どうげん〔ダウゲン〕【道元】
道元
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道元(どうげん、正治2年1月2日(1200年1月26日)- 建長5年8月28日(1253年9月29日)[3])は、鎌倉時代初期の禅僧[4]。日本における曹洞宗の開祖[4]。晩年には、希玄(きげん)という異称も用いた。宗門では高祖承陽大師(こうそじょうようだいし)と尊称される。諡号は仏性伝東国師、承陽大師。諱は希玄[4]。道元禅師(どうげんぜんじ)とも呼ばれる。主著・『正法眼蔵』は、和辻哲郎やスティーブ・ジョブズら後世に亘って影響を与えている[5]。
- 1 道元とは
- 2 道元の概要
道元
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/09 04:12 UTC 版)
道元が『典座教訓』に記した体験は、以下のようなものである。 「宋の天童寺に留学中だった私(道元)はある夏の日、中庭で寺の老典座が海草を干しているのを見た。老人は眉は白く腰は曲がっていたが、炎天下に竹の杖をつき、汗だくになり、苦しそうに働いていた。私は気の毒に思って近づき、年齢を聞くと老人は『68歳だ』と答えた。 『なぜ、下働きの者にやらせないのですか』 老人は答えた。『他の者とやらは、私自身ではない』 『なぜ、今のような炎天の日中にされるのです』 老人は答えた。『今のほか、いつを待てと言うのか』 私はその場を離れた。そして廊下を歩きながら、典座職の重要さを考えたのであった」 「また私が上陸許可を待って港の船の中にいた時、ある老僧が食材の買入れに港にやってきた。船室に招いて茶を勧め、話を聞くと『私は、阿育王寺の典座である。故郷の蜀を出て四十年、歳も六十を越えたが、これからまた三十五里(20キロ)ほど歩いて、食事の用意に寺まで帰らねばならぬ』 『飯の用意など誰かがやるでしょう。何か差し上げますので、ゆっくりしていかれては』 『それは駄目だ。外泊許可を貰っていないし、典座は老人にもできる修行、他人には譲れぬ』 私は聞いた。『あなたほどのお年なのに、なぜ忙しく働いてばかりいて、坐禅したり先人の教えを学ばないのですか。それでいったい何のいいことがありましょう』 老僧は笑って言った。『外国からきたあなたは、どうやら何もわかっていないようだ』私はこれを聞き、大いに驚き、また恥じた。 そして老人は「もう日も暮れた。行かねばならぬ」と立ち上がり、寺へと帰っていった。 私が多少とも修行のことを知るようになったのは、実にこの老典座の恩によるのである」 道元は日本に帰国してより建仁寺に留まったが、建仁寺の典座が食事の用意を軽く考え、職務を適当に行っていることを見、宋との落差を非常に遺憾とした。そして『典座教訓』を執筆し、典座職の重要性と、その職務要領を詳細に書き残したのである。
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道元
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「異世界のトイレで大をする。」の記事における「道元」の解説
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道元
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「閃乱カグラ NewWave」の記事における「道元」の解説
戦姫衆と共謀して蛇女事件を起こし、妖魔を復活させようとした。
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道元(どうげん)
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「閃乱カグラ SHINOVI VERSUS -少女達の証明-」の記事における「道元(どうげん)」の解説
秘立蛇女子学園の出資者にして、前事件の黒幕。前作で焔に殺されたはずだが、それは道元の催眠術で殺されたと見せかけていたことが判明。蛇女再興の裏で再び暗躍していた。紅蓮隊ルートで再び登場し、妖魔を金儲けの道具にしようとしている。その為、学炎祭の制度を利用して各忍学園に戦争をしかけその忍達の血を妖魔の糧とし、手足として雅緋達を洗脳して自身に従わせている。再び乗り込んできた焔に対しても終始優位に立つも旋風(つむじ)を斬られあまつさえその死をバカにされた焔が奮起し、秘伝忍法で部屋ごと斬られて今度こそ死亡した。
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道元(どうもと)
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「医龍-Team Medical Dragon-」の記事における「道元(どうもと)」の解説
野口の忠実な番犬と加藤に称された教授選の選挙管理委員。野口の影響力低下の中で海外留学を餌に国立に懐柔され、結果的に野口を裏切ることになる。
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