参禅とは? わかりやすく解説

さん‐ぜん【参禅】

読み方:さんぜん

[名](スル)禅の道に入って修行すること。また、座禅を組むこと。「本山に—する」


坐禅

(参禅 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/23 21:24 UTC 版)

坐禅 (ざぜん)、独坐(どくざ、Paṭisallāne)とは、仏教で姿勢を正して坐った状態で精神統一(瞑想)を行う、禅宗の基本的な修行法。何らかの対象をイメージする方法をとらず、一切の念(イメージ)を切って禅定を得るものをいう[4][5]。坐禅での本式の坐法は結跏趺坐、略式は半跏趺坐とされる[5]。これらとは別に調整的なものとして経行(立禅と歩行禅)があり対置される[5]。「坐」が正式だが当用漢字から外れたため座禅とも書く。


  1. ^ 阿含辭典 - 坐禪”. 2020年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月23日閲覧。
  2. ^ 燕坐 - NTI Reader”. 2020年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月23日閲覧。
  3. ^ 《雜阿含968經》:給孤獨長者作是念:「我今出太早,世尊及諸比丘禪思未起,我寧可過諸外道住處。」
    《別譯雜阿含202經》:(給孤獨長者)復作是念:「我若往彼,日時故早,如來猶未從禪定起,我今應先至彼外道所住之處。」
    《增支部10集93經》:那時,屋主給孤獨這麼想:「這大概不是見世尊的適當時機,世尊在獨坐(Paṭisallīno bhagavā);也不是見值得尊敬的比丘們的適當時機,值得尊敬的比丘們在獨坐,讓我前往其他外道遊行者們的園林。」
  4. ^ a b c d 前林清和、中林信二「武芸における「瞑想」についての一考察―心身論的視点からの序説として―」『武道学研究』第18巻第3号、日本武道学会、1986年、6-15頁。 
  5. ^ a b c d e f 恩田彰「禅と念仏の心理学的比較考察」『印度学仏教学研究』第23巻第1号、日本印度学仏教学会、1974年、1-7頁。 
  6. ^ 高崎正芳「喩伽師地論の宴坐宴黙について」『印度学仏教学研究』第25巻第2号、日本印度学仏教学会、1977年、612-619頁。 
  7. ^ a b 原田弘道「宋朝禅と道元禅師の立場」『駒澤大學佛教學部研究紀要』第23巻第1号、駒澤大学、1973年3月。 
  8. ^ 禅宗の臨済宗と曹洞宗の相違点を知りたい。”. レファレンス共同データベース. 2024年3月23日閲覧。
  9. ^ 座禅(阿字観)”. 真言宗智山派 出流山満願寺. 2024年3月15日閲覧。
  10. ^ a b c d 伊吹 2001, pp. 346–351.
  11. ^ 舘隆志「禅房十事 香炉」 花園大学国際禅学研究所、2020年5月17日閲覧。


「坐禅」の続きの解説一覧

参禅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 05:23 UTC 版)

天秀尼」の記事における「参禅」の解説

天秀尼東慶寺入山から長ずるまでは十九瓊山尼の教え受けていただろうが、塔銘によれば円覚寺黄梅院の古帆周信に参禅したとある。古帆周信中国臨済宗楊岐派の幻住中峰禅師に始まる幻住派である。 また沢庵宗彭に参禅しようとしていたことが、沢庵書状により明らかになっている。書状には8月29日日付はあるが、年は書かれていない沢庵寛永16年1639年)より江戸戻り徳川家光によって創建された萬松山東海寺住持となっている。東慶寺住職だった井上禅定は、天秀尼が参禅していた古帆周信寛永18年1642年2月1日示寂しているので、沢庵に参禅しようとしたのはそのあとではないかとする。

※この「参禅」の解説は、「天秀尼」の解説の一部です。
「参禅」を含む「天秀尼」の記事については、「天秀尼」の概要を参照ください。

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