『軍隊調理法』とは? わかりやすく解説

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『軍隊調理法』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/07 09:01 UTC 版)

軍隊調理法」の記事における「『軍隊調理法』」の解説

時代経た1928年昭和3年)、『軍隊料理法』代わり昭和3年陸普第3548号」で制定された『軍隊調理法』は炊事調理実施上の参考資料として配賦されたが、さらに糧秣廠や部隊において調理研究行った結果更なる加味求められたため1931年昭和6年)の「昭和6年陸普第3759号」で改訂制定配賦された。 1937年昭和12年)、「昭和12年陸普第3678号」で『軍隊調理法』はさらに改訂され、これが支那事変日中戦争)・太平洋戦争大東亜戦争)における事実上の「帝国陸軍レシピとなった。なお、同1932年にはこの『軍隊調理法』のほかにも陸軍糧秣本廠は四季対応する理想献立明記した陸軍兵食四季標準献立表』が関係部隊配賦されている。 計440ページ近い改訂昭和12年版『軍隊調理法』の構成は、「第一章 調理一般心得 第一 基本調理」にはじまり、「火の焚き方」・「選方」・「洗ひ方」・「切方」・「茹方」・「煮方」・「蒸方」・「燒方」・「揚方」・「和方」(あえ方)・「味の付方」・「飯の炊き方」と続き、かつての『軍隊料理法』同様に詳細な絵図用いられるなど配慮がされている。「第二章 調理法」で各レシピ列挙され、「附録」(付録)では乾燥野菜各種と特殊調味料使用法説明末尾には度量衡早見表として「貫とキログラム/キログラムと貫」・「斤とキログラム/キログラムと斤」・「升とリットル/リットルと升」・「尺とメートル/メートルと尺」の速算表やラテン文字略字付されていた。 『軍隊調理法』の発行は、主に糧友会(1925年大正14年)に食糧問題研究改善目的として、陸軍省中心に内務省農林省など各省庁関わり設立され陸軍糧秣本廠の外郭団体東京栄養食糧専門学校などを運営する現在の学校法人食糧学院前身が行っていた。書籍である『軍隊調理法』は1937年以降も版を重ねていき、帝国陸軍解体まで広く使用された。

※この「『軍隊調理法』」の解説は、「軍隊調理法」の解説の一部です。
「『軍隊調理法』」を含む「軍隊調理法」の記事については、「軍隊調理法」の概要を参照ください。

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