横浜編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 01:40 UTC 版)
2年後。少年少女の間で『幽霊』の噂が流行する横浜。孤独に毎日を過ごしていた不登校の女子高生・谷川希紗は、ある日不思議な光る飛行物体を拾い、名前を付けて部屋でいっしょに生活し始める。やがて、世話焼きのうるさい優等生・理恵子や、ただ一人優しく見守ってくれる成基らも事件に関わりだす中、希紗の心を引き裂くような出来事が起き、物語は、横浜上空の大事件でフィナーレを迎える。
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横浜編
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谷川希紗(たにがわ きさ、小説版では“たにかわ きさ”) 声 - 小林晃子(13-22、24-26話に登場) 不登校の無口な女子高生。歩以上に対人関係を避けたがる少女。ひとりで街を延々歩き続けたり、がらくた製の自作オブジェで自分の部屋を埋め尽くしたり、1年後の自分宛てに一日一通メールを送信したりする日々を送っている。長髪・長身でいつも黒いロングワンピース姿。偶然マテリアルイーヴル(後述)を拾って飼い始め、それにブンちゃんと名付ける。そしてブンちゃんは、大切な友人として、希紗の心の支えになってゆく。 声の小林晃子いわく、監督から「いままでにいないくらい、一番暗い主人公を目指しましょう」と言われたというキャラ。小林も、少なくとも前編の歩にその点で負けないようにと思って演じたとのこと。 大和理絵子(やまと りえこ) 声 - 佐土原智子(13-26話に登場) 希紗の幼馴染みで友人の女子高生。携帯などでの通称〝りえぞー〟。真面目な優等生・いい子タイプとして生きているが、そのせいで敬遠されることもある。周囲に見放され気味の希紗にひとりだけ構い続け、逆に当人からはうざがられているのも、その一例。偶然、希紗と前後してマテリアルフェアリーを目撃し、事件に関わってゆく。小早川成基が好きで、成基が希紗を気遣う様子に嫉妬する。親切や善意を相手に押し売りしていることに気付かず、やがて自分の好意や努力が報われないことに苛立ちはじめ、〝いい子〟を棄てて感情的な面を見せるようになってゆく。 情緒的で一貫しないその行動や人格描写は、ある意味では、アニメのテンプレ的ではない生々しさとも言える。それは理絵子だけではなく『絶対少年』の人物の多くに共通する描かれ方である。 真壁正樹(まかべ まさき) 声 - 甲斐田ゆき(14-22、24-26話に登場) 希紗たちの同級生の、小柄な男子高校生。携帯などの通称〝マッキー〟。口数は多いが、気弱でコミュニケーション下手。いつも、ひとりで携帯ゲームで遊んでいるかメールをチェックしている。理絵子に片思いしているが、理絵子からは、好き嫌い以前に、つきまといや連メールなどのいじいじした態度と無神経さにイラつかれている。理絵子に発光体の目撃をほのめかされ、さらに希紗のブンちゃんを目撃したことで、事件に関わってゆくことになる。理絵子、そして他のキャラ同様、クライマックスにかけて成長と変化を見せてゆくキャラでもある。 小早川成基(こばやかわ しげき) 声 - 櫻井孝宏(14-22、24-26話に登場) 希紗たちの幼馴染みで同級生の、大柄な男子高校生。希紗と同じく学校にはほとんど出ないが、それは、真剣にプロ棋士を目指して将棋を指している奨励会員だからである。理絵子をはじめほとんどの相手に対してそっけない態度をとるが、希紗に対してだけは一人その弱さを感じ取って温かく見守っている。希紗が自ら関わる相手であり、希紗が初めて自分からブンちゃんを見せた相手。だが中盤ある事件で希紗を傷付けた責任を感じ、希紗との間にも距離ができてしまう。 羽鳥次郎(はとり じろう) 声 - 郷田ほづみ 偶然、理絵子といっしょに光(マテリアルフェアリー)を目撃した、浮浪者兼画家。その場の壁に〝Trust Yourself〟と記した大きなアートを残した男。その後理絵子と再会してふたりの体験した出来事について語り合い、年の離れた友人になる。実は、麻子の元恋人。 逢沢歩 声 - 豊永利行(16、18-20、22、23-26話に登場)※23話は台詞なし。 田菜の事件から2年後の、田菜編主人公。横浜で母と暮らしている。田菜で体験したことやマテリアルフェアリーなどの存在の意味について考え続けている。ある出来事のあと、再会や新たな出逢いを通じて横浜の事件にも深く入り込んでゆく。美紀とは恋人になり、よく電話をしている。 深山美佳 声 - 鈴木真仁 田菜編の深山三姉妹の長女。横浜で働いている。横浜編では、悩んでいる正樹とちょっとした知り合いになる。 須河原晶 声 - 松本美和(14話-26話に登場) 39CTVを退社してフリーになり、2年前田菜で起きた大事件を一冊の本にまとめ、発光体をマテリアルフェアリーと命名した。世間にはほとんど知られていないままのマテリアルフェアリーの存在を、相変わらず野心を持って取材し続けている。そのため、マテリアルフェアリーの存在を表に出したくない歩たちとは相性が悪い。物事を自分の規準で決め付けがち。横浜の子供たちの間で不思議な光の目撃が噂になっていることを知り、横浜にやって来た。やがて、正樹の協力を取りつける。 土岐宮はな(ときみや はな) 声 - 渡辺美佐 街角の小さな洋食屋〝ときみや〟の店主のお婆さん。理絵子はときみやのバイト店員、成基は常連客であり駒の動かし方を教えた相手、須河原は横浜での拠点をときみやに定めた下宿人。他にも数名が、ときみやと縁があり、田菜編の麻子も知り合い。ときおり、若い彼らに、常識に囚われずに物事や自分をみつめ直すことを、とうとうと説く。 オカカ婆 2年経って老い衰えたが、ある人物にメッセージを伝えるため、最後の力を振り絞って田菜から横浜へとやって来る。
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横浜編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/26 22:01 UTC 版)
チェン・リー 中国拳法が最強と信じて疑わない格闘家。性格と言動は短気なチンピラそのもので、キレると相手を完膚なきまでに叩きのめしてしまう冷酷な男でもある。 自分の身体には無頓着なところがあるのか、ノリタカの足ツボマッサージ攻撃により、痔、虫歯、肩凝り、水虫持ちであることを観客の前で晒されてしまった。 紆余曲折を経て、横浜武道大会の決勝戦にてノリタカと戦う。一時はダウンを取り散々に痛めつけ、見ていた中山が思わずタオルを投げそうになるほど優位に戦いを進めたが、応援を得て底力を出し、立ち上がってきたノリタカの起死回生の「発勁パンチ」に敗れる。 それでも起き上がり、使用を禁止されている武器(ヌンチャク)を使ってノリタカに襲いかかったが、発勁パンチを食らってグロッキー状態になっていたため、自爆した。 とにかく強さにこだわっており、「力こそ総て」「真の格闘家になるのに愛や恋はいらない」という信念を持ち、弱い者に対する優しさの欠片もない男であったようだが、ノリタカに敗れてからは変わったようである。 ジェシー・キラウェア ハワイ出身の相撲部員。230㎏の巨体を活かした強烈な張り手が武器。ベアハッグなどのプロレス技も規格外の破壊力を持つ。サウスポーである。ノリタカとの試合後には彼を「ブラザー」と呼び、日本で横綱を目指すことを明かしている。チェンの発言にキレて襲いかかったが、返り討ちに遭ってしまった。 珍老人(ちんろうじん) 拳法の達人として知られている老人で、虎の穴老人ホームに住んでいる。日本人であり、丸山同様に中国にケンカ修行に渡り、現地のトップを倒したとの伝説が残っている。チェン(およびキラウェア)に挑むノリタカに19番目の中国拳法を伝授させた。 マイキー 珍老人の弟子。弱い者いじめを許さない熱血漢である。ノリタカに「発勁パンチ」を伝授させた。 キューちゃん マイキーの妹で「気ざし」の使い手。珍老人が打倒チェンのために呼んだ。ノリタカに気ざしを伝授させた。 周(しゅう) チェンの師匠であり、実戦中国拳法を作り上げた男。チェンを最強に育て上げたと豪語していたが、ノリタカに敗れた後のチェンの暴走・醜態を見て、自分の育て方が間違っていたと気づいた。
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