私的使用とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 表現 > 私的 > 私的使用の意味・解説 

私的使用

読み方してきしよう
【英】 private use

著作物を,個人的にまたは家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用することを「私的使用」という。私的使用の目的でその使用をする者が著作物複製することは原則として認められており,この場合著作権侵害構成しない(著301項柱書)。ただし,私的使用目的であっても公共目的設置され自動複製機器を用いて複製する場合(著301項1号),および技術的保護手段回避により可能となり,またはその結果障害生じないようになった複製を,情を知って行う場合(同2号)は,私的使用目的の複製から除外され,これらの場合複製については著作権者複製権者)の許諾を必要とする。 また,デジタル方式よる録音・録画については,私的使用目的の複製に際して一定の補償金支払うべき旨規定されており(著302項),実際には,デジタル方式録音・録画機器ハードウェアもしくはこれに供される記録媒体メディア)またはその双方購入時に,上記補償金支払われる仕組みになっている(著104条の2~104条の11)。

関連項目


(注:この情報2007年11月現在のものです)

私的使用

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/10 08:32 UTC 版)

私的使用(してきしよう)とは、日本の著作権法において著作物等を使用する方法の一つであり、個人的に、又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用することをいう(著作権法30条1項柱書)。


  1. ^ a b 著作物、実演、レコード、放送又は有線放送。以下同じ
  2. ^ (実演については録音・録画)以下同じ。
  3. ^ 法解釈上、「私的使用である」場合において、「私的使用ではないとみなす」訳ではないので、要注意。
  4. ^ a b (実演については録音権・録画権)以下同じ。
  5. ^ 著作者、実演家、レコード製作者、放送事業者、有線放送事業者。
  6. ^ 半田、松田 2015b, pp. 500–501.


「私的使用」の続きの解説一覧

「私的使用」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



私的使用と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「私的使用」の関連用語

私的使用のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



私的使用のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
www.sekidou.comwww.sekidou.com
© 1996-2024 Sekidou Kousuke.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの私的使用 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS