いな‐ご【稲子/×蝗】
イナゴ株式会社
蠜
稲子
蝗
螽
稲子
蝗
螽
イナゴ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/09 22:22 UTC 版)
イナゴ(蝗、稲子、螽)は、直翅目・バッタ亜目・バッタ科(Acrididae)のうち、イナゴ亜科(Oxyinae)などに属する種の総称。狭義にはイナゴ属(Oxya)に属する種の総称[1]。稲を食べる害虫とされると同時に長野県伊那谷や群馬県など海産物が少ない山間地では水田から得られる重要なタンパク源として食用にもされた[2]。
- ^ イナゴとは
- ^ a b c “いなごの佃煮 長野県 | うちの郷土料理:農林水産省”. www.maff.go.jp. 2023年2月23日閲覧。
- ^ 文一総合出版『ポケット図鑑 日本の昆虫1400 ①チョウ・バッタ・セミ』159頁
- ^ 村井貴史・伊藤ふくお(2011)『バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑』北海道大学出版 348頁
- ^ 『信州の民間薬』全212頁中79頁医療タイムス社昭和46年12月10日発行信濃生薬研究会林兼道編集
- ^ 『美食三昧―ロートレックの料理書』(座右宝刊行会)『ロートレックの料理法』(美術公論社)として翻訳されている。
- ^ ヨハネが活動を開始した時、荒野でイナゴと野蜜を食べていたことから。
- ^ 時事ドットコム:イナゴ調味料いかが?=しょうゆ風、評判上々-和歌山のNPO代表開発
- ^ H.E.エヴァンズ,日高敏隆訳,虫の惑星,1968,早川書房
- ^ 今井秀周「殷代の蝗」『東海学院大学紀要』第6巻、東海学院大学、2013年3月、203-215頁。
- ^ 池内長良『享保17(1732)年の蝗害に伴なう西南日本の作柄分布』地理科学学会、1994年。doi:10.20630/chirikagaku.49.4_213 。2020年4月9日閲覧。
- ^ 『レビ記(口語訳)#第11章』。ウィキソースより閲覧。
- ^ “LOCUST”. International Standard Bible Encyclopedia. bible-history.com - ISBE (1915年). 2007年7月13日閲覧。
- 1 イナゴとは
- 2 イナゴの概要
- 3 日本文学におけるイナゴ
- 4 外部リンク
イナゴ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 09:05 UTC 版)
大量に採りやすいため、日本を含む各国で食用にされている。日本ではコバネイナゴが多い。日本では、醤油・砂糖などで甘辛く煮付けるいなごの佃煮とすることが多いが、中国やタイでは素揚げとする。中国雲南省のケラオ族やハニ族は、初夏に総出で稲田に出て、イナゴやバッタを捕まえて食べ、五穀豊穣を祈る祭りを行っている。古代メソポタミアではイナゴやバッタで魚醤に似た醗酵調味料を作っていた。新約聖書では洗礼者ヨハネが常食したという記述がある(イナゴマメの果実キャロブであるとする説もある)。また、ユダヤ教の教義では多くの生物を「不浄な生き物」として生け贄や食用にすることを禁忌としているが、昆虫の中ではイナゴを含むバッタ類に限っては、この「不浄な生き物」としていない(カシュルートを参照)。
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