オーランド・ブルーム
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オーランド・ブルーム Orlando Bloom | |||||||||||||
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ブリティッシュ・ファッション・アワーズでプレゼンターを務めるブルーム(2015年) | |||||||||||||
本名 |
Orlando Jonathan Blanchard Bloom オーランド・ジョナサン・ブランチャード・ブルーム | ||||||||||||
生年月日 | 1977年1月13日(47歳) | ||||||||||||
出生地 |
イングランド ケント州カンタベリー | ||||||||||||
国籍 | イギリス | ||||||||||||
身長 | 180cm | ||||||||||||
ジャンル | 映画・舞台 | ||||||||||||
活動期間 | 1994年 - | ||||||||||||
配偶者 |
ミランダ・カー(2010年 - 2013年) ケイティ・ペリー(パートナー、2016年 - ) | ||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||
映画 『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ 『ブラックホーク・ダウン』 『ケリー・ザ・ギャング』 『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ 『トロイ』 『キングダム・オブ・ヘブン』 『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』 『ケープタウン』 『ホビット』シリーズ 『アウトポスト』 テレビドラマ 『カーニバル・ロウ』 | |||||||||||||
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経歴
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生い立ち
イギリスのイングランド、ケント州カンタベリーに、南アフリカでネルソン・マンデラの運動を支援していたことで有名なハリー・ブルームと、外国語学校を経営するソニア・コンスタンス・ジョゼフィーン(旧姓コープランド)の子として生まれる。オーランド(Orlando)という名前は16世紀のイギリスの作曲家であるオーランド・ギボンズから取られた。他の兄弟には、ギルドホール音楽演劇学校出身の女優である姉のサマンサがいる。
4歳の時に父が亡くなったため、母と後見人となった両親の友人であるコリン・ストーンに育てられた。オーランドは人権運動に携わっていた父ハリーを深く尊敬していたが、後に後見人として養育してくれたストーンが実父であり、ハリーは義父であったことを知った[1]。
少年時代、『スーパーマン』のスーパーマンをクリストファー・リーヴが演じていることを知り、俳優に憧れるようになった。16歳の時にロンドンのナショナル・ユース・シアターに参加し、姉と同じくギルドホール音楽演劇学校に入学して演劇を学んだ。ギルドホール時代は鴻上尚史と1学年違いであったが、ほとんど接点はなかったという。
キャリア
1997年、ギルドホール在学中に『オスカー・ワイルド』の端役で映画デビューを果たすなど早くから才能を認められ、1999年のギルドホール卒業公演では主演を務め、卒業からわずか2日後に映画『ロード・オブ・ザ・リング』でエルフ族のレゴラス役のオーディションに合格した。2001年、『ロード・オブ・ザ・リング』の商業的成功によって国際的に大ブレイクし、以降の『ロード・オブ・ザ・リング』3部作にもすべて出演している。2002年には『ティーン・ピープル』誌の「25歳以下のホットな25人」に選出された。
2003年の『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』ではジョニー・デップ、キーラ・ナイトレイと共演し、こちらも人気シリーズとして続編が作られ、自身もシリーズ第4作まで出演している。2005年、『キングダム・オブ・ヘブン』『エリザベスタウン』で初の主役を務めた。
2007年の『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』への出演後、再び舞台演劇に専念したいとの意向を示し[2]、ウエスト・エンドのザ・デュー・オブ・ヨーク・シアターにてブッカー賞作家デヴィッド・ストーリー脚本の1969年の舞台『In Celebration』再演版にスティーヴン役で出演する[3]。2008年にはイギリス映画『17歳の肖像』に出演予定だったが、スケジュールの都合により降板している[4]。
2009年、複数の監督による短編集(オムニバスとは形態が異なる)の映画『ニューヨーク、アイラブユー』のうちの岩井俊二監督の一篇で、クリスティーナ・リッチとともに主演を務めた[5]。2010年はインディペンデント作品2本に出演し、『ストレンジャー』ではコリン・ファースと共演した。2011年には『ヘイヴン 堕ちた楽園』以来の製作を兼ねる『グッド・ドクター 禁断のカルテ』、ポール・W・S・アンダーソン監督の『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』に参加している。
2013年、『ロード・オブ・ザ・リング』の60年前を描く『ホビット』シリーズの第2作『ホビット 竜に奪われた王国』で再びレゴラスを演じる。原作小説には登場しないキャラクターではあるものの、10年ぶりにレゴラスを演じたことはこの上ない喜びだと語っている。
同年、舞台『ロミオとジュリエット』のロミオ役としてコンドーラ・ラシャドと共演し、ブロードウェイデビューを果たした。同作の上演劇場はリチャード・ロジャース・シアターで、2014年にはシアトリカルムービーとして劇場公開された[6]。2017年、2作ぶりに『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの最新作『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』に出演した。
私生活
2002年、同じハリウッドで活動するケイト・ボスワースと親しい関係になり、『ロード・オブ・ザ・リング』のプレミア当日にもプライベートで行動を共にしている。2人の恋愛関係は断続的に続いたが[7]、2006年9月までに破局した[8][9]。
2007年、オーストラリア出身のモデルであるミランダ・カーとの交際が報じられ[10]、2010年6月21日に結婚式を行った[11][12]。同年7月22日、カーは身内だけで結婚式を行ったことを正式に明らかにし[13]、8月19日には妊娠4ヶ月であることも公表された[14]。2011年1月6日、ロサンゼルスの病院で長男が生まれ、フリン・クリストファー・ブランチャード・コープランド・ブルーム(Flynn Christopher Blanchard Copeland Bloom)と名付けている[15][16][17][18]。2013年10月25日、ブルームの代理人が「過去数か月間、円満な別居状態」であったことを明かし、カーとの離婚を発表した[19]。
2016年、歌手のケイティ・ペリーとの交際を開始する。一度は破局したものの、2018年になってから復縁し[20]、バレンタインデーである2019年2月14日に婚約した[21]。2020年3月5日にペリーが新曲「Never Worn White」のミュージックビデオの中で妊娠を明らかにし[22]、8月26日にはブルームが女の子の誕生を発表した[23]。
- ^ Va-Va Bloom_The Daily Telegraph - ウェイバックマシン(2008年3月13日アーカイブ分)
- ^ Cohen, Sandy (2007年5月24日). “Orlando Bloom sails onto new seas”. Sun Herald. オリジナルの2007年10月13日時点におけるアーカイブ。 2007年5月24日閲覧。
- ^ BWW (2007年7月11日). “Photo Flash: Orlando Bloom in 'In Celebration'”. 2007年7月11日閲覧。
- ^ シネマトゥデイ (2008年3月28日). “オーランド・ブルーム、ニック・ホーンビィ脚本映画を降板”. 2008年3月30日閲覧。
- ^ “岩井俊二が撮ったニューヨーク「いい作品は“外圧”から生まれる」” (2010年2月26日). 2010年2月26日閲覧。
- ^ “Romeo And Juliet (Broadway Hd) (2014)”. Rotten Tomatoes (2014年2月13日). 2014年2月13日閲覧。
- ^ “Orlando Bloom Biography”. People. 2010年9月26日閲覧。
- ^ “LOVE AT FIRST SIGHT FOR BLOOM”. Contact Music. (2006年7月6日) 2007年5月24日閲覧。
- ^ All Headline News (2006年9月6日). “Orlando Bloom And Kate Bosworth Split”. Exposay 2007年5月24日閲覧。
- ^ “Orlando Bloom Meets Miranda Kerr's Parents”. People (2010年4月28日). 2008年6月22日閲覧。
- ^ “オーランド・ブルームとミランダ・カーが極秘結婚!すでにハネムーン中!”. シネマトゥデイ. (2010年7月23日) 2013年1月3日閲覧。
- ^ Oh, Eunice (2010年6月21日). “Orlando Bloom and Miranda Kerr Are Engaged!”. People. 2010年6月22日閲覧。
- ^ “Orlando Bloom and Miranda Kerr Secretly Marry!”. People (2010年7月22日). 2010年8月22日閲覧。
- ^ Oh, Eunice (2010年8月19日). “Miranda Kerr: Yes, I'm Pregnant!”. People. 2010年8月22日閲覧。
- ^ “オーランド・ブルームとミランダ・カー夫妻に第一子の男児が誕生!”. シネマトゥデイ. (2011年1月9日) 2013年1月3日閲覧。
- ^ Duff, Eamonn (2011年1月8日). “It's a baby boy for KerrBloom”. The Sydney Morning Herald. 2011年1月8日閲覧。
- ^ Michaud, Sarah (2011年1月18日). “Miranda Kerr: I Had a Baby Boy with Orlando Bloom!”. People. 2011年1月18日閲覧。
- ^ Miranda Kerr Names Flynn After Late Boyfriend – Moms & Babies – Moms & Babies - People.com
- ^ Takeda, Allison (2013年10月25日). “Miranda Kerr, Orlando Bloom Split After Three Years of Marriage”. Us Weekly. 2013年10月25日閲覧。
- ^ “ケイティ・ペリー、オーランド・ブルームと結婚間近?”. VOGUE JAPAN (2018年10月24日). 2018年12月19日閲覧。
- ^ “ケイティ・ペリーがオーランド・ブルームと婚約!”. VOGUE JAPAN (2019年2月15日). 2019年2月16日閲覧。
- ^ “ケイティ・ペリー、新曲「Never Worn White」のリリースとともに妊娠を発表した理由を明かす”. Billboard JAPAN (2020年3月6日). 2024年3月4日閲覧。
- ^ “ケイティ・ペリー第1子出産!婚約者オーランド・ブルームと声明発表”. ライブドアニュース. 2024年3月4日閲覧。
- ^ a b Pilger, Sam (2007年5月27日). “Va-Va Bloom”. The Sunday Telegraph 2007年5月26日閲覧。
- ^ The Orlando Bloom Files: Biography
- ^ Slotek, Jim (2007年5月24日). “Bloom ready to walk the plank”. 24 Hours 2007年5月24日閲覧。
- ^ “「ディスレクシア(読字障害)はギフト。僕に頑張ることを教えてくれた」オーランドブルーム”. Spotlight. (2015年8月20日) 2015年8月20日閲覧。
- ^ “セリフが覚えられない オーランド・ブルーム、失読症との闘いを告白した”. シネマトゥデイ. (2010年6月7日) 2013年1月3日閲覧。
- ^ a b Pearce, Garth (2007年5月27日). “On the move: Orlando Bloom”. The Sunday Times (London, UK) 2007年5月27日閲覧。
- ^ “Ten Hollywood Celebrities Who Have Spoken Out About Their Religion”. Hollywood Reporter (8/30/2015). 8/30/2015閲覧。
- ^ “オーランド・ブルーム、創価学会の池田大作氏の言葉を引用する”. フロントロウ. (2016年9月28日) 2018年12月19日閲覧。
- ^ “Orlando Bloom's heartbreaking tribute to dying grandma as he gives her goodbye kiss”. デイリー・ミラー. (2018年10月6日) 2018年12月19日閲覧。
- ^ Orlando Bloom on Buddhism, Nam-myoho-renge-kyo and Daisaku Ikeda. - YouTube
- ^ a b Jones, Alison (2007年5月23日). [asp?r=149902 “Celebrity Interview: Where There's a Will...”]. TeenHollywood.com2007年5月24日閲覧。
- ^ “UNICEF People”. UNICEF.org.. (2016年10月13日) 2016年10月13日閲覧。
- ^ “Miranda Kerr and Orlando Bloom chip in for bush fire relief”. Herald Sun. (2009年2月12日) 2009年2月12日閲覧。
- ^ “UNICEF Goodwill Ambassador Orlando Bloom visits conflict-hit Ukraine to highlight the importance of education in emergencies”. UNICEF. (2016年5月4日). オリジナルの2019年9月27日時点におけるアーカイブ。 2024年3月4日閲覧。
- ^ “オーランド・ブルーム氏がウクライナへ ゼレンスキー大統領とも会談”. 朝日新聞. (2023年3月28日) 2024年3月4日閲覧。
- ^ “The stars of The Lord of the Rings trilogy reach their journey's end”. SciFi.com. 2007年3月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年5月31日閲覧。
- ^ “The Epic Life of Orlando Bloom”. Gentleman's Quarterly. 2007年5月30日閲覧。
- ^ Los Angeles ‘’Times’’, “Alleged ‘bling ring’ member ordered to stand trial over burglary at star’s home”, 2 Dec. 2009
- ^ “「パイレーツ・オブ・カリビアン」新作が2017年7月公開、敵役にハビエル・バルデム”. 映画ナタリー. (2016年9月21日) 2016年9月21日閲覧。
- ^ sea8 (2017年8月25日). “平川大輔、変幻自在の声優・ひらりんの魅力に迫る!”. ciatr[シアター] (株式会社viviane) 2023年11月30日閲覧。
- 1 オーランド・ブルームとは
- 2 オーランド・ブルームの概要
- 3 人物
- 4 主な出演作品
- 5 受賞歴
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