綱渡り 綱渡りの概要

綱渡り

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 22:42 UTC 版)

綱渡り
一輪車を使った綱渡り

歴史

少なくとも古代ギリシアにまで遡り、当時は Funis Ambulare と呼ばれた。綱渡り芸を行う人間は、funambula と呼ばれた。

日本の奈良時代散楽の一つとして大陸から伝来した軽業の芸能。蜘蛛舞、雲舞とも呼ばれる[1][2]

分類

スラックライン
細いベルト状のラインと呼ばれる紐の上を渡る遊びで、バランス感覚や集中力などを鍛えるトレーニングにも使われる。
スカイウォーク
野外のビルや山の間などに張られたロープを渡る綱渡り
ハイワイヤ (Highwire)
基準はないが、通常より高く張られた縄の上を歩く場合を ハイワイヤ と呼ぶ。

小道具

手に持つものとして、、長い棒などがあげられる。乗り物として、一輪車自転車オートバイ手押し車などに乗る演目がある。

安全対策

綱の下に張られるセーフティーネット(安全網)、床で衝撃を吸収するマット、落ちても完全に落下しないようにする命綱を使用する場合があるが、それらを付けずに行う場合もある。

著名人

文化

綱渡りを命懸けやバランス感覚を求められる行為として比喩表現で使用される。また同様に英語でも walk on a tightrope (綱の上を歩く)、walking a tightrope という慣用句で使用される。また危険作業を、high wire act という。

2011年11月28日に、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)は、韓国の綱渡り(チュルタギ英語版)を人類無形遺産に登録した[3]

関連項目

  • サーカス
  • 懸垂下降 - ロープを垂らして人間が降りる下降技術について。
  • ヤジロベエ(弥次郎兵衛) - 棒の先端でバランスをとって、少しの衝撃を与えても直立し続けようとする人形
  • 特別救助隊 - 空中に張られたロープ間を渡るロープブリッジ渡過を行う。
  • ジップライン - 空中に張られたロープを器具を使って移動する。
  • 平均台

  1. ^ 蜘蛛舞(コトバンク)
  2. ^ 蜘舞 コトバンク 世界大百科事典内の軽業より
  3. ^ テッキョン、綱渡り、韓山苧麻が「人類無形遺産」に登録 상세보기”. overseas.mofa.go.kr. 2022年7月14日閲覧。


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