旅先で出会う仲間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 05:22 UTC 版)
フォルテ 声 - 増谷康紀 主人公一行が聖王都で最初に出会った二人組の冒険者の一人。大柄で野性的な風貌をしている剣士。相棒であるケイナの記憶を取り戻す方法を求めて大陸を旅している。25歳。 陽気で面倒見のいい性格ではあるが、調子に乗りやすいのが玉に瑕で、いつも下らないことを言っては、ケイナの鉄拳を受けている。 飄々とした軽い言動が多いが、その実高い観察力と判断力を持っており一行のまとめ役としても重要な人物である。 高貴な血筋の生まれらしく、ケイナ曰く「妙な所で博識」で「至源の泉」の由来を知っていたり作中でも様々な解説を行なっている。また旧知の間柄であるシャムロックからは「フォルテ様」と呼ばれている。 ゲームでは語られなかったが、その出生は小説版で語られている。本名はフォルディエンド・エル・アフィニティス。聖王国の王子であり嫡子。表向きは死亡したことになっている。抑圧されて育ち、現状を疑問に抱かず同年代の子供が自由に遊び回っていることを知った時には信じられなかったらしい。それゆえに外の世界のことを知った際には興味を持ち、強い懇願により剣術修行という名目でトライドラに2年間ほど留学をしていた。その時に世話になった騎士の息子がシャムロックであり、彼とはその時からの付き合い。しかし、外の世界を知ってしまったことで自由のない王家の暮らしに耐えられなくなり、周囲の反対を押し切って出奔。旅を続けるうちに己の愚かしさに気付いた時には、病気により死亡したことにされていたという過去を持つ。 剣や大剣を自在に操る前衛型。物理攻撃・防御力は共に高く、前衛の要となりうる。また長い放浪生活の間に高いサバイバル技術を習得していたり、世事にも長けている。 高い観察力はそのまま優れた学習能力にもつながり、他人の必殺技を見様見真似ながらほぼ完全な形で再現してのける。PSP版「3」ではドラマCDで披露した大剣を用いて放つ「居合斬り・オレ流」を習得している(小説版である人物が使用しているのを見て習得したと思われる)。 ケイナ 声 - 鶴ひろみ フォルテと組んで旅をしている女冒険者。記憶を失い森の中で倒れていたところをフォルテに助けられ、それから彼と行動を共にしている。22歳。 リィンバウムでは珍しい見事な黒髪や、身にまとっている衣装から、鬼妖界シルターンの出身らしいが詳細は不明。 物静かで優しい女性ではあるが、相棒フォルテへのツッコミ(裏拳)は鋭く容赦がない。 その正体は、前作に登場したカイナの実姉である。かつてエルゴの守護者に選ばれリィンバウムに行ったカイナに再会するため、仕えていた龍神に頼みリィンバウムに転移した。その代価として記憶を失った模様。 カイナ曰く、記憶を失う前は男を寄せ付けない厳粛な性格だったらしいが、記憶を失った後と同様妹を気遣う良き姉であった。また「ホクト」という兄がいる。 「3」の番外編でフォルテと恋仲であることを示唆する会話がある。 唯一弓を扱える数少ない遠距離攻撃型。他に刀も装備できる。魔法攻撃力もそこそこで、オールマイティーに活躍できる。PSP版「3」では、ドラマCDで披露した必殺技「破軍弓」と鬼属性の「鬼神破軍弓」を習得している。 ロッカ 声 - 野島健児 レルム村の自警団リーダー。幼くして両親を亡くし、弟のリューグと共にアメルの祖父であるアグラバインに引き取られた。17歳。 温厚で日和見主義。そのため、好戦的なリューグとは確執が絶えない。 幼い頃は無茶で無鉄砲、一旦暴れると手が付けられなかったという。 PSP版「3」では必殺技「千峰槍」を習得している。 リューグ 声 - 菅沼久義 ロッカの双子の弟。兄と同じく自警団に所属している。彼もロッカやアメルと共に、アグラバインに育てられた。17歳。 兄のロッカとは対照的に気性が荒く、口下手で愛想が悪いと思われがち。自分達の両親が亡くなった理由を朧気ながら察しており、アグラバインに対し距離を置いていた。 PSP版「3」では必殺技「獅子裂覇」を習得している。 モーリン 声 - 萩森侚子 港街ファナンで下町の用心棒をしている女格闘家。黒の旅団の襲撃から逃れてきた主人公一行を自宅に匿った。19歳。 おおらかな性格で男女の区別なく他人と接するが、根は純情であり、異性と二人っきりになるとあがってしまうことがある。 ストラ(気功のようなもの)の使い手。PSP版「3」では必殺技「猛虎激破掌」を習得している。 「3」番外編でカイルの姪である可能性が示され、PSP版「3」の戦闘会話にてカイルを「叔父さん」と呼んでいる。 さらに前作のジンガの師匠が彼女の父親である可能性も前作と今作の会話によって示唆されている。 カザミネ 声 - 細井治 シルターン出身の流浪のサムライ。前作に引き続き登場。31歳。 路銀が尽きて腹を空かせていたところを主人公に救われ、その一宿一飯の恩義から主人公一行に加わった。 自分を召喚した召喚師が死亡したため、はぐれ召喚獣となってしまった。得意の居合い斬りは飛んでくる大砲の弾や城門を両断するほど。 剣の道を究めることに生涯を捧げるが、女の色気には弱い。前作で出会ったカイナに惚れているようだが、望み薄の模様。胸の豊満な女性が好み。 ATとTECの伸びがよく、頻度の高いクリティカル攻撃が強力だが、HPと物理・魔法防御力は低く打たれ弱い。 レナード 声 - 戸谷公次 名もなき世界から事故によって召喚された中年刑事。出身はステイツのロス。42歳。 ヘビースモーカー(召喚されてからは風味がイマイチのもので我慢)で、コーラとホットドッグが好物。 自分を召喚した召喚師が死亡したため、はぐれ召喚獣となってしまった。 主人公と同年代の娘がおり(離婚した妻が引き取った)、そのためか名もなき世界から召喚された他の登場人物とは違って、元の世界に帰ることにかなり執着している。いつか召喚師に弟子入りして、帰るための強力な魔力を身につけるつもりのようだ。年若い主人公には、その歳の貫禄と視点からいろいろとアドバイスをしてくれる。その後、カザミネと共にはぐれ召喚獣を保護する旅に出ている。そのため、「3」の番外編や武闘大会を描いた小説には登場しない。ドラマCDではエピローグでネスティから真実を打ち明けられ、話のまとめを行なっている。 同じ「名もなき世界」の出身である前作の主人公、父親がその出身である『サモンナイト4』の主人公と同じく、全属性の召喚術を使うことができるが、全てCクラスなので実用的ではない。武器は元の世界から所持していた拳銃。形状からオートマチックであると思われる。 カイナ 声 - 橘ひかり シルターンのエルゴの守護者を務める鬼道の巫女。前作に引き続き登場。19歳。 7歳の時にエルゴの守護者としてリィンバウムへと送られた。 エルジン、エスガルドと共に禁忌の森を調査していた時に主人公一行に出会った。 ケイナの実妹であり、十数年ぶりに再会した姉の記憶を取り戻すため、主人公一行に同行する。 鬼属性の召喚術を得意とし、投具や槍といった中距離攻撃もこなす。 ルウ・アフラーン 声 - 小松里賀 派閥に属さなかった召喚師の一族・アフラーン家の末裔。サプレスの召喚獣と共に、アルミネスの森の中で暮らしていた少女。褐色の肌をしており、露出度が高めの服を着用している(本人は気にしていない)。1人称は「ルウ」。18歳。 長い間森の中で育ったため、外の知識は家にある祖母の蔵書から得たことしか知らない。そのため、主人公一行に出会って森の外へ出るようになると、見るものが全て新鮮に見え好奇心旺盛な一面を見せるようになる。 言動だけ見るとしっかり者に思えるが、実際はかなりそそっかしくて子供っぽい。今まで食べたことがないせいで、甘いお菓子には目がない。とりわけケーキは大好物で、パッフェルのバイト先のお店を手伝うほどである。 『3』の本編や番外編には登場しないが、演じる小松里賀が『3』で別のキャラクターで出演していることから、ゲーム開始時の説明音声にのみサービスとして登場している(PSP版では削除された)。ドラマCDではアルミネスの森からファナンに引越しをする様子が描かれている。その際、一族が所有していた大量の書物を蒼の派閥に寄付している。 シャムロック 声 - 草尾毅 三砦都市トライドラの砦の一つ、ローウェン砦の守備隊長。23歳。 フォルテとは旧知の間柄で、彼の出自を知る数少ない人物であり、彼に対して敬語で接する。 黒の旅団の襲撃によって全ての部下を失い、自身も重傷を負っていたところをフォルテ達に救出され、その後主人公一行に加わる。 性格は正義感が強く生真面目。また極度の下戸で全く酒が飲めない。見習い時代はフォルテの無茶(先輩に対する闇討ちなど)に無理矢理付き合わされた苦労人。小説版では『4』で有名になっている『リィンバウム自由騎士団』を設立するまでの過程が描かれている。
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