プロメタジン 用法・用量

プロメタジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/28 14:46 UTC 版)

用法・用量

通常、成人にはプロメタジンとして、5〜25mgを1日1〜3回分割経口投与する。振戦麻痺、パーキンソニズムには、プロメタジンとして1日、25〜200mg適宜分割経口投与する。

禁忌

強い抗コリン作用を持つため、下記の患者への投与は禁忌である。

  • 閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させる恐れがある。]
  • 前立腺肥大等下部尿路の閉塞性疾患のある患者[排尿困難を悪化させることがある。]

副作用など

重大な副作用としては、悪性症候群が知られている。

また、制吐作用を有するため、他の薬剤による中毒、頭蓋内占拠性病変による嘔吐症を不顕在化することもある。

関連項目

参考文献

  • 伊藤勝昭ほか編集 『新獣医薬理学 第二版』 近代出版 2004年 ISBN 4-87402-101-8
  • 山口登 et al. 『こころの治療薬ハンドブック』 星和書店 2014年 ISBN 978-4-7911-0864-0
  • Adam K et al. The hypnotic effects of an antihistamine; Promethazin. Br J Clin Pharmc 22: 715-717, 1986

  1. ^ a b 気分障害のガイドライン作成委員会 著、厚生労働科学研究班; 日本睡眠学会ワーキンググループ 編『睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン ー 出口を見据えた不眠医療マニュアル』(pdf)(レポート)(2013年10月22日 改訂版(医療従事者向けの記述が削除された版))日本うつ病学会 気分障害のガイドライン作成委員会、2013年10月22日、Q13 および Q28http://www.jssr.jp/data/pdf/suiminyaku-guideline.pdf2024年2月1日閲覧 
  2. ^ 鼻アレルギー診療ガイドライン作成委員会『鼻アレルギー診療ガイドライン2013年版―通年性鼻炎と花粉症』(改訂第7版)ライフサイエンス、2013年1月、41-42頁。ISBN 978-4898014363 
  3. ^ 今井博久(編集)、福島紀子(編集)『これだけは気をつけたい高齢者への薬剤処方』医学書院、2014年4月、220-223頁。ISBN 978-4-260-01202-7 


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