各地の仲間たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 18:01 UTC 版)
「ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章」の記事における「各地の仲間たち」の解説
ティーエ 声 - 鶴ひろみ(コミックCD版) / 三石琴乃(劇場アニメ版) 仙人の里に住む小妖精(スプライト)。植物の生長を促す力を持つ。感情豊かなお転婆だが、勇敢な性格。アルスのことが大好きだが、キラやポロンに対しては手厳しいツッコミを入れることが多い。髪型はテドンに立ち寄って以降はポニーテールになる。 武器はアッサラームからは縫い針の剣、アリアハンからは刺した物体に命を吹き込む、タイターンの針を装備する。 妖精ということで非力なため、その小ささと飛行能力を活かしての偵察を主に担っているが、アッサラームでの戦いではアームライオンに一撃を見舞おうと非力ながらも立ち向かい、サーバインをかく乱して追い詰められたキラを救おうとしたり、ヤマタノオロチとの一戦ではタイターンの針の効果を状況打破に役立てるべくアルスと共にオロチの体内に飛び込むなど、小さな体に大きな勇気を秘めており、他のメンバーに劣らぬ活躍を見せている。 最終回では、ルビスの掌の中にいるシーンのみが描かれただけだったが、完全版において、精霊ルビスの化身(当人も知らずにいた)であることが明かされた。ルビスの復活と共に肉体が抜け殻と化すも、アルスの願いを聞き遂げたルビスに魂の一部を分け与えられたことで蘇った。また、アルスが一人でカーメン城を見下ろしていたラストシーンも加筆され、彼の傍らを飛ぶティーエの姿が見られる。 劇場版では、アルスやキラとの出会いが描かれ、当時の妖精たちは、人間を恐れ、存在を隠しながら生活していたが、マンイーターのせいで命の糧である君影草が枯れていく事態に陥っていた。そんな中、ティーエはキラたちに、せみもぐらと間違われて捕まってしまうが、アルスに助けられた後、妖精の住処に現れたアルスを擁護し、彼と共に、マンイーター退治に向かった。キラに対しては、せみもぐらの一件から快く思っておらず、キラがマンイーターに捕まっても心配はせず、見捨てようとした。なお、本編では髪の色は金髪だが、劇場版では緑色になっており、髪も短かった。 タオ導師 声 - 西川幾雄(コミックCD版) / 槐柳二(劇場アニメ版) 仙人の里の長老。好々爺な外見からタルキンと年齢が変わらないように見えるが、既に1万年以上生きている。 その正体は超古代に栄えたムー帝国の支配者(太陽王ラ・ムー)。冥王ゴルゴナは弟にあたる。異魔神によって国を崩壊に追いやった(正確にはそれを止められなかった)ことに自責の念を感じ、その贖罪としてルビスの要請を受け入れ石化、人知れぬ樹海の奥で1万2000年もの間眠り続けた。100年前にルビスが封印されたことで石化から解放され、以後はイシスの隠れ里にて隠遁生活を送る。 かつて、超魔法と科学で栄えた文明の指導者だっただけあり、神仙術の起源となった強力な術法に加え、ニフラーヤも使用できる。ゴルゴナと戦うまで、浮遊とニフラーヤ以外の力を隠していた。竜の女王の城を訪れたこともあり、その際、竜の杖を託される。 ギランの看病のため、一時離脱するが、闇のオーロラを見たことから活動を再開し、ゴルゴナや異魔神との永年の因縁に決着を付けるべく、アルスたちに合流。ゴルゴナにトドメを刺した後、人間の心を取り戻せずに死んでいった彼を哀れみつつ、今でも変わらずに弟だと思い続けているという複雑な胸の内を吐露した。 最終決戦において、竜王と対面した際には、彼のルーツを教え、竜の杖も返却した。異魔神戦では幻の月の内、2つをニフラーヤで浄化するも、異魔神の光線で3つ目の月ごと消されてしまう。戦闘終了後、光に包まれながら姿を消した。完全版において、世界樹の力で蘇生するも、ルビスの世界復興を手伝うべく、不死なる精霊となって旅立ったことが判明。 劇場版では、仙人の里の結界が弱まっていることから、子供たちに祠遊びを禁じていた。 ギラン 声 - 幹本雄之(コミックCD版) / 堀之紀(劇場アニメ版) イシスの砂海を仕切る砂船乗りでキラの養父。好色だが腕の立つ剣士。元々は金のためなら世界のどこへでも赴く密輸商人だったが、剣王の里近くで瀕死のヘザーから赤子だったキラを託され、それ以降、出生の秘密を隠してキラを息子として育てる。キラからは「父ちゃん」と呼ばれているが、第3話では「父さん」第8話では「親父」とも呼ばれていた(完全版では、どちらも「父ちゃん」に修正)。サーバインの幻魔剣で瀕死の重傷を負わされるが、ファンの気功術によって一命を取り留め、飛行船団を率いて最終決戦に参加する。 劇場版では、せみもぐら(ティーエ)救出に赴いたアルスのせいで一度は起床するコミカルなシーンや肝試しで行方不明になったキラを探しに行くシーンが描かれた。 ファン 拳王の里の生き残りで、ヤオの祖父。ヤオ同様に波動拳を使用できる。ヤオと共に旅をしていたが、ギランの治療のためにアッサラームに残る。最終決戦にも参戦した。 イシス恋の遁走曲では、借金をしていたことが判明。 ピエタ 星降る腕輪を持っていたエルフの少年。ノアニールの隠れ里に住んでいたが、魔人王の出現と共に里を追われる。その後、腕輪を聖戦士に託すことを夢見ながら暮らしていた。エルフに化けたアルス一行に星降る腕輪を譲るよう持ちかけられたのをいいことに、一行を騙して大金をせしめようと目論むが、トリックを見破ったタルキンに裏をかかれ、不本意ながらも腕輪を譲ることになる。はじめは人間に騙されたことで深く落ち込んでいたが、ヤオが腕輪を譲りたいと願っていた聖戦士その人であったことを知って感激した。最終決戦前には、ピラミッドで手に入れた黄金の爪をヤオに渡すために剣王の里を訪れ、再び戦いに戻るよう促してヤオたちを奮起させた。 初登場時には名前が出ておらず、再登場前のマップで「エラン」という名前が書かれたことがある。 ミルフィーユ、メルヴェーユ ラーミアの卵を守っていた伝説の聖双生児。外見は小人だが、長寿であり、封印が解けかかった闇のオーブを再封印できる程の力を持つ。ミルフィーユは右目、メルヴェーユは左目が髪で隠れている。 アステアに闇のオーブの封印と管理を任されるも、ジャガンに敗れ、闇のオーブを奪われてしまう。その際、彼が背負う怒りと悲しみを知り、彼の魂が救われるよう、ルビスに祈りを捧げた。 ロートシルト 第4代剣王でサーバインとキラの父。豪快な性格で大酒のみだが、剣の修業に関しては厳しい。 サーバインの術によって一時的に冥界から復活し、サーバインと共に剣王の里を訪れたキラに幻魔剣を教えた。 ヘザー ロートシルトの妻でサーバインとキラの母親。発狂したサーバインが剣王の里を襲った際、瀕死の重傷を負いながらも機転を利かせてキラを守り逃亡、ギランに幼い息子を託して息絶えた。 ロートシルトと共に一時的に現世に戻った際には、キラに家族の暖かさを教えた。 ボルク カダルに師事していた僧侶で、ノロップ(ポロン)の父親。妻と2人でテドンを魔物の手から守っていたが、マホトラを使う魔物達の前に進退窮まった末、やむなくメガンテを使用、魔物達を道連れに死亡した。 レナス カダルに師事していた魔法使いで、ノロップ(ポロン)の母親。町を守るべく夫と共に戦い、メガンテで死亡した。 カミーロ ノロップ(ポロン)の祖父で船大工。悪戯好きでがめつい性格の老人。村が活気を失ってさびれていたことと、孫のノロップを失ったことでやる気を失い飲んだくれていたが、孫が生きているということを知って活力を取り戻し、きっかけを与えてくれたアルス達のために無償でルナフレア号を造った。物語の終盤では、異魔神に怖じ気づいていたポロンを死にゆくふりをして叱咤激励し、再び戦いの場へと送り出した。 暴れドラキー、はぐれスライム、見習いゴースト ポロンが遊び人として旅立った直後、仲間になったモンスターたち。力は弱いもののポロンや仲間たちが命の危機に陥った時には勇敢に立ち向かう気概を持つ。 グノン戦においては、タルキンがメガンテで果てた後、ポロンたちを守るべく、グノンに挑むが、力及ばず、暴れドラキーと見習いゴーストはハーケンで切り裂かれ、はぐれスライムは握り潰されてしまう。しかし、彼らの行動と死は、ポロンを真の賢王へと覚醒させる最後のトリガーとなった。グノン戦後、ポロンの頼みでタルキンと共に手厚く弔われる。 ジャガン戦でアルスが命を落とした際にはルナフレアやタルキンとともにアケロンの河にて登場し、現実世界に戻るアルスを笑顔で見送っていた。 精霊ルビス 善の神と呼ぶべき存在で、本作から1万2000年前に、異魔神の精神をオメガルーラで宇宙のかなたへ追放した。その後、タオに異魔神の復活を阻止する役目を与え、石化させた上で封印する。しかし大魔王ゾーマによってルビスが石に変えられてしまったため、タオの封印は予定よりも早く解けてしまった。
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