尊宿

デジタル大辞泉

そん‐しゅく【尊宿】

読み方：そんしゅく

年老いた、徳の高い僧。また、有徳の長老。

「有智(うち)高行(かうぎゃう)の—たりと言へども」〈太平記・二〉

世界宗教用語大事典

そんしゅく 【尊宿】

→ 宿徳

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尊宿

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 07:28 UTC 版)

名詞

尊 宿（そんしゅく）

1. 尊い老人^[1]。また、徳の高い老年の僧侶。
   • かゝる有智高行の尊宿たりと云へども、時の横災をば遁^{（のがれ）}給はぬにや、又前世の宿業にや依（よ）りけむ。遠蛮の囚と成（な）りて、逆旅の月にさすらひ給（たまふ）、不思議なりし事ども也。（『太平記』巻2・三人僧徒関東下向事）

     このように博識にして厳しい修行を積んだ高僧といえども、当代における不慮の災難から逃れられなかったのか、それとも前世に行った悪事の報いであったのか。都から遠く離れた辺境の地に流される囚人となって、旅の月の下でさすらうことになられた。不思議なことである。

発音^(?)

そ↘んしゅく

翻訳

• 英語: a senior (Buddhist) monk