横浜線川和踏切死傷事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 15:00 UTC 版)
「日本の鉄道事故 (2000年以降)」の記事における「横浜線川和踏切死傷事故」の解説
2013年(平成25年)10月1日 11時30分頃(踏切障害事故) 横浜市緑区中山町のJR横浜線・川和踏切で、遮断中の踏切内にいた同区の高齢者男性を助けようと踏切内に入った女性が、男性とともに東神奈川発橋本行き電車(205系)に触車し、女性は死亡、男性は重傷を負った。 神奈川県警察によると、現場は警報機と遮断機のある幅10.8mの踏切で、女性は、父親の乗用車の助手席に乗り、踏切待ちをしていた。踏切内に倒れていた男性に気付いて、父親の制止を振り切って車を降り、踏切内に入ったという。 女性には、紅綬褒章および女性の遺族に銀杯、「勇気ある行為を称えるとともに弔意を表するため」として内閣総理大臣の安倍晋三の書状、警察庁の警察協力章、神奈川県警察本部長と緑警察署署長の感謝状が贈られた。 通夜には、黒岩祐治(神奈川県知事)や林文子(横浜市長)、冨田哲郎(当時の東日本旅客鉄道社長)も参列した。 ただし、救助者が死傷する二重事故を防ぐという観点からは、非常停止ボタンを押すなどして接近する列車を緊急停車させる防護処置を行うのが好ましく、防護処置を行わずに遮断棹の下りた踏切に入ることには否定的意見もある。
※この「横浜線川和踏切死傷事故」の解説は、「日本の鉄道事故 (2000年以降)」の解説の一部です。
「横浜線川和踏切死傷事故」を含む「日本の鉄道事故 (2000年以降)」の記事については、「日本の鉄道事故 (2000年以降)」の概要を参照ください。
- 横浜線川和踏切死傷事故のページへのリンク