売文社 売文社の概要

売文社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/17 17:19 UTC 版)

売文社の会員

大杉栄荒畑寒村高畠素之山川均橋浦時雄和田久太郎白柳秀湖山口孤剣などが参加した。機関誌に『へちまの花』と、それを改題した『新社会』がある。

1918年、堺らと高畠らの内部対立のために解散した[2]

出版物

編集社として他出版社から出版した書籍もある。

  • 1917年には京橋堂から、三宅雪嶺高山樗牛、近松巣林子、曲亭馬琴徳富蘇峰国木田独歩樋口一葉、他国外作家の美辞名句集のシリーズを出版した。
  • 1919年には『労働問題叢書』を文雅堂から出版。
  • 1920年にはセシル・フェアフィールド・ラベル『国民生活の改造』(Reconstruction and National Life)を敬文堂書店から出版。
  • 堺利彦が死去し、売文社も消滅した後の1948年には、売文社を名乗る東京都千代田区の出版社(発行者藤田興次)から堺利彦『社会主義大意』が出版されている[3]

参照

  • 川口武彦『日本マルクス主義の源流-堺利彦と山川均』、ありえす書房、1983年4月
  • 川口武彦『堺利彦の生涯』下、社会主義協会出版局、1993年2月

  1. ^ 『売文集』「序(売文社の記)」堺利彦全集第4巻、法律文化社、1971年
  2. ^ 日本の非共産党マルクス主義者 小山弘健・岸本英太郎編著
  3. ^ 『社会主義大意』奥付


「売文社」の続きの解説一覧




売文社と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「売文社」の関連用語

売文社のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



売文社のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの売文社 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS