ナミエガエル ナミエガエルの概要

ナミエガエル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/22 20:04 UTC 版)

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ナミエガエル
ナミエガエル Limnonectes namiyei
保全状況評価[1]
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 両生綱 Amphibia
: 無尾目 Anura
: ヌマガエル科 Dicroglossidae
: クールガエル属 Limnonectes
: ナミエガエル L. namiyei
学名
Limnonectes namiyei (Stejneger1901)
シノニム
英名
Namiye's frog

分布

日本沖縄島北部)固有種

形態

体長オス7.9-11.7cm、メス7.2-9.1cm。メスよりもオスの方が大型になる。体形は太い。吻端は突出せず、鼓膜は皮下に埋もれる。背面の色彩は褐色で、暗褐色の斑紋が点在する。腹面の色彩は白く、暗色の不規則な斑紋が入る。

瞳孔菱形で、赤い。後肢の趾の間には水掻きが発達する。指趾の先端は丸く膨らむ。

オスは頭部が大型で、下顎の牙状突起がより顕著。

生態

山地にある常緑広葉樹林内を流れる渓流の周辺に生息する。半水棲。夜行性で、昼間は岩の隙間などで休む。

食性は動物食で、昆虫甲殻類ミミズなどを食べる。水中でも採食を行う。

繁殖形態は卵生。4-6月に渓流内の水深の浅い場所や湧水溜りなどに卵を産む。幼生は6-8月に変態し、幼体になる。生後3-4年で性成熟するとされる。

人間との関係

生息地では食用や薬用とされていたこともある。現在は沖縄県天然記念物のため、捕獲および流通は禁止されている。

開発による生息地の減少を受け、生息数は減少している。

2016年に、種の保存法により国内希少野生動植物種に指定されている[2]

絶滅危惧IB類 (EN)環境省レッドリスト




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