エヴォリューション

実用日本語表現辞典

evolution

別表記：エボリューション、エヴォリューション

「evolution」とは、進化・発展・進展のことを意味する英語表現である。

「evolution」とは・「evolution」の意味

「evolution」とは英語の名詞で、主に「進化」「発展」「進展」「展開」「発達」「進化論」といった意味である。また機械などの「旋転」、ダンス・体操などの「旋回」、ガス・熱などの「放出」「発生」、軍隊の「起動演習」といった意味をも持つ。複数形は「evolutions」と表記される。「evolution」の派生語として、「発達させる」「進化させる」といった意味の動詞「evolve」、「進化による」「進化論の」といった意味の形容詞「evolutionary」、「進化的に」という意味の副詞「evolutionally」がある。

「evolution」の発音・読み方

「evolution」の発音記号は、「èvəlúːʃən」と表記される。「evolution」の読み方はカタカナで、「エヴォリューション」と表記される。「エヴォリューション」の「リュ」にアクセントを付けて発音する。

「evolution」の略語

「evolution」の略語は「Evol.」と表記される。

「evolution」の語源・由来

「evolution」の語源は、「回転する」「ころがる」といった意味のラテン語の動詞「evolvere」から来ている。「evolvere」を名詞化したラテン語が「evolutio」であり、17世紀初頭に英語の「evolution」となった。元来「evolution」は動きを表す「展開」「旋回」といった意味であったが、ダーウィンにより「進化」という言葉が定着していった。

「evolution」と「revolution」の違い

「revolution」とは英語の名詞で、「革命」「回転運動」といった意味を持つ。「revolution」には急速に物事をひっくり返すニュアンスが、「evolution」には時間をかけて物事を発達させるニュアンスがある。

「evolution」の類語

「evolution」の類語として、「progress（進歩）」「development（発達）」「progression（進行）」「expansion（拡張）」「growth（成長）」が挙げられる。

「evolution」の対義語

「evolution」の対義語として、「devolution（退化）」「regression（回帰）」「retrogression（後退）」「decline（衰退）」「degradation（劣化）」が挙げられる。

「√EVOLUTION（S.E.Mの曲）」とは

「√EVOLUTION（S.E.Mの曲）」とは、ソーシャルゲーム「アイドルマスターSideM」に登場するユニット「S.E.M（硲道夫・舞田類・山下次郎）」の楽曲である。2020年3月18日にリリースされたアルバム作品「THE IDOLM@STER SideM 5th ANNIVERSARY DISC 04 FRAME＆S.E.M＆Legenders」に「√EVOLUTION」は収録されている。作詞は松井洋平、作曲・編曲は折倉俊則が手掛けている。

「Evolution（グループウェア）」とは

「Evolution（グループウェア）」とは、GNOMEが開発した個人情報を管理するためのソフトウェア、ならびにグループウェアである。メールクライアント・カレンダー・アドレス管理機能などが搭載され、グループでの共同作業を効率的に行うことが可能となる。

「Evolution（プロレス団体）」とは

「Evolution（プロレス団体）」とは、2013年7月に発足した「全日本プロレス」で活動するプロレスのユニットである。前身のユニット「ラスト・レボリューション」のメンバー「諏訪魔」と「ジョー・ドーリング」により結成され、以降メンバーを入れ替えながら活動している。また「諏訪魔」と「石川修司」がプロデューサーを務める女子プロレス運営会社も「Evolution」である。「Evolution」は全日本プロレスと業務提携を結び、女子プロレスを育成している。

「Evolution（仮面ライダー）」とは

「Evolution（仮面ライダー）」とは、2017年から2018年に放映された特撮テレビドラマ「仮面ライダービルド」にて流れる挿入歌である。「ats-,清水武仁&渡辺徹Feat.AXL21」がボーカルを務めた「Evolution」は、「仮面ライダービルド」に登場する「仮面ライダーエボル」のテーマソングでもある。

「evolution」を含むその他の用語の解説

「GUNDAM EVOLUTION」とは

「バンダイナムコオンライン」が開発した、ガンダムシリーズを扱ったFPSゲームである。基本プレイは無料で、6対6に分かれてチーム戦を行う。種目は3種類あり、それぞれの勝利条件を目指して競う。

「evolution」の使い方・例文

「evolution」の使い方として、以下の例文が挙げられる。

・The evolution of smartphones has been remarkable year by year.（スマートフォンの進化は年々目覚ましいものがあります）
・I am very curious about the future evolution of the drama.（私はドラマの今後の展開がとても気になります）
・There are still a certain number of people in America who deny the theory of evolution.（アメリカには進化論を否定する人が今でも一定数います）
・Be careful of evolution of gas.（ガスの発生に注意してください)

（2023年3月7日更新）

エヴォリューション

英語：evolution

「エヴォリューション」とは・「エヴォリューション」の意味

エヴォリューションは「進化」「発展」「展開」を意味する言葉で、そこから派生してチャールズ・ダーウィンの「進化論」を表す場合にも使用される。英語の綴りは「evolution」である。

進化、発展、展開が意味するところより、進んだ先が良い結果になるというニュアンスをもつ。同じく変化を表す言葉に「レボリューション（revolution）」があるが、明確にわけて使用される。レボリューションは「大変革」「革命」を指しており、急激に変わって行く様を表す。それに対しエヴォリューションは、ゆっくりと時間をかけ変化していく様を表す際に使用される。

進化のことを現在のようにエヴォリューションと表すようになったきっかけは、イギリスの社会学者ハーバート・スペンサーだとされている。スペンサーは、「進化論」で有名なチャールズ・ダーウィンより以前から生物や宇宙、社会などすべてのものは進化していくと主張しており、彼が使用したことで広く普及することとなった。ダーウィンは「種の起源」で進化を意味する言葉として「世代を越えて伝わる変化（decent with modification）」をよく使用したがこの表現が広まることはなく、第6版ではエヴォリューションも使用するようになった。

エヴォリューションが指すその意味から、日本ではさまざまな商品や団体の名前、映画、楽曲名に使用されることが多い。三菱自動車の「ランサーエヴォリューション」は、「ランサー」をベースにより進化した戦闘力の高いモデルを、という想いで生み出された。固有名詞+エヴォリューションでは「～エボ」と略される場合が多い。例えばランサーエヴォリューションの略称は「ランエボ」、ガンダムシリーズを題材としたシューティングゲーム「ガンダムエヴォリューション」の略称は「ガンエボ」とされる。

「エヴォリューション」の語源・由来

エヴォリューションは「回転する、展開する」、「巻物のような書物を広げる」を意味する「evolve」が語源であり、そのさらなる原義はラテン語に由来する。evolveはラテン語で「～の外の、～から」を指す「ex」と、「回る、転がる」を指す「volve」で成り立ち、「外に転がす」から「外に広げる、展開する」、「発展、進化する」へと意味が広がりをもっていった。動詞であるevolveに「tion」がつくことで名詞化されevolutionとなる。

「エヴォリューション」の熟語・言い回し

エヴォリューションバーストとは

日本のアニメ「遊戯王GX」の作中で展開されるカードゲームバトルで使用されるカードの一枚。アニメ内で丸藤亮（カイザー亮）というキャラクターが使用する機械族・光属性の効果モンスター「サイバー・ドラゴン」専用のサポートカード。魔法カードとして「遊戯王オフィシャルカードゲーム」にも収録されている。自分のフィールド上にサイバー・ドラゴンが存在していることを発動の条件とし、相手のフィールド上のカードを種類を問わず1枚選んで破壊することができる。エヴォリューションバーストを発動するターンではサイバー・ドラゴンは攻撃することができず、すでにサイバー・ドラゴンが攻撃を行っているターンでは、エヴォリューション・バーストを発動することはできない。

「エヴォリューション」の使い方・例文

・「生物のエヴォリューションに興味があり研究している」
・「人類はこの先どのようなエヴォリューションを遂げるのだろうか」
・「常に自分をエヴォリューションさせていきたいと意識している」
・「時代の変化に合わせて会社もエヴォリューションしていかなければならない」
・「彼らは会社のエヴォリューションに大きく貢献した」
・「より進化したこの商品の名前にはエヴォリューションを入れよう」
・「名前にエヴォリューションが入る団体は進化を意識しているイメージがあり好感がもてる」
・「前作が好評だったあのゲームの第二弾は名前にエヴォリューションが入っていて、さらにおもしろくなったと期待できる」
・「ゆっくりと時間をかけて変化した様を表したいので、レボリューションではなくエヴォリューションを使おう」
・「あの分野はまだまだエヴォリューションしていくだろう」

（2022年12月5日更新）

デジタル大辞泉

エボリューション【evolution】

読み方：えぼりゅーしょん

進化。

ウィキペディア

エボリューション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/11/30 02:53 UTC 版)

エボリューション（evolution）は、英語で進化などの意味。 アメリカ英語でエヴルーシュン(ɛvəluːʃən)、イギリス英語でイヴルーシュン(ivəluːʃən)になる。