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選択公理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/02 12:36 UTC 版)

選択公理(せんたくこうり、axiom of choice選出公理ともいう)とは公理的集合論における公理のひとつで、どれも空でないような集合を元とする集合(すなわち、集合の集合)があったときに、それぞれの集合から一つずつ元を選び出して新しい集合を作ることができるというものである。1904年ツェルメロによって初めて正確な形で述べられた[1]。一見非常に当たり前のことを言っているように見えるが、対象が無限集合である場合は実は自明ではない。この公理を認めると、一つの球を有限個に分割してそれぞれを集めて元の球と同じ体積の球を二つ作ることができるという、常識では考えられないことが起こる(バナッハ=タルスキーのパラドックス)。従って、この公理の妥当性に疑問を持つ数学者もいる。しかし、この公理を用いないと、証明できない事柄が多くでてきてしまう。


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  1. ^ Zermelo, Ernst (1904). "Beweis, dass jede Menge wohlgeordnet werden kann". Mathematische Annalen 59: 514-16.
  2. ^ 1926年にリンデンバウム(A. Lindenbaum)とタルスキが示したが、証明は散逸した。同内容を1943年シェルピニスキが再発見し1947年に出版した。


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