三省堂 大辞林 |
なが・す 2 【流す】
(動サ五[四])
(1)液体が自然に下に移動するようにする。
「溝に水を―・す」「風呂の残り湯を―・す」
(2)汗・涙・血などが自分の体内から流れ出るようにする。
「涙を―・す」「汗を―・す」
(3)水で汚れを洗い落とす。
「風呂で汗を―・す」「背中を―・す」
(4)水などの流れによって物が動かされるようにする。
(ア)流れによって物を移動させる。
「切り出した材木を川に―・す」「気球が風に―・される」
(イ)水の流れによって破壊し、移動させる。また、水の流れや土砂によって失わせる。
「大雨で橋が―・される」「洪水で家も田畑も―・されてしまう」「舟―・したる心地してよらむ方なく/古今(雑体)」
(5)音そのほか、形のないものを移動させる。
(ア)電気が電線の中を伝わるようにする。通す。
「電流を―・す」
(イ)音響装置から出た音や声が、いつもそこで聞こえているようにする。
「あの店ではいつもバロック音楽を―・している」
(ウ)情報・うわさが伝わるよう、広まるようにする。流布させる。
「うわさを―・す」「浮き名を―・す」
(エ)(比喩的に)悪いものを広める。
「青少年に害毒を―・す雑誌」
(6)流罪にする。
「京より―・されたる俊寛よ/平家 3」
(7)芸人・按摩(あんま)やタクシーなどが客を求めてあちこち移動する。
「ギターをかかえて盛り場を―・して歩く」
(8)実現の前にだめにする。
(ア)流産させる。また、流産する。
「転んでおなかの子を―・してしまう」
(イ)質に入れた品物を期日までに受け戻すことをせず、所有権を放棄する。
「時計を―・す」
(ウ)計画・予定が、実現・達成しなくなるようにする。不成立にする。
「欠席戦術で会議を―・す」
(9)野球で、流し打ちをする。
「アウトコースの球をライトに―・す」
(10)ある動作を力まずに行う。
(ア)ある動作を、力まずに軽い気持ちで行う。
「軽く―・しても大会新記録」
(イ)(動詞の連用形の下に付いて)その動作を、あまり身を入れずに気楽に行う。
「軽く書き―・した文章」「読み―・す」
(ウ)(動詞の連用形の下に付いて)相手のはたらきかけを真正面から受けとめずにそらす。
「受け―・す」「聞き―・す」「受けつ―・しつ切結ぶ/浄瑠璃・出世景清」
(11)心に留めないでおく。
「親の名残りも身の憂さも何のままよと―・せども/浄瑠璃・源氏冷泉節」
(12)そこに立ち寄らないですます。
「伯父病気ならば、ぐつと―・したいわい/洒落本・遊子方言」
(13)遊里で、居続けをする。流連する。
「それにかう―・して居るなぞとは、ほんによく罰(ばち)も当らぬものだ/洒落本・傾城買四十八手」
〔「流れる」に対する他動詞〕
[可能] ながせる
[慣用] 汗水―・車軸を―・水に―/油を流したよう
(1)液体が自然に下に移動するようにする。
「溝に水を―・す」「風呂の残り湯を―・す」
(2)汗・涙・血などが自分の体内から流れ出るようにする。
「涙を―・す」「汗を―・す」
(3)水で汚れを洗い落とす。
「風呂で汗を―・す」「背中を―・す」
(4)水などの流れによって物が動かされるようにする。
(ア)流れによって物を移動させる。
「切り出した材木を川に―・す」「気球が風に―・される」
(イ)水の流れによって破壊し、移動させる。また、水の流れや土砂によって失わせる。
「大雨で橋が―・される」「洪水で家も田畑も―・されてしまう」「舟―・したる心地してよらむ方なく/古今(雑体)」
(5)音そのほか、形のないものを移動させる。
(ア)電気が電線の中を伝わるようにする。通す。
「電流を―・す」
(イ)音響装置から出た音や声が、いつもそこで聞こえているようにする。
「あの店ではいつもバロック音楽を―・している」
(ウ)情報・うわさが伝わるよう、広まるようにする。流布させる。
「うわさを―・す」「浮き名を―・す」
(エ)(比喩的に)悪いものを広める。
「青少年に害毒を―・す雑誌」
(6)流罪にする。
「京より―・されたる俊寛よ/平家 3」
(7)芸人・按摩(あんま)やタクシーなどが客を求めてあちこち移動する。
「ギターをかかえて盛り場を―・して歩く」
(8)実現の前にだめにする。
(ア)流産させる。また、流産する。
「転んでおなかの子を―・してしまう」
(イ)質に入れた品物を期日までに受け戻すことをせず、所有権を放棄する。
「時計を―・す」
(ウ)計画・予定が、実現・達成しなくなるようにする。不成立にする。
「欠席戦術で会議を―・す」
(9)野球で、流し打ちをする。
「アウトコースの球をライトに―・す」
(10)ある動作を力まずに行う。
(ア)ある動作を、力まずに軽い気持ちで行う。
「軽く―・しても大会新記録」
(イ)(動詞の連用形の下に付いて)その動作を、あまり身を入れずに気楽に行う。
「軽く書き―・した文章」「読み―・す」
(ウ)(動詞の連用形の下に付いて)相手のはたらきかけを真正面から受けとめずにそらす。
「受け―・す」「聞き―・す」「受けつ―・しつ切結ぶ/浄瑠璃・出世景清」
(11)心に留めないでおく。
「親の名残りも身の憂さも何のままよと―・せども/浄瑠璃・源氏冷泉節」
(12)そこに立ち寄らないですます。
「伯父病気ならば、ぐつと―・したいわい/洒落本・遊子方言」
(13)遊里で、居続けをする。流連する。
「それにかう―・して居るなぞとは、ほんによく罰(ばち)も当らぬものだ/洒落本・傾城買四十八手」
〔「流れる」に対する他動詞〕
[可能] ながせる
[慣用] 汗水―・車軸を―・水に―/油を流したよう
ながす 【長洲】
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