オーランド・ブルーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/04 04:52 UTC 版)
人物
自分自身の生活を大切にするように心がけていると語っており[24]、現在でもアメリカではなくイングランドのロンドンに生活の場を置いている[25]。『キングダム・オブ・ヘブン』の撮影で訪れたモロッコで雑種犬を拾い、「SIDI」と名付けて自宅で飼っている[26]。
イングランド国教会で育ったものの、幼少期にディスレクシアに悩まされ、聖書の朗読などで改善を試みたという。2010年には、ロックフェラー大学で行われた『The Annual Adam Jeffery Katz Memorial Lecture Series』という学習障害・ADHD(注意欠陥多動障害)の認知を広めるためのレクチャーに登壇し、自身の経験を語っている[27]。現在でも失読症のため台詞を覚えるのが困難であることも明かしている[28]。
2004年、以前から興味を抱いてきた仏教に改宗し、創価学会の国際組織の一つであるイギリスSGIに入会した[29]。その直後、ザ・サンなどのタブロイド紙においてこの話題を興味本位に取り上げられたが、しばらくは改宗について公にすることはなく、2007年になって初めて雑誌「Details」のインタビューで公表した[30]。自身のInstagramでもSGI会長である池田大作の言葉をしばしば引用している[31][32]。2019年にはアメリカSGIの公式YouTubeチャンネルの動画に出演し、入会の経緯や日蓮仏法の実践などについて語った[33]。
環境保護やエコ、子どもの人権などのテーマに強い関心を持ち、環境主義団体「グローバル・グリーン・アメリカ」のボードメンバーとして2000年代から活動している[34][出典無効]。熱心なエコロジストでもあり、ロンドンの邸宅を改修する際にはリサイクル品などを建材に使用させ、ソーラーパネルで電力を供給する仕組みを整えた[34][24]。ユニセフの親善大使としては、ネパールを皮切りに様々な国の子どもたちのもとを訪問している[35]。2009年2月12日、オーストラリアで起きた大火災に対するチャリティー「オーストラリアの団結」に参加して多くの義捐金を集めた[36]。
2009年10月12日、国際連合児童基金(UNICEF)親善大使に任命される。2016年4月にウクライナ東部のスラヴャンスクを訪問し、ウクライナ紛争によって子どもたちが教育の危機に晒されている現実を啓発した[37]。2023年3月には再びウクライナを訪問し、キーウ州にある複数の教育支援拠点で子どもたちと交流したほか、ウクライナ大統領のウォロディミル・ゼレンスキーと面会して子どもの権利やウクライナの復興について議論した[38]。
右手首に「nine」のタトゥーを入れているが、これは『ロード・オブ・ザ・リング』出演時の記念として入れたものである。あえて別のタトゥーを注文したジョン・リス=デイヴィス以外は、他の主要人物の出演者も「nine」というタトゥーを入れているという[39]。これとは別に下腹部に太陽のタトゥーが描かれているが、これは15歳の時に入れたものだと語っている。
これまで多くの怪我や事故を経験しており、左手骨折・頭蓋骨骨折(3回)・鼻骨折・右足骨折・右手首骨折などのため病院に運ばれている[29]。友人宅のテラスに招待された際にはそこから転落し、背骨に大怪我を負っていた[40]。
その他
- 大のサッカーファンで、プレミアリーグ・マンチェスターユナイテッドのサポーターである。
- 2007年、日本の化粧品メーカーである資生堂「UNO」のテレビCMに出演した。出演料は1000万円だったとされている[要出典]。2008年から放送された「UNO」の新作テレビCMでは栗山千明と共演している。
- 2009年7月13日、窃盗団「Bling Ring」にハリウッドの別荘へ盗みに入られる被害に遭っている。盗み出された被害額は50万ドルに上った[41]。
- ^ Va-Va Bloom_The Daily Telegraph - ウェイバックマシン(2008年3月13日アーカイブ分)
- ^ Cohen, Sandy (2007年5月24日). “Orlando Bloom sails onto new seas”. Sun Herald. オリジナルの2007年10月13日時点におけるアーカイブ。 2007年5月24日閲覧。
- ^ BWW (2007年7月11日). “Photo Flash: Orlando Bloom in 'In Celebration'”. 2007年7月11日閲覧。
- ^ シネマトゥデイ (2008年3月28日). “オーランド・ブルーム、ニック・ホーンビィ脚本映画を降板”. 2008年3月30日閲覧。
- ^ “岩井俊二が撮ったニューヨーク「いい作品は“外圧”から生まれる」” (2010年2月26日). 2010年2月26日閲覧。
- ^ “Romeo And Juliet (Broadway Hd) (2014)”. Rotten Tomatoes (2014年2月13日). 2014年2月13日閲覧。
- ^ “Orlando Bloom Biography”. People. 2010年9月26日閲覧。
- ^ “LOVE AT FIRST SIGHT FOR BLOOM”. Contact Music. (2006年7月6日) 2007年5月24日閲覧。
- ^ All Headline News (2006年9月6日). “Orlando Bloom And Kate Bosworth Split”. Exposay 2007年5月24日閲覧。
- ^ “Orlando Bloom Meets Miranda Kerr's Parents”. People (2010年4月28日). 2008年6月22日閲覧。
- ^ “オーランド・ブルームとミランダ・カーが極秘結婚!すでにハネムーン中!”. シネマトゥデイ. (2010年7月23日) 2013年1月3日閲覧。
- ^ Oh, Eunice (2010年6月21日). “Orlando Bloom and Miranda Kerr Are Engaged!”. People. 2010年6月22日閲覧。
- ^ “Orlando Bloom and Miranda Kerr Secretly Marry!”. People (2010年7月22日). 2010年8月22日閲覧。
- ^ Oh, Eunice (2010年8月19日). “Miranda Kerr: Yes, I'm Pregnant!”. People. 2010年8月22日閲覧。
- ^ “オーランド・ブルームとミランダ・カー夫妻に第一子の男児が誕生!”. シネマトゥデイ. (2011年1月9日) 2013年1月3日閲覧。
- ^ Duff, Eamonn (2011年1月8日). “It's a baby boy for KerrBloom”. The Sydney Morning Herald. 2011年1月8日閲覧。
- ^ Michaud, Sarah (2011年1月18日). “Miranda Kerr: I Had a Baby Boy with Orlando Bloom!”. People. 2011年1月18日閲覧。
- ^ Miranda Kerr Names Flynn After Late Boyfriend – Moms & Babies – Moms & Babies - People.com
- ^ Takeda, Allison (2013年10月25日). “Miranda Kerr, Orlando Bloom Split After Three Years of Marriage”. Us Weekly. 2013年10月25日閲覧。
- ^ “ケイティ・ペリー、オーランド・ブルームと結婚間近?”. VOGUE JAPAN (2018年10月24日). 2018年12月19日閲覧。
- ^ “ケイティ・ペリーがオーランド・ブルームと婚約!”. VOGUE JAPAN (2019年2月15日). 2019年2月16日閲覧。
- ^ “ケイティ・ペリー、新曲「Never Worn White」のリリースとともに妊娠を発表した理由を明かす”. Billboard JAPAN (2020年3月6日). 2024年3月4日閲覧。
- ^ “ケイティ・ペリー第1子出産!婚約者オーランド・ブルームと声明発表”. ライブドアニュース. 2024年3月4日閲覧。
- ^ a b Pilger, Sam (2007年5月27日). “Va-Va Bloom”. The Sunday Telegraph 2007年5月26日閲覧。
- ^ The Orlando Bloom Files: Biography
- ^ Slotek, Jim (2007年5月24日). “Bloom ready to walk the plank”. 24 Hours 2007年5月24日閲覧。
- ^ “「ディスレクシア(読字障害)はギフト。僕に頑張ることを教えてくれた」オーランドブルーム”. Spotlight. (2015年8月20日) 2015年8月20日閲覧。
- ^ “セリフが覚えられない オーランド・ブルーム、失読症との闘いを告白した”. シネマトゥデイ. (2010年6月7日) 2013年1月3日閲覧。
- ^ a b Pearce, Garth (2007年5月27日). “On the move: Orlando Bloom”. The Sunday Times (London, UK) 2007年5月27日閲覧。
- ^ “Ten Hollywood Celebrities Who Have Spoken Out About Their Religion”. Hollywood Reporter (8/30/2015). 8/30/2015閲覧。
- ^ “オーランド・ブルーム、創価学会の池田大作氏の言葉を引用する”. フロントロウ. (2016年9月28日) 2018年12月19日閲覧。
- ^ “Orlando Bloom's heartbreaking tribute to dying grandma as he gives her goodbye kiss”. デイリー・ミラー. (2018年10月6日) 2018年12月19日閲覧。
- ^ Orlando Bloom on Buddhism, Nam-myoho-renge-kyo and Daisaku Ikeda. - YouTube
- ^ a b Jones, Alison (2007年5月23日). [asp?r=149902 “Celebrity Interview: Where There's a Will...”]. TeenHollywood.com2007年5月24日閲覧。
- ^ “UNICEF People”. UNICEF.org.. (2016年10月13日) 2016年10月13日閲覧。
- ^ “Miranda Kerr and Orlando Bloom chip in for bush fire relief”. Herald Sun. (2009年2月12日) 2009年2月12日閲覧。
- ^ “UNICEF Goodwill Ambassador Orlando Bloom visits conflict-hit Ukraine to highlight the importance of education in emergencies”. UNICEF. (2016年5月4日). オリジナルの2019年9月27日時点におけるアーカイブ。 2024年3月4日閲覧。
- ^ “オーランド・ブルーム氏がウクライナへ ゼレンスキー大統領とも会談”. 朝日新聞. (2023年3月28日) 2024年3月4日閲覧。
- ^ “The stars of The Lord of the Rings trilogy reach their journey's end”. SciFi.com. 2007年3月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年5月31日閲覧。
- ^ “The Epic Life of Orlando Bloom”. Gentleman's Quarterly. 2007年5月30日閲覧。
- ^ Los Angeles ‘’Times’’, “Alleged ‘bling ring’ member ordered to stand trial over burglary at star’s home”, 2 Dec. 2009
- ^ “「パイレーツ・オブ・カリビアン」新作が2017年7月公開、敵役にハビエル・バルデム”. 映画ナタリー. (2016年9月21日) 2016年9月21日閲覧。
- ^ sea8 (2017年8月25日). “平川大輔、変幻自在の声優・ひらりんの魅力に迫る!”. ciatr[シアター] (株式会社viviane) 2023年11月30日閲覧。
固有名詞の分類
- オーランド・ブルームのページへのリンク