載図書
出版社文藝春秋
刊行年月2002.11
シリーズ名文春文庫


顎【あご】


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/12 08:45 UTC 版)

(あご、頷、: jaw)は、それを持つ動物一般においては、の一部であって、開閉して物を捕らえる機能を有する構造体を指す。


  1. ^ Martin, Christine; Mayer, Georg (2014). “Neuronal tracing of oral nerves in a velvet worm—Implications for the evolution of the ecdysozoan brain”. Frontiers in Neuroanatomy 8. doi:10.3389/fnana.2014.00007. ISSN 1662-5129. PMC 3935231. PMID 24616668. http://journal.frontiersin.org/article/10.3389/fnana.2014.00007/abstract. 
  2. ^ a b Jager, Muriel; Murienne, Jérôme; Clabaut, Céline; Deutsch, Jean; Guyader, Hervé Le; Manuel, Michaël (2006-05). “Homology of arthropod anterior appendages revealed by Hox gene expression in a sea spider” (英語). Nature 441 (7092): 506–508. doi:10.1038/nature04591. ISSN 1476-4687. https://www.nature.com/articles/nature04591. 
  3. ^ 『かたちの進化の設計図』 6-7頁。
  4. ^ 日本国語大辞典,世界大百科事典内言及, 精選版. “顎脚とは”. コトバンク. 2020年10月19日閲覧。
  5. ^ Crustacea Glossary::Definitions”. research.nhm.org. 2020年10月19日閲覧。
  6. ^ Lozano-Fernandez, Jesus; Giacomelli, Mattia; Fleming, James F; Chen, Albert; Vinther, Jakob; Thomsen, Philip Francis; Glenner, Henrik; Palero, Ferran et al. (2019-07-04). “Pancrustacean Evolution Illuminated by Taxon-Rich Genomic-Scale Data Sets with an Expanded Remipede Sampling”. Genome Biology and Evolution 11 (8): 2055–2070. doi:10.1093/gbe/evz097. ISSN 1759-6653. PMC 6684935. PMID 31270537. https://academic.oup.com/gbe/article/11/8/2055/5528088. 
  7. ^ Edgecombe, Gregory D.; Giribet, Gonzalo (2006-12-12). “Evolutionary Biology of Centipedes (Myriapoda: Chilopoda)”. Annual Review of Entomology 52 (1): 151–170. doi:10.1146/annurev.ento.52.110405.091326. ISSN 0066-4170. https://www.annualreviews.org/doi/10.1146/annurev.ento.52.110405.091326. 
  8. ^ Telford, Maximilian J.; Thomas, Richard H. (1998-09-01). “Expression of homeobox genes shows chelicerate arthropods retain their deutocerebral segment” (英語). Proceedings of the National Academy of Sciences 95 (18): 10671–10675. ISSN 0027-8424. PMID 9724762. https://www.pnas.org/content/95/18/10671. 
  9. ^ 『「退化」の進化学』 30-32頁。
  10. ^ 『かたちの進化の設計図』 40頁。
  11. ^ 『「退化」の進化学』 30-31頁。
  12. ^ 『かたちの進化の設計図』 42頁。
  13. ^ 『かたちの進化の設計図』 46頁。
  14. ^ これを「ライヘルト説」と言う。
  15. ^ 『「退化」の進化学』 33頁。
  16. ^ 『「退化」の進化学』 150 - 152頁。


「顎」の続きの解説一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 06:31 UTC 版)

セベクス」の記事における「顎」の解説

セベクスの顎の筋肉現生ワニ類のものに類似した可能性が高いが、彼らの頭骨明らかに深いため、さらに長い筋肉有していたことが示唆されている。セベクスでは、頭骨と顎の形状ゆえに顎を閉じ内転筋はさらに広い空間持っていた。頭頂の上側頭窓比較幅広で、巨大な筋肉通っていた。ワニ目では、顎を開く下引筋が頭骨最上部に端を発し関節後突起と呼ばれるの裏側に位置する突起差し込まれる現生ワニ類関節後突起は真っ直ぐであり、下引筋の始点は低い。深い頭骨を持つセベクスでは下引筋の始点は高いが、関節後突起が上へ曲がっているため下引筋の長さ現生ワニ類同程度である。現生ワニ類同様にセベクス下引筋は比較発達しておらず、顎を閉じる力は非常に強力だ開ける力は遥かに弱かったとみられている。 関節骨と方形骨の間の顎関節発達している。下に向いた広い翼状構造翼状骨と外翼状骨頭骨の底で形成され、この関節により顎の上下方向動作制限される

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「顎」を含む「セベクス」の記事については、「セベクス」の概要を参照ください。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/15 03:36 UTC 版)

旅のラゴス」の記事における「顎」の解説

顎の原で盗賊襲われラゴスは、スカシウマとともに逃げる。

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顎(あご)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 07:13 UTC 版)

包丁」の記事における「顎(あご)」の解説

柄から刃が出て突き出している部分西洋刀剣用語では英語名で "choilチョイル)"。日本語名を意訳した英語名は "chinチン)"。【図説2】のH。

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顎(アギト)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 21:47 UTC 版)

はいすくーる仁義」の記事における「顎(アギト)」の解説

御仏組系闘魂会のボス怪物的な戦闘力持ち主で、手負いの状態ながら情二と陣内一人圧倒したモデルプロレスラーアントニオ猪木部下特殊部隊員は、全員第二次UWFレスラーモデルにしている。

※この「顎(アギト)」の解説は、「はいすくーる仁義」の解説の一部です。
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出典:『Wiktionary』 (2020/08/05 03:32 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. (あご、古:あぎと)生物一般においては、口の部分にあって開け閉めができるようになっている硬い部分、特にヒトにあっては顔の下部にある、上下の歯の生え硬い部分

熟語


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「顎」の例文・使い方・用例・文例

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