静岡県 人口

静岡県

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/11 15:13 UTC 版)

人口

静岡県の人口は2007年12月の379万7,333人をピークに減り続けており、2022年2月には人口が360万人を下回った[30]

地域別に見ると特に伊豆半島地域の減少が激しいが、政令指定都市である静岡市や浜松市も人口減少に悩まされており、就職や進学に伴い東京圏に多くの若者が流出している[31]。人口減少を背景に県内では空き家が増え続けているため、静岡県は空き家への引っ越しに補助を2022年度に設ける方針を固めた[32]

川勝平太知事は360万人割れを受け、「今こそ東京一極集中の時代から地方活躍の静岡時代へと転換を図るチャンスと捉え、魅力あふれる地域を創生し、人口減少の克服に向けて全力で取り組む」とコメントしている[33]

人口減少が続けば鉄道や小売、自動車販売といった経済活動にも影響を及ぼすため、静岡鉄道のような民間企業も県内への移住事業を本格化させている[33]

静岡県市町村人口増減率分布図(2005年度と2010年度国勢調査から算出)
静岡県と全国の年齢別人口分布(2005年) 静岡県の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 静岡県
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

静岡県の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

都市

静岡県内 市別人口ランキング
県内順位 都市 地域区分 人口 県内順位 都市 地域区分 人口
1 浜松市 西部(遠江) 778,158人 6 藤枝市 中部(駿河) 137,814人
2 静岡市 中部(駿河) 674,801人 7 焼津市 中部(駿河) 133,956人
3 富士市 東部(駿河) 240,734人 8 富士宮市 東部(駿河) 124,540人
4 沼津市 東部(駿河) 183,054人 9 掛川市 西部(遠江) 113,061人
5 磐田市 西部(遠江) 163,630人 10 三島市 伊豆(伊豆) 104,550人
推計人口 2024年3月1日
静岡県内市別人口密度ランキング(推計人口 2024年3月1日)
  1. 焼津市(1,905.49人/km2
  2. 三島市(1,685.75人/km2
  3. 沼津市(979.84人/km2
  4. 磐田市(1,001.1人/km2
  5. 富士市(982.79人/km2

静岡県内市町別人口・面積・人口密度

人口・面積・人口密度
自治体 コード 人口
(人)
面積
(km2
人口密度
(人/km2
静岡市 221007 674,801 1,411.93 477.93
浜松市 221309 778,158 1,558.11 499.42
沼津市 222038 183,054 186.82 979.84
熱海市 222054 31,836 61.77 515.4
三島市 222062 104,550 62.02 1,685.75
富士宮市 222071 124,540 389.08 320.09
伊東市 222089 62,859 124.02 506.85
島田市 222097 93,327 315.70 295.62
富士市 222101 240,734 244.95 982.79
磐田市 222119 163,630 163.45 1,001.1
焼津市 222127 133,956 70.30 1,905.49
掛川市 222135 113,061 265.69 425.54
藤枝市 222143 137,814 194.06 710.16
御殿場市 222151 82,858 194.90 425.13
袋井市 222160 87,906 108.33 811.46
下田市 222194 18,859 104.38 180.68
裾野市 222208 48,634 138.12 352.11
湖西市 222216 56,495 86.56 652.67
伊豆市 222224 26,517 363.97 72.85
御前崎市 222232 29,498 65.57 449.87
菊川市 222241 46,960 94.19 498.57
伊豆の国市 222259 45,166 94.62 477.34
牧之原市 222267 41,518 111.69 371.73
東伊豆町 223018 10,857 77.82 139.51
河津町 223026 6,319 100.69 62.76
南伊豆町 223042 7,305 109.94 66.45
松崎町 223051 5,470 85.11 64.27
西伊豆町 223069 6,370 105.41 60.43
函南町 223255 35,779 65.16 549.09
清水町 223417 31,400 8.81 3,564.13
長泉町 223425 43,284 26.63 1,625.38
小山町 223441 17,672 135.74 130.19
吉田町 224243 28,612 20.73 1,380.22
川根本町 224294 5,512 496.88 11.09
森町 224618 16,640 133.91 124.26
推計人口 2024年3月1日

都市圏

総務省が定義する大都市圏として、静岡・浜松大都市圏及び関東大都市圏を有する。

都市雇用圏では、以下の都市圏を有する。

  1. 浜松都市圏人口1,102,829人、面積2,050.36km²、人口密度538人/km²。(2024年3月1日、推計人口
  2. 静岡都市圏人口1,039,898人、面積1,991.99km²、人口密度522人/km²。(2024年3月1日、推計人口
  3. 沼津都市圏人口469,750人、面積808.03km²、人口密度581人/km²。(2024年3月1日、推計人口
  4. 富士都市圏人口365,274人、面積634.03km²、人口密度576人/km²。(2024年3月1日、推計人口[注釈 10]
  5. 掛川都市圏人口189,519人、面積425.45km²、人口密度445人/km²。(2024年3月1日、推計人口
  6. 御殿場都市圏人口149,164人、面積468.76km²、人口密度318人/km²。(2024年3月1日、推計人口
  7. 島田都市圏人口95,529人、面積315.70km²、人口密度303人/km²。(2020年8月1日、推計人口

注釈

  1. ^ 1968年(昭和43年)8月26日制定
  2. ^ 1968年(昭和43年)8月6日制定
  3. ^ 海上を隔てて隣接。
  4. ^ 1965年(昭和40年)9月21日選定
  5. ^ 1964年(昭和39年)10月2日制定
  6. ^ 後に東京都に越境合併された伊豆諸島を含まない。
  7. ^ 日本の市の人口順位
  8. ^ この場合、東海3県を「中京」もしくは「中部」「愛三岐」などと表記。
  9. ^ (資料に学ぶ静岡県の歴史 2009, 関所と河川の徒渉)
  10. ^ 県外(山梨県)の南部町は除く。
  11. ^ 国の国内総生産順リスト (為替レート)
  12. ^ サイサングループ
  13. ^ a b c d e 静岡ガスグループ
  14. ^ 尚、朝日新聞は2019年4月1日、「静岡」に統一され、その他の新聞社も「静岡」で統一した。また、2021年10月1日、読売新聞は、「静岡」「東部・伊豆」を統合し、中東部・伊豆地方は「静岡」に変更された。
  15. ^ 会社自体は現存しており、現在は中部本社管内の新聞の配送のみに特化。

出典

  1. ^ a b 県の概要-県章・県旗”. 静岡県ホームページ. 2014年7月19日閲覧。
  2. ^ a b c 県の概要-県の鳥・花・木work=静岡県ホームページ”. 2014年7月19日閲覧。
  3. ^ 製造業合計(都道府県データランキング)”. 製造業合計(都道府県データランキング). 2020年10月11日閲覧。
  4. ^ kanenshiryou3-2”. 2020年10月11日閲覧。
  5. ^ 静岡県/Myしずおか日本一一覧表”. www.pref.shizuoka.jp. 2020年12月10日閲覧。
  6. ^ 静岡県/6次産業化の推進”. www.pref.shizuoka.jp. 2020年12月10日閲覧。
  7. ^ 静岡県の人口減少対策への提言”. 人口減少問題に関する有識者会議. 2020年12月11日閲覧。
  8. ^ H30観光交流客数の動向冊子(校正版)”. 静岡県文化・観光部観光交流局、観光政策課. 2020年11月23日閲覧。
  9. ^ 静岡県 市区町村の役所・役場及び東西南北端点の経度緯度(世界測地系) 国土地理院(2018年5月2日閲覧)
  10. ^ 我が国の人口重心 -平成27年国勢調査結果から- 総務省(2018年5月2日閲覧)
  11. ^ 都道府県別森林率”. 林野庁. 2020年10月13日閲覧。
  12. ^ 岳南地域(読み)がくなんちいきコトバンク
  13. ^ a b 県の概要-県の成り立ち”. 静岡県. 2020年10月16日閲覧。
  14. ^ 「静岡の由来」碑について”. 静岡市. 2020年10月16日閲覧。
  15. ^ 本多隆成 et al. 1998, pp. 10–11, 荒木敏夫「静岡県の夜明けと律令体制の成立」.
  16. ^ 本多隆成 et al. 1998, pp. 12–15, 荒木敏夫「静岡県の夜明けと律令体制の成立」.
  17. ^ 資料に学ぶ静岡県の歴史 2009, p. 18, 白村江の戦いと廬原氏 ~ヤマト政権と国造~.
  18. ^ 本多隆成 et al. 1998, pp. 40–43, 荒木敏夫「静岡県の夜明けと律令体制の成立」.
  19. ^ 富士山世界文化遺産登録推進両県合同会議/富士山を世界遺産にする国民会議 発行 『富士山 信仰と芸術の源』 小学館 2009年 p84
  20. ^ 資料に学ぶ静岡県の歴史 2009, p. 16, ヤマトタケルの伝承とヤマト政権の東海支配.
  21. ^ 資料に学ぶ静岡県の歴史 2009, 江・駿河・伊豆三国の郡と郷.
  22. ^ 本多隆成 et al. 1998, pp. 66–68, 杉橋隆夫「地域の武士社会と政権」.
  23. ^ 資料に学ぶ静岡県の歴史 2009, 貴族が流された国伊豆.
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  25. ^ 資料に学ぶ静岡県の歴史 2009, 近世概説.
  26. ^ 資料に学ぶ静岡県の歴史 2009, 駿府から発信された幕府政治.
  27. ^ 資料に学ぶ静岡県の歴史 2009, ゴールドラッシュの伊豆、幾たびか.
  28. ^ 資料に学ぶ静岡県の歴史 2009, 天保飢饉から幕末の混乱へ ~天保7年の志太郡・益津郡の打ちこわしからみえるもの~.
  29. ^ 資料に学ぶ静岡県の歴史 2009, 関連年表.
  30. ^ 静岡新聞社. “静岡県の人口 360万人割る 減少に歯止めかからず|あなたの静岡新聞|深堀り情報まとめ〈知っとこ〉”. www.at-s.com. 2022年5月31日閲覧。
  31. ^ 政令市でも若者の流出が続く「静岡と浜松」の苦悩 | 街・住まい”. 東洋経済オンライン (2021年9月27日). 2022年5月31日閲覧。
  32. ^ 静岡新聞社. “加速する人口減少 静岡県の施策は?|あなたの静岡新聞|深堀り情報まとめ〈知っとこ〉”. www.at-s.com. 2022年5月31日閲覧。
  33. ^ a b 静岡新聞社. “静岡県の人口 360万人割る 減少に歯止めかからず|あなたの静岡新聞|深堀り情報まとめ〈知っとこ〉”. www.at-s.com. 2022年5月31日閲覧。
  34. ^ 静岡県 / 応援していただきたい施策の紹介
  35. ^ 川勝平太著『富国有徳論』(B6)紀伊國屋書店、1995年9月。ISBN 9784314006910 
    対談部分を除く出版元を変え再版 -- 川勝平太著『富国有徳論』(文庫)中央公論新社中公文庫〉、2000年1月25日。ISBN 9784122035713 
  36. ^ お米の消費日本一の静岡で開催する「お米日本一コンテスト」参加募集”. 共同通信PRワイヤー (2004年8月3日). 2018年1月8日閲覧。
  37. ^ 静岡県 / ふじっぴー紹介
  38. ^ 地域別総生産及び所得 [1]
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  61. ^ メイド喫茶で映画『サイレントヒル』のナイショの話が聞けちゃった!! - ファミ通.com”. www.famitsu.com. 2018年7月13日閲覧。
  62. ^ 韓国・忠清南道と静岡県 友好協定を締結(聯合ニュース、2013/4/30)






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