副都心線対応とは? わかりやすく解説

副都心線対応

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 21:25 UTC 版)

西武6000系電車」の記事における「副都心線対応」の解説

東京メトロ副都心線東急東横線横浜高速鉄道みなとみらい線への相互直通運転使用するため、2006年度より対応工事実施された。副都心線への直通運転2008年6月14日から、東横線・みなとみらい線への直通運転2013年3月16日から開始されている。 改造2次車以降全編成(6103F - 6117F・6151F - 6158F)に実施されこの中にはそれまで有楽町線非対応であった編成含まれる1次車運転台機器配置床下機器配置若干差異があり、改造対象から除外された。 なおこれに関連し副都心線開業以降池袋線所属の未改造編成に対して有楽町線のみ対応』を示す「Y」マーク掲出していた。 施工内容 前面塗色白色ベース変更改造車銀色)との区別のため実施最初に施工された6103Fのみ銀色のまま出場したが、直後白色改められた。 行先表示器運行番号表示器をLED式変更種別部分フルカラー、他は白色LEDとなる。フルカラーLED採用西武初である。 種別行先運行番号前面のみ)を一つ表示器で表示する方式となった当初前面表示器は日本語のみの表示であったが、副都心線開業機に英字表記追加された。 側面従来の3色LED車よりも若干小さいものとなり、日本語英字大文字)が交互に表示されるとなった書体ゴシック体採用急行灯撤去 車外スピーカー設置乗降促進放送等に使用される従来地上専用だった元新宿線所属車両には東京メトロ新CS-ATC搭載車内車両端部冷房/暖房表示ランプ撤去乗務員室扉交換側面車内仕切双方実施 側面ドアノブ部が一段窪んだ形とされた。 仕切扉は窓が半分ほどの高さになり客室の手摺を省略、また乗務員室側から窓の開閉可能になった。 電子笛追加途中で音色変更されている。当初20000系と同じ音色だったが、2007年度新規改造以降30000系と同じ音色となっている。 誘導無線送受信機交換 アルミ車は誘導無線関連機器4号車移設 車内非常通報装置東京地下鉄10000系同等品に交換 モニタ装置TIS変更 ATO搭載 ATC-P搭載 ATCATS受電器が車体取付変更されたことに伴う台車排障器形状変更 CCTV設置運転台上部に4液晶モニタ受信装置設置乗務員室機器をほぼすべて交換配色灰色系へ変更 マスコン東京地下鉄10000系合わせて両手操作T型ワンハンドル式に交換西武でのT型ワンハンドル式式採用8500系以来である。 TIS化のため大型液晶モニタ運転台コンソール設置2枚速度計を挟む形とされた。マスコンハンドルノッチ位置保安装置表示についてもモニタ表示されるワンマン運転およびATO運転のための操作ボタン設置無線機乗務員電話乗務員マイク避難用はしごの交換電流計などのメーター配置変更遮光パネル日除け用)をロールブラインドへ交換車掌スイッチ機械式から間接制御式(リレー式)に交換合わせて非常ブレーキスイッチ、再開閉スイッチなどの操作機器ユニット化。 それまで有楽町線非対応であった6103F - 6107Fは有楽町線対応改造同等内容含まれる。 年度ごと動き 2006年度:6103F・6107F・6106F 有楽町線直通運用影響出ない新宿線所属車が対象となった1本目の6103Fは2007年平成19年1月9日より池袋線営業運転開始その後3月までに6106Fと6107Fも改造終えて運用開始したこの年度の事業計画では5編成改造予定発表されていたが、6104F・6105Fの竣工翌年度となった2007年度:6104F・6105F・6114F・6115F・6116F・6154F・6158F・6117F 事業計画で6編成改造予定発表した前年度からの繰り越しを含む計8本が予定通り改造されている。5月の6105Fを最後に新宿線所属車の改造終了したこの年度の新規改造分より電子笛音色変更されている。 副都心線対応編成有楽町線乗り入れ同年7月28日の6106編成から開始された。 2008年度:6155F・6153F・6156F・6157F・6108F 事業計画では5編成改造発表そのうち1編成について内装リニューアルスマイルビジョン設置発表されていたが、施工見送られた。 2009年度:6109F ‐ 6113F 事業計画では5編成改造の他、スマイルビジョンが1編成設置されることが発表された。 当改造予定どおりの5編成実施スマイルビジョン設置は6109Fに行われドア開閉表示灯設置ドアチャイム改良同時に施工されている。 2010年度:6151F・6152F この年度の事業計画では2編成の副都心線対応改造実施発表した予定通り実施され対象となっていた全23編成工事完了した。 副都心線対応工事後の運転台 リレー回路式に交換され車掌スイッチ 副都心線対応工事後は右端の扉窓が小さくなった 交換された非常通報装置

※この「副都心線対応」の解説は、「西武6000系電車」の解説の一部です。
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