美郷錦【ミサトニシキ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10238号 |
登録年月日 | 2002年 6月 20日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 美郷錦 よみ:ミサトニシキ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 秋田県 | |
品種登録者の住所 | 秋田県秋田市山王四丁目1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 福田兼四郎、斎藤正一、嶽石進、畠山俊彦、山本寅雄、眞崎聡、川本朋彦、松本眞一、加藤武光、嶋貫和夫、池田直美、斎藤久一、中田健美、石川京子、田口隆信、高橋仁、渡邊誠衛 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「山田錦」に「美山錦」を交配して育成された固定品種であり、育成地(秋田県秋田市)における成熟期は中生の早、精玄米千粒重が大、蛋白質含量がやや低の酒造用の水稲、粳種である。草型は穂重型、稈長は長、細太は太、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度は中である。穂長はやや長、穂数はやや少、粒着密度はやや疎、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、芒の有無と多少は無である。玄米の形はやや円、大小及び精玄米千粒重はやや大、玄米の見かけの品質は上の中、光沢は中、心白の多少はやや多、大小は中である。出穂期は中生の中、成熟期は中生の早、障害型耐冷性及び穂発芽性は中、耐倒伏性は弱、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i、穂いもち圃場抵抗性及び葉いもち圃場抵抗性はやや弱である。蛋白質含量はやや低である。「美山錦」と比較して、穂数が多いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること等で、「吟の精」と比較して、穂数が多いこと、心白が多いこと、大きいこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和62年に秋田県農業試験場(秋田市)において、「山田錦」に「美山錦」を交配し、平成2年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により育成された固定品種であり、3年より特性検定試験、4年より生産力検定試験を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
美郷錦(みさとにしき)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 23:15 UTC 版)
1999年、都道府県による開発。山田錦の早生化を目標に美山錦と交配。吟醸酒向き。
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