しょ‐たい【書体】
書体
【英】typeface
書体とは、文字の表示・印刷に使用する様式のことである。漢字における、楷書・行書・草書・篆書(てんしよ)・隷書、活字における明朝・ゴシック・アンチック、イタリックなどが書体に相当する。
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書体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/02 14:57 UTC 版)
書体(しょたい)とは、一定の文字体系のもとにある文字について、それぞれの字体が一貫した特徴と独自の様式を備えた字形として、表現されているものをいう。基礎となる字体の特徴、およびその字形の様式から導かれる、形態の差異によって分類される。例えば、漢字という文字体系のもとにある書体として、篆書・隷書・楷書・行書・草書の五体に加え、印刷用の書体(明朝体やゴシック体など)、さらにはデジタルデバイスでの表示に最適化することを思考した書体が存在する[1]。これらはいずれも共通の文字集合から生まれながら、時代・地域・目的などにより、その形態を変化させていったものである。
- ^ “ウェアラブルなどの極小画面デバイス向けフォントの提供を開始 九州大学との共同研究のエビデンス資料を公開|新着情報|FONTWORKS | フォントワークス”. FONTWORKS | フォントワークス. 2020年1月12日閲覧。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 08:12 UTC 版)
北アメリカの道路標識では一般的に、「FHWAアルファベット」が使用されてきた。FHWAは「連邦高速道路行政機関」の略。1945年に発効した交通制御器具標準書体で定められ、その後FHWAで更新された。現在は道路標識全体の表現を定める「標準道路標識(SHS)」の一部となっている。 近年、アメリカの研究者が開発した、より見やすい「クリアビュー」フォントがFHWAにより暫定的に許可され、使用される例も多くなってきた。カナダでは高速道路や一般道でも使用されている。 地方自治体や空港公団などが独自のフォントやHelveticaなどを使用する場合もある。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/18 01:02 UTC 版)
アルメニア文字の書体は多様であり、同じ文字でも時期などにより書体が著しく違うものがある。例えば、հにはラテン文字のhとほぼ同じ形のもの、その大文字のՀにはラテン文字のRの縦棒が欠けるようなものが存在する。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/06 10:24 UTC 版)
ユニバーサルデザインフォントシリーズにはディスプレイ表示・サイン表示などに適した「DSP」、本文の表示に適した「BDY」、ロゴ表示に適した「LG」の3種類が存在する。クリアデザインフォントには平仮名が水平基調ではなく右上がりのデザインとなったNexusと呼ばれるシリーズが存在する(スクウェアを除く)。(書体の後の()内のアルファベットはウェイトの種類。)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/06 15:47 UTC 版)
主要な書体には次の三種類がある。 エストランゲロ体(ܐܣܛܪܢܓܠܐ、もっとも古い書体。他の2書体の元になった) ネストリウス体(ܡܕܢܚܝܐ、東方書体とも。ネストリウス派で用いた) セルトー体(ܣܪܛܐ、西方書体とも。ヤコブ派やマロン派で用いた) ほかに、メルキト体などがある。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 23:09 UTC 版)
千社札に使われる文字の書体は、江戸文字の「籠文字」が用いられる。小さく入れる場合は、「寄席文字(よせもじ)」も使われる。浮世絵と同じ木版画によって摺られる。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 08:39 UTC 版)
メイリオおよびMeiryo UIにおいては、日本語文字のイタリック体として立体と同じ字形が実装されている。このため、CSSを用いて font-style: italic とした場合も立体と同様に表示される。イタリック体が実装されていないわけではないので、font-style: oblique とした場合にもイタリック体を使用するため、立体と同じ字形が表示されることとなる。 ただしMozilla Firefoxのように、専用のフォント処理によって斜体として表示するソフトウェアも存在する。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 07:44 UTC 版)
本帖の書体は章草体といわれるが、漢代の木簡などに見られる章草より後世のもので、章草の特徴の一つである波磔が少なく、今草(きんそう)に近づいている。 章草と今草 今草とは現在の草書のことであるが、章草に対してこのように呼ぶ場合がある。後漢の『説文解字』の序文に、「漢興って草書あり。」とあるように、そもそも章草という名称はなかったが、後世、現在の新しい草書が認知されてこの古い草書と区別する必要が生じ、古い草書に章草という名称が付けられた。 陸機と同時代の章草の名手として、皇象、衛瓘、索靖などがあげられる。筆跡として皇象の『急就章』、索靖の『月儀帖』などが伝称されるが真跡は現存しない。東晋の王羲之にも章草の尺牘がある(『豹奴帖』・『三月廿四日帖』)。ただし、この時代まで下ると今草は高度に発達して完成しているので、王羲之はあえて古典的な章草体を書いたと考えられる。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 02:32 UTC 版)
文字は一般の印章と同じく秦の八体にはじまる中国の古書体による漢字を基本とするが、より新しい楷書、行書、草書や連綿体平仮名なども用いられ:70、まれにラテン文字も見られる)。特に国学者のものには、平仮名、片仮名、万葉仮名、神代文字を用いたものが多く見られる:40。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 01:54 UTC 版)
「ゴシック (曖昧さ回避)」の記事における「書体」の解説
ゴシック体 - 書体の一種。原義としてはブラックレターなどの書体も含まれる。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 02:06 UTC 版)
写研は、自社製品対応書体のほとんどを社内で設計・開発した。活字に比べ写植文字盤は1書体あたりの専有面積が少なく、字数が多い日本語でも多くの書体を扱うことが可能となったため、同社では積極的に新書体を開発した。1969年には賞金100万円(第1回当時)の石井賞創作タイプフェイスコンテストを設けて開発を奨励。ゴナやスーボ、ナール、ボカッシイなど、ユニークかつ完成度の高いデザイン書体が多く発表された。 写研の主な和文書体の発表年は次の通りである。 1932年 - 石井太ゴシック、石井楷書 1933年 - 石井中明朝 1937年 - 石井ファンテール 1951年 - 石井細明朝 1954年 - 石井中ゴシック 1956年 - 石井中丸ゴシック 1958年 - 石井細丸ゴシック、石井太丸ゴシック、石井中教科書 1959年 - 石井太明朝、石井横太明朝、石井太教科書 1960年 - 石井特太明朝、石井細教科書 1961年 - 石井特太ゴシック 1964年 - 新聞特太明朝、新聞特太ゴシック 1967年 - 岩田新聞明朝(岩田母型製造所原字提供) 1968年 - 岩田細明朝、岩田太ゴシック(岩田母型原字提供) 1970年 - 石井中太ゴシック、岩田新聞ゴシック(岩田母型原字提供) 1972年 - 曽蘭隷書、ファニー 1973年 - ナール 1974年 - スーボ、ナールD 1975年 - 本蘭明朝L、大蘭明朝、石井新細ゴシック、ゴナU、ナールL、ナールM、ナールO、岩蔭行書 1976年 - スーボO 1977年 - ナールE 1979年 - ゴナE、ゴナO、スーシャL、スーシャB、淡古印 1981年 - 秀英明朝(大日本印刷原字提供)、石井中太ゴシックL、ゴナOS、ゴーシャE、ファン蘭B、けんじ勘亭 1982年 - ゴーシャO、ゴーシャOS、ファン蘭O、ファン蘭OS、イナブラシュ 1983年 - ゴナL、ゴナM、ゴナD、ゴナDB、ゴナB、ファン蘭E、ボカッシィG、岩陰太行書、ナカフリーL、ナカフリーB、イノフリー 1984年 - スーボOS、織田特太楷書、イダシェ 1985年 - 本蘭明朝M、本蘭明朝D、本蘭明朝DB、本蘭明朝B、本蘭明朝E、本蘭明朝H、ゴナH、ゴナIN、ミンカール、カソゴL、紅蘭細楷書、紅蘭中楷書、茅楷書、茅行書、織田勘亭流、鈴江戸、イナひげ、イボテ、ナミン 1987年 - ナールDB、創挙蘭E、ナーカン 1989年 - ゴーシャU、曽蘭太隷書、イナクズレ、イナミンE、いまりゅうD 1991年 - キッラミン、けんじ隷書、ナカゴしゃれ、ナカミンダB-S、ナカミンダB-I 1993年 - 爽蘭明朝、創挙蘭L、創挙蘭M、創挙蘭B、今宋M、イナピエロM、イナピエロB、イナピエロU-S 1995年 - ナールH、ナールU、いまぎょうD 1996年 - 石井中少太教科書、石井中太教科書 1997年 - ゴカールE、ゴカールH、ゴカールU、スーシャH、横太スーシャU、ゴーシャM、はせフリーミンB、はせフリーミンE、はせフリーミンH、紅蘭太楷書、紅蘭特太楷書、田行書、けんじ特太隷書、ナカミンダM-S、ゴナラインU 2000年 - 本蘭ゴシックL、本蘭ゴシックM、本蘭ゴシックD、本蘭ゴシックDB、本蘭ゴシックB、本蘭ゴシックE、本蘭ゴシックH、本蘭ゴシックU、イダサインM ※書体名は2001年時点の呼称。当初、本蘭明朝Lは「本蘭細明朝」ファミリー展開前は、ゴナUはゴナ、創挙蘭(現在の創挙蘭E)などはウェイト表示のないものとしてリリースされた。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 03:19 UTC 版)
将棋駒の基本書体を上彫という。それに対して、普及品の彫り駒には中彫・並彫・黒彫(その順に簡素化されていく)と呼ばれる画数や曲線を減らした簡素で無骨な書体が使われる。スタンプ駒にも黒彫などを再現したものもある。 中級品から高級品には、駒の書体として工夫を重ねたものが使われ、書体の名称が王将(もしくは玉将)の駒尻に記される。 代表的な書体として、後水尾天皇の筆跡を基にした錦旗(きんき)、昇龍斎の書を基にした昇龍(しょうりゅう)、水無瀬兼成の筆跡を基にした水無瀬(みなせ)や、源兵衛清安(げんべえきよやす)などに、近代の書家の筆跡を基にした巻菱湖(まきりょうこ)、鵞堂などがあげられる。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 04:42 UTC 版)
日本で用いられる実用的な印章には、印面に文字が刻印されているものが一般的である。文字にはさまざまな書体が用いられる。 篆書体 古代中国より漢字の書体の一種として使われ続けている古代文字。篆書体といえば大篆と小篆が挙げられるがこれらは主に篆刻に用いられ、実用印には印章用に方形に収まるように角張らせた印篆(方篆、角篆とも)が最も用いられる。印篆を更に変化させた畳篆(九畳篆)などの派生書体も存在する。 昭和以降は実用印として個人や法人の実印、銀行印としてよく使われる。 隷書体 古代中国より存在する書体であるが、現代の楷書体に近く、可読性が高い。法人印での使用が多く、個人印での使用は少ない。 楷書体 比較的新しい時代に生まれた、ごく基本的な漢字の字形。可読性が高く、認印のほかインキ浸透印に多く使われる。 行書体 書体の歴史的には隷書の走り書きに端を発する。現代で広く流通している筆記体で、可読性は比較的低いが、柔らかい書体のため女性に好まれる。認印に使われることが多い。 草書体 隷書を速く書くために生まれた崩し書体であり、字画を大きく省略したり書き順が異なったりするため文字によっては楷書体を知っていても読めない場合がある。 可読性が低く、現代では印章にはあまり使われない。 古印体 倭古印体とも言う。隷書体に丸みを加えた日本独自の印章用書体で、国司などが用いた銅印の文字を模している。西暦285年以降に日本で漢字が使われるようになってから使われるようになった。鋳造の際金属が行き渡らなかったり角に多く溜まるために生じる独特の線の強弱・途切れ(虫喰い)や墨だまりが特徴。古風な見た目ながら可読性は比較的高く、銀行印、認印、角印など、用途を問わず広く使われる。 八方篆書体・八方崩し 江戸時代に好まれた印章用書体。篆書体を基に字を大きく崩したもの。印面一杯に枠につけるようなものが多い。可読性は非常に低い。 印相体・吉相体 篆書体から意匠化・派生した印章用書体で、必ず枠に文字が接するのが特徴。太字で印面一杯に文字が配置され、隣り合う文字同士も接する。八方篆書体と混同されるが異なる。 文字と枠の間にゴミや印肉のかすが溜まる隙間がないため、いつでも正確な印影が得られるという意味で、印相の良い書体と称される。見た目にも風格があり、他の読みやすく一般的な書体と比べると偽造されにくい特徴があるとされる。占いを応用した印相学に基づく縁起の良い開運の書体であるとして宣伝されることもあるが、印章を開運商法の商材のように扱う一部の業者に関しては様々な問題や賛否もある(「#印章にまつわる信仰や迷信」も参照)。個人の実印に多く用いられている。 金文 もっとも古い書体の一つであり可読性は低く、落款等を除いてあまり使われない。 その他、甲骨文字、江戸文字、明朝体、ゴシック体など様々な書体を用いた印章が使われるが日本では一般的ではない。
※この「書体」の解説は、「印章」の解説の一部です。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/06/02 07:07 UTC 版)
顔真卿を彷彿とさせる力強さが特徴。作品としては隷書・篆書が多いが、草書作品もその力強さから芸術的価値は高い。
※この「書体」の解説は、「井垣北城」の解説の一部です。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 00:28 UTC 版)
この文字は字形の差異が大きい文字の1つである。 異なるフォントにおける大文字の3つの主な字形
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書体
「書体」の例文・使い方・用例・文例
- 流麗な書体
- 失読症患者が読みやすいようにデザインされた書体があると聞きました。
- 日本語の草書体はとても読みづらい.
- 草書体.
- アンシャル書体から発展した小さい草書体文字の、または、アンシャル書体から発展した小さい草書体文字に関する
- 草書体
- 古代のエジプト文字の草書体で書かれている、または属すさま
- キリル文字の書体
- 活字が突き出た金属板の書体の部分
- 7世紀と9世紀の間に、アンシアル字体から発達して、中世の原稿で使われる小文字の草書体文字
- 右に傾斜する文字で書かれた書体のスタイル
- 大きく丸い曲線で書かれた書体のはっきりと書かれたスタイル
- 象形文字に似た書体(普通読みにくい)
- ヘブライ語の書体として紀元前5世紀以来使われてきたセムのアルファベット(後の、イディッシュ語とラディノ語の書体)
- 書体{しょたい}ファミリー内での特定のサイズとスタイルの種類
- それぞれの文字が同じ幅の書体(タイプライターのように)
- 15世紀から18世紀に使用された太い書体
- 正形と非常に細い台詞と重いダウンストロークによって特徴づけられる書体(18世紀のギアンバティッサ・ボドーニによるデザインに基づく)
- 不規則さと傾斜するセリフと細いストロークと太いストローク間の対照がほとんどないことが特徴の(18世紀のデザインに基づく)書体
- 厚く太い線の書体
書体と同じ種類の言葉
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