ちょっかん‐しゅぎ〔チヨククワン‐〕【直観主義】
直観主義
直観主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/23 07:48 UTC 版)
自然主義と同様に、客観的価値は存在するし、認識可能であると考える。ただ、価値判断に関する命題が経験的事実に関する命題に還元可能であるとは考えない。むしろ、客観的価値は、直観によってのみ認識可能とする。この立場には、プラトン以来の伝統があり、G. E. ムーアも直観主義の立場に立つ。 客観的価値の存否のよりどころを「自明性」に求めることから、本来は主観的な見解が客観的と称される危険を内包するなど、実際上の問題が指摘されている。
※この「直観主義」の解説は、「メタ法価値論」の解説の一部です。
「直観主義」を含む「メタ法価値論」の記事については、「メタ法価値論」の概要を参照ください。
直観主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/14 04:22 UTC 版)
認知主義・実在論・非自然主義 直観主義(intuitionism)とはG・E・ムーアの立場で、道徳的善悪は自然的対象ではなく、直観という能力によって理解可能な還元不可能な性質であると考える立場である。
※この「直観主義」の解説は、「メタ倫理学」の解説の一部です。
「直観主義」を含む「メタ倫理学」の記事については、「メタ倫理学」の概要を参照ください。
直観主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/15 14:19 UTC 版)
詳細は「直観主義 (数学の哲学)」を参照 数学における直観主義とは、「非経験的な数学的真理はありえない」(L・E・J・ブラウワー)をモットーとする方法論的改革のプログラムである。直観主義の信奉者はこのモットーを出発点に、彼らが矯正可能であると考えた数学の一部分について、存在、生成、直観、知識といったカント的概念に従って再構築しようとした。運動の創始者であるブラウワーは、数学的対象は「アプリオリ」な形式の意思作用から生じるのであり、この意思作用が経験的対象の知覚を活気づけるのだとした(CDP, 542)。 レオポルト・クロネッカーは「自然数は神に由来し、他のすべては人間の産物である」と述べている。直観主義擁護派の主要人物は、いかなる種類の形式化された論理学も数学にとって有益でないとしたブラウワーであった。彼の学生であったアレン・ハイティングは直観論理を定式化した。これは、古典的なアリストテレス論理学とは異なるものである。直観論理は排中律を含まず、従って背理法を認めない。また直観主義的集合論の多くにおいては、若干の例外を除いて選択公理も斥けられている。直観主義に基づいて後年行われた重要な研究としてはエレット・ビショップによるものがある。ビショップは実解析の主要公理を直観主義的観点から定義し直し、その証明を行おうとした。 直観主義の「明白な構成」という用語の定義は曖昧であり、批判を浴びた。この欠陥を補うため チューリングマシーンや計算可能関数といった概念を用いることが試みられ、有限なアルゴリズムのふるまいに関する問題だけが有意味であり、数学的研究の対象であるべきであるといった主張がなされた。アラン・チューリングによって提案された計算可能数の研究も行われた。従って、直観主義のアプローチがしばしばコンピュータサイエンスの理論と結びついているのも不思議なことではない。
※この「直観主義」の解説は、「数学の哲学」の解説の一部です。
「直観主義」を含む「数学の哲学」の記事については、「数学の哲学」の概要を参照ください。
「直観主義」の例文・使い方・用例・文例
直観主義と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- 直観主義のページへのリンク