禅宗とは? わかりやすく解説

ぜん‐しゅう【禅宗】

読み方:ぜんしゅう

仏教一派もっぱら座禅修行し内観自省によって心性本源を悟ろうとする宗門達磨(だるま)が中国伝え日本には鎌倉初期栄西臨済禅を、次いで道元曹洞禅を、それぞれ入宋ののち伝えて盛んになった。江戸時代に明の隠元来朝して黄檗(おうばく)の一派開き、現在この三派が並び行われている。以心伝心・教外(きょうげ)別伝重んじ、仏の心をただちに人々の心に伝えるのを旨とするので、仏心宗ともいう。


禅宗

読み方:ゼンシュウ(zenshuu)

座禅をおもな修行方法とする仏教一宗派。

別名 仏心宗


禅宗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/11 15:30 UTC 版)

禅宗(ぜんしゅう, Zen Buddhism)は、中国において発達した、禅那(ぜんな)に至る真の教えを説くとする大乗仏教の一宗派。南インド出身で中国に渡った達磨僧(ボーディダルマ)を祖とし、坐禅(座禅)を基本的な修行形態とする。ただし、坐禅そのものは古くから仏教の基本的実践の重要な徳目であり、坐禅を中心に行う仏教集団が「禅宗」と呼称され始めたのは、中国の唐代末期からである。こうして宗派として確立されると、その起源を求める声が高まり、遡って初祖とされたのが達磨である。それ故、歴史上の達磨による、直接的な著作は存在が認められていない。伝承上の達磨のもたらしたとする禅は、部派仏教における禅とは異なり、了義[注釈 1]大乗の禅である。




「禅宗」の続きの解説一覧

禅宗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 16:00 UTC 版)

東アジアの宗教」の記事における「禅宗」の解説

詳細は「禅宗」を参照 禅(日本ではゼン中国ではChanという)は道教深く影響受けた大乗仏教の一形態であり 、意識瞑想、および直接体験強調する。禅宗は、言語教義主張限界、すなわち文献解釈学に関する決定的視点与える。座位での瞑想である坐禅中心的慣習である。禅宗は直接的意思疎通理由教典研究非難し師弟関係重視する理想的指導者説話の中で名士となっている。教え系統は、正統教義テストとの比較よりも重要であると考えられている[訳語疑問点]。公案呼ばれる対話説話は禅宗独特の特徴である。公案はしばしば、逆説的無意味に思われるが、それらは、弟子視点意識変化させるための伝達手段として展開される

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禅宗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 10:11 UTC 版)

「無」記事における「禅宗」の解説

禅宗においても、無は根本的なテーマとして掲げられてきた。「仏性はあるか」という問い対し、「無い」と喝破したことを伝える「無門関」の第一公案は、極めてその方向性強調している。ここでいわれている無もまた、決し単なる非-有(Non-being)ではなく有と無対立超えて、それらを包括するような絶対的な根源としての無である。この公案登場人物である趙州は、この無を理解する事こそ最初の要であり、そして最終的な到達点でもあると述べている。

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禅宗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 09:49 UTC 版)

関前村」の記事における「禅宗」の解説

かつて岡村に南潮山智勝寺が在ったが、20世紀初期火災の際に政策により無くなり檀家潮音山善照寺(後述)の門徒となる。

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禅宗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/27 06:21 UTC 版)

語録」の記事における「禅宗」の解説

禅宗においては語録唐代中期頃から作成され始められた。 当初その人物の弟子それぞれ書き記していた断片的な問答集を、その人物の死後集めて編集していたが、五代になると、その人物の生存中にその人物の監修受けて編集されるようになった代表的な語録として『臨済録』、『碧巌録』、『古尊宿語要』等がある。 この項目は、仏教関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者求めています(ポータル 仏教/ウィキプロジェクト 仏教)。

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