サイコガンダムMk-II
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「ザ・グレイトバトルIII」の記事における「サイコガンダムMk-II」の解説
名前表記は「サイコガンダム」。ビットを操り、モビルフォートレス形態で突進して来る。バリアーも張る強敵。
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サイコガンダムMk-II
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「サイコガンダム」の記事における「サイコガンダムMk-II」の解説
『機動戦士Ζガンダム』『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場。当初は一部媒体で「サイコガンダムMk-III」と表記されている(後述)。 開発はムラサメ研究所が担当。サイコガンダムの実験データをベースに、再度宇宙用に開発された機体。基本的な設計はサイコガンダムから引き継ぎつつも、武装と駆動系には改良が加えられている。ミノフスキー・クラフトをシールドへ移設することによって必要とされるサブ・ジェネレーターは本体から分離し、機体出力はサイコガンダムの2/3に軽減されている。 完成時には、サイコガンダムを凌駕する機動性と火力を有する地球圏最強の機動兵器になると予想されるが、グリプス戦役終盤での初の実戦参加時には、さまざまな要因から十分な性能は発揮できずに終わる(「劇中での活躍」を参照)。 その後、中破した本機はネオ・ジオンによって秘密裏に回収され、ドーベン・ウルフなどの機体設計の参考とされた。地球降下作戦の際に占領した元ティターンズのキリマンジャロ基地に運び込まれてオーバーホールされ、同時に同基地でティターンズの強化人間のデータも調査された結果、サイコミュの連動における問題点のチェックなどが急ピッチで進められる。 コクピットは頭部に存在し、後頭部内側に分離脱出用のスラスターを3基有する。搭乗者不在であっても、半自律式プログラムで起動が可能。 武装 メガ・ビーム砲 機体各部に計20門装備。出力6.3メガワット。 メガ拡散ビーム砲 胸部中央に3門装備。出力10.7メガワット。出力は抑えているとした資料と、サイコガンダムから倍増したとする資料が存在する。 サイコミュ式ビーム・ソード / ビーム砲 前腕はジオングと同様に有線サイコミュにより射出・操作が可能となっている。さらに手首を折りたたみ、巨大なビーム刃を発生させる(出力1.7メガワット)。大口径ビーム砲としての転用も可能であり、劇中ではこちらのみ使用している。また、サイコガンダム同様指先はビーム砲となっている。 小型メガ・ビーム砲 サイコガンダム同様、頭部に2門装備。 レフレクター・ビット 劇中では「レフ・ビット」と呼ばれ、「リフレクター・ビット」と呼称する資料もみられる。Iフィールドジェネレーターを有した無線誘導端末で、通常のビットやファンネルと異なり、それ自体に攻撃能力はないが、磁気フィールドを発生させることによってビームを反射させ、敵の攻撃を無効化した上で、死角からや障害物を迂回しての攻撃を行う。この装備はビーム砲が固定されるモビル・フォートレス形態において、射線を変更する役割を持つ。一方で、ビームの偏向は複雑なコントロールを必要とするため、パイロットの精神に多大な負担を与える。大気圏内でも使用可能。不使用時は背部に収納されているが、MS形態時はメイン・スラスター・ユニットが射出口を塞ぐ形となる。 シールド シールド・アーマーと呼称する資料もみられる。ミノフスキークラフトを兼ねる。サイコガンダム同様、MF形態では上下二分割されるが、MS形態でも結合せずに両肩部側面に装着が可能で、これを再現したイラストや立体物もある。なお、プルツーはMFからMSに変形する際にパージしている。 Iフィールド 戦艦の主砲を弾くバリアを展開可能。 劇中での活躍 テレビ版『機動戦士Ζガンダム』では第48話に登場。パイロットは強化人間のロザミア・バダムで、彼女に刷り込み操作で兄と思わせてあるゲーツ・キャパがバウンド・ドックで随伴して指示を出すが、彼女の精神状態は不安定になっており、指示を受け付けずにはぐれてしまう。シールドはミノフスキー・クラフトの調整が間に合わず、未装備となったためにMF形態への変形はできず、終始MS形態のままで戦闘をおこなう。また、ロザミアの精神不安定によりレフレクター・ビットやビーム・ソードといったサイコミュ兵装は使われていない。Ζガンダムで交戦するカミーユ・ビダンは、自分を兄と思わせて戦いを止めさせようとするも失敗したため、ビームを乱射しながらアーガマに迫る本機の頭部コックピットをやむなく狙撃し、胸部も誘爆している。なお、劇場版ではこのエピソードはカットされているため、本機は登場しない。また、小説版では名称が「サイコガンダムII」になっており、アクシズでの戦闘で離脱した後にグリプス2での戦闘で意識が協調したカミーユをかばい、ゲーツのバウンド・ドックと相討ちになる。 アニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』では、ネオ・ジオン軍に回収された機体に強化人間プルツーが搭乗する(この時、初めてモビルフォートレス形態が登場する)。しかし、本機にはロザミアの癖が残っており、それに対してプルツーは不快感を示すもののこれを一蹴し、レフレクター・ビットによる防御と攻撃を自在にこなすなど、本機の能力を存分に引き出している。コロニー落着後のダブリンでアーガマ隊を急襲し、エルピー・プルのキュベレイMk-IIやジュドー・アーシタのΖΖガンダムと交戦すると、キュベレイMk-IIの攻撃を封じたり、ΖΖガンダムのダブル・ビーム・ライフルを無効化するなど、猛威を振るう。キュベレイMk-IIの特攻で装甲にダメージを被るも、その攻撃力は衰えなかった。最後はΖΖガンダムのハイパービームサーベルによって撃破され、プルツーは頭部を分離させて脱出する。なお、小説版ではアムロ・レイのシュツルム・ディアスによって撃墜される。 SFC用ソフト『SD機動戦士ガンダム2』の2人用モード全5ステージのうち、最終ステージ5の最終ボスは本機である。 漫画『機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ』では、「デビルズ・ネスト」に秘匿されていた、初期型のナイトロシステムを搭載した機体が登場する。サイコガンダムとともに圧倒的な力を見せつけるが、ブレイア・リュード少尉が搭乗するガンダムデルタカイのハイ・メガ・キャノンによって撃破される。 漫画『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-』では、宇宙世紀0091年に火星のジオン残党である「レジオン」のオリンポス山火口基地で作業用重機として改造された機体が登場する。全身のビーム砲は取り外され、右肩にバケットホイールエクスカベーターのようなアームを介した複数のバケット付きホイールが取り付けられている。10月の「輝ける星」作戦の際に、火口基地で強制労働させられていたもうひとつのジオン残党「ジオンマーズ」のチェスターJr.部隊の蜂起とともに奪取され、強化人間人格OS "BUNNyS" および疑似人格コンピューター・システムと戦闘プログラムをインストールし、さらにクローン強化人間であるマーキュリーが搭乗してBUNNySの憑代となることで、巨体とは思えない運動性を発揮する。強化人間部隊である「新生PG部隊」のハイザック飛行型を格闘戦のみで次々と撃破し、アリス親衛隊のグロリア・ザビが搭乗するガンダムTR-6[フライルーII]をも大破させるが、アリシア・ザビのリハイゼと多数の[フライルーII]部隊による一斉射を浴びせられ、沈黙する。 名称 本機の設定画での名称は「サイコガンダムMk-III」とされており、側頭部にも"PSYCO-GUNDAM MK-3"と記されている。『月刊ニュータイプ』1986年1月号でもこれを踏襲し、「Mk-II」は第35-36話でフォウが搭乗した機体、すなわちサイコガンダム2号機であるとされた。 しかし、同時期に発行された『模型情報』1986年1月号では「サイコガンダムMK-II」と表記しており、その後は「Mk-II」に表記が統一され、アニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』劇中でも「サイコガンダム・マーク・ツー」と呼ばれる。なお、小説版『Ζガンダム』では「サイコガンダムII」と表記される。
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