下館羽黒神社 歴史

下館羽黒神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/07 05:52 UTC 版)

歴史

1481年文明13年)、下館城城主水谷勝氏が領内の安泰を祈願して出羽三山から羽黒権現を勧請したことにはじまる。

勝氏は他に領内4つの村(現在の同市稲野辺、岡芹、外塚、下岡崎)にも羽黒神社を建立した。このうち稲野辺のものは現在は竹島神社と呼ばれ、岡芹のものは上羽黒神社と呼ばれる[1]

さらに、6代・水谷正村が領地を広げて久下田城(今の栃木県真岡市)を築城。その周辺にあたる、今の筑西市口戸と真岡市大根田の2ヶ所に羽黒神社を建立し、それらが合わせて「下館七羽黒」と呼ばれるようになった[1]

境内周辺は旧下館城下町の中心で、現在遊具がある南側の広場には昭和期まで下館町役場が置かれていた。

境内社

  • 愛宕神社 - かつてこの神社近辺に存在した西郷谷村(にしごやむら)の鎮守。羽黒神社より早い時期からこの地にあった。
    • 下館市街地の稲荷町にて大火が発生したのち、稲荷町にある稲荷神社にこの愛宕神社の分霊が祀られ田中稲荷愛宕神社となった
  • 日限天神社 - 祭神は菅原道真

その他

  • 毎年7月下旬に筑西市下館地区の市街地にて行われる下館祇園祭はこの神社の例祭であり、大神輿などで有名である。詳しくは同項目を参照のこと。
  • 本殿・愛宕明神立像・絵馬・大袖鎧は県指定有形文化財である。
  • 第4回沖縄国際映画祭における企画「地域発信型プロジェクト」に筑西市が選定され、2012年公開の映画『またいつか夏に。』のロケーション場所となった。

アクセス

脚注

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