Flock Flockの概要

Flock

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/01 14:25 UTC 版)

Flock
Flock 1.2.3のスクリーンショット(GTK+/X11
開発元 Flock, Inc.
初版 2005年4月11日 (2005-04-11)[1]
最新版
3.5.3
2.6.1[2] / 2011年2月3日
プログラミング
言語
C++, XUL, XBL, JavaScript
使用エンジン Gecko(2.0系)/WebKit(3.0系)
対応OS Windows/Mac OS/Linux/FreeBSD
プラットフォーム クロスプラットフォーム
サポート状況 終了
種別 ウェブブラウザ
ライセンス GPL, MPL/GPL/LGPL
公式サイト www.flock.com
テンプレートを表示

概要

Flockは、the social browserを名乗っており、通常のウェブブラウザの機能の他にソーシャルネットワークや特定のウェブサイトと結び付いた様々な機能を持っている。これにより、ウェブブラウザ上からFacebookMyspaceTwitterBloggerBeboなどのSNSブログに投稿したり、YouTubeFlickrPicasaなどに写真や動画をアップロードする、Yahoo!メールGmailDiggなどのWebメールやニュースを読むことができ、またログイン・ログアウトがサイドバーで簡単にできるようになっている。

Flockが公開された当初はMozilla Firefoxソースコードを利用したウェブブラウザで、そのソースコードの特性にしたがって、WindowsMac OSLinux上で動作するウェブブラウザであったが、その後Mozilla Firefoxベースの開発は2.6.1(Firefox 3.0.19相当)で終了し、バージョン3.0以降からは、Mozilla FirefoxではなくGoogle Chromeのオープンソース版であるChromiumベースに変更された[3]

言語としては主に英語などの多言語がサポートされており、2008年7月14日にバージョン1.2.3から日本語版も公開された[4]

マイクロソフトがヨーロッパにて競争法違反で訴えられていたが、これに関連して2010年、欧州経済領域Microsoft Windowsユーザーに対して選択肢として12のウェブブラウザを提示することとした。この中に Flock が含まれている[5]

開発の終焉

2011年4月12日に公開が停止され、4月26日にサポートを終了することが発表された[6]。Flock, Incはブラウザの乗り換えとしてFirefoxやGoogle Chromeに乗り換えることを推奨した。

開発終了発表後、Flock, Incのウェブサイトに"The rumors of my death have been greatly exaggerated." (私の死の噂が大幅に誇張されている。)とマーク・トウェインの言葉を引用する形で開発再開をにおわす言葉が記載された[いつまで?][7]


  1. ^ Start-up wants to improve on Firefox
  2. ^ ただし、英語版 (en-US) を除く多くの各言語版は2.0.3までしか公開されていない
  3. ^ Flock Browser - Powered By Chromium” (英語). beta.flock.com (2010年). 2010年10月22日閲覧。
  4. ^ ソーシャルウェブブラウザ「Flock」、日本語版公開(CNET Japan 2008年7月15日記事)
  5. ^ BBC, Microsoft offers browser choices to Europeans, 1 March 2010
  6. ^ ソーシャルブラウザ「Flock」が終了ITmedia 2011年4月13日
  7. ^ 2013年10月現在白紙
  8. ^ Flock 1.1 is coming soon(Flok開発者公式ブログ 2008年1月24日)[リンク切れ]
  9. ^ Flock 1.2 Beta gives more reason to love this browser(Flok開発者公式ブログ 2008年3月19日)[リンク切れ]
  10. ^ Flock 2.0, Out Of Beta And Ready To Rock(Flok開発者公式ブログ 2008年10月14日)[リンク切れ]
  11. ^ Yahoo!が開発した規格でブログだけでなく写真や動画などのマルチメディアコンテンツを配信することができる。
  12. ^ Flock 2.5 Release Notes (Flock 2.5 Release Notes)[リンク切れ]
  13. ^ Flock 2.5.5 Release Notes (Flock 2.5.5 Release Notes)[リンク切れ]
  14. ^ ソーシャルゲームのZynga、ソーシャルブラウザのFlock買収(ITmedia 2011年1月7日)


「Flock」の続きの解説一覧

F-Lock

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/10 11:42 UTC 版)

F-Lock(エフロック)キーは、マイクロソフトが2001年に導入したキー[1]で、ファンクションキーの状態を切り替えるのに使用する。F-Lockがオンのとき、F1からF12のファンクションキーは、使用しているアプリケーションによって定義された役割で動作する。オフのとき、それとは違う別の役割として動作する。例えば、F5には「開く(Open)」、F10には「スペルチェック(spell)」が割り当てられている。初期のモデルでは、PCの再起動やキーボードリセットでF-Lockの状態がオフに戻ったが、後のモデルでは再起動後もF-Lockの状態を保持するようになった。




  1. ^ Yong Shu Chiang (2001年10月16日). “Microsoft Office Keyboard”. CNET Asia. 2008年11月21日閲覧。
  2. ^ http://www.udolpho.com/weblog/?id=00582 など
  3. ^ Jason Tsang. “Microsoft Keyboards - F Lock Key”. 2008年11月21日閲覧。
  4. ^ Fn キー/F Lock キー/代替コマンド キーの使用方法”. マイクロソフト. 2020年3月10日閲覧。


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