兵食とは? わかりやすく解説

へい‐しょく【兵食】

読み方:へいしょく

兵士食糧また、兵士食糧

軍隊支給される食糧


兵食

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/12 22:53 UTC 版)

株式会社兵食(ひょうしょく、英文名称HYOSHOKU CO.,LTD.)は、兵庫県に本社を置く冷蔵倉庫会社




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兵食

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/07 09:01 UTC 版)

軍隊調理法」の記事における「兵食」の解説

地方(「娑婆」を意味する軍隊用語)」生活と異なり特に身体頭を使う軍隊生活において、日々の食事食欲のみならず娯楽観点からも特に大事な要素であった。そのため帝国陸軍の兵食には戦前日本人が特に慣れ親しんでいた和食のみならず洋食肉食積極的に取り入れた数百種類メニュー、おやつ(デザート)といった嗜好品飽きさせない副食設定がされていた。 当時大日本帝国一般庶民、特に大多数占めた第一次産業従事者生活水準総じて低く、また昭和期においても多く伝統的な日本の生活を営んでいたため、徴兵により軍隊入営入隊)するそれら庶民層の新兵にとって、カツレツ・コロッケ・ハンバーグ(挽肉油焼)・フーカデン・ロールキャベツ(玉菜巻)・ビーフステーキ・オムレツ(ヲムレツ)・カレーカレーライス/ライスカレー)・シチュー(スチウ/シチウ)・ドーナツ・フレンチトースト(焼パン牛乳かけ)といった「地方」生活と異な帝国陸軍豪華な食事洋食は、兵舎ベッド寝台)や本格的な洋服軍服と共に新鮮なものであった一例として、のちに「兵隊作家」となる棟田博は、昭和恐慌当時1929年昭和4年1月から1930年昭和5年11月にかけて現役兵として在隊していた岡山歩兵第10連隊の兵食事情について、以下の如く懐古している。 「あの時代の一般家庭食事にくらべると、たしかに当時軍隊食事は上等であり、ご馳走の名にふさわしいものだったと思う」 「こういう時代背景思いあわせると、軍隊の兵食は、眉に唾をつけて聞きたくなるほどのゼイタクであったといえる」 「ぼくは、じかに聞いたわけではないが、Aは同年兵の仲良し洩らしいたそうである。こんなうまいもの(たぶん、トンカツとかコロッケであったろう)は、うちの者は口にすることがない。わしだけこうして食べるのが辛い、と」(同じ内務班初年兵Aについて情報量少なかった戦前において、日本全国津々浦々への「国民食」の普及という観点からすると本書の影響大きかった(#炊事場・調理員)。『軍隊調理法』および兵食について作家山本七平は「おふくろの味という言葉があるが、当時軍隊食は、まさに日本的平均おふくろの味であった」と、伊藤桂一は「元兵隊だった人たちは、この本の料理通じて当時郷愁し、話題をゆたかにされるだろう」との言葉を残している。また、天皇の料理番」こと秋山徳蔵少年期当時家業の関係で訪れた鯖江歩兵第36連隊将校集会所初めて口にしたカツレツの味に衝撃を受け、これをきっかけ西洋料理人を志し、のちに宮内省大膳寮司厨長(宮内庁管理部大膳課主厨長)となったことが知られている。 なお、改訂昭和12年『軍隊調理法』前書き本書軍隊兵食調理ニ關スル一般原則標準ヲ示セルモノナルヲ以テ、之カ實施ニ當リテハ部隊性質土地氣候物資設備嗜好等ニ應シ適宜斟酌ヲ加ヘ克ク其ノ實状適應セシムルモノトス — 『軍隊調理法』 とある通り『軍隊調理法』はあくまで合理的な参考レシピであり、帝国陸軍においては同じ料理であっても各部隊等によってある程度独自性個性がありバラエティ豊かなものであった

※この「兵食」の解説は、「軍隊調理法」の解説の一部です。
「兵食」を含む「軍隊調理法」の記事については、「軍隊調理法」の概要を参照ください。

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