こう‐あん【公案】
公案
公案
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 22:44 UTC 版)
公案は直に悟りの境地を指し示したものであり、ひらめきと一体化した言い表せない感情的なものである。心がけがよくなく、このままではまちがった方向に進むおそれのある修行者に対して、師家が薬のような意味合いで修行者に授ける。
※この「公案」の解説は、「禅」の解説の一部です。
「公案」を含む「禅」の記事については、「禅」の概要を参照ください。
公案
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 07:36 UTC 版)
懐譲は始めは五祖弘忍の法嗣、嵩山の慧安の元で修行していたが、慧安は懐譲の人となりを見て六祖慧能の元で修行するように指示を出した。懐譲は慧能の元に赴き型通りの初相見となったが、自己紹介の後に「ノコノコとわしの前に出てきた奴は何者か」と再度問われ答えることができなかった。懐譲は長い修行の間、この這個の問答が胸につかえていたが、8年経って忽然として気が付き、師に「あの時は答えることができませんでしたが、ようやく見解を呈する自信がつきました」と伝えた。聞かせてみよ、と促されて懐譲が呈したのが「説似一物即不中」(ある程度それらしい説明はできるが、その真味を伝えることは到底できない)である。 弟子に著名な禅僧である馬祖道一がいた。仏になろうと座禅の修行にひたすら打ち込む道一に対し、瓦を磨いて鏡にしようとするのと同じだ、と戒めた「南嶽磨磚」の逸話で有名である。
※この「公案」の解説は、「南嶽懐譲」の解説の一部です。
「公案」を含む「南嶽懐譲」の記事については、「南嶽懐譲」の概要を参照ください。
公案と同じ種類の言葉
- >> 「公案」を含む用語の索引
- 公案のページへのリンク