アンナ=レナ・グローネフェルト アンナ=レナ・グローネフェルトの概要

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アンナ=レナ・グローネフェルト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/03 01:56 UTC 版)

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アンナ=レナ・グローネフェルト
Anna-Lena Grönefeld
アンナ=レナ・グローネフェルト
基本情報
フルネーム Anna-Lena Grönefeld
国籍 ドイツ
出身地 同・ニーダーザクセン州
ノルトホルン
生年月日 (1985-06-04) 1985年6月4日(34歳)
身長 180cm
体重 67kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2003年
引退年 2019年
ツアー通算 18勝
シングルス 1勝
ダブルス 17勝
生涯通算成績 738勝523敗
シングルス 287勝205敗
ダブルス 451勝318敗
生涯獲得賞金 $4,662,620
4大大会最高成績・シングルス
全豪 3回戦(2005)
全仏 ベスト8(2006)
全英 1回戦(2004-07・09・10)
全米 4回戦(2008)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 ベスト4(2006・15)
全仏 ベスト8(2009)
全英 ベスト4(2005・13・17)
全米 ベスト4(2005・15)
4大大会最高成績・混合ダブルス
全豪 ベスト8(2006・19)
全仏 優勝(2014)
全英 優勝(2009)
全米 ベスト4(2010)
優勝回数 2(仏1・英1)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 14位(2006年4月17日)
ダブルス 7位(2003年3月6日)

姓はグローネフェルドとも表記されるがドイツ語の発音ではグレーネフェルトに近い[1]

来歴

グローネフェルトは父親の勧めにより、5歳から自宅近くのテニスクラブで兄と一緒に練習し始めた。ジュニア選手の大会では、2002年全仏オープンジュニア女子ダブルスで優勝した後、翌年の2003年全仏ジュニア女子シングルス優勝があり、早くから全仏オープンを得意にしてきた。同年にプロ入り。2004年から女子テニス国別対抗戦・フェドカップのドイツ代表選手に選ばれ、同年の全仏オープン4大大会にデビューする。2005年、グローネフェルドはダブルスでベテランのマルチナ・ナブラチロワと組む機会が多くなり、この時期にダブルスで多くの好成績を出した。彼女は4大大会の女子ダブルスで、2005年ウィンブルドンから2006年全豪オープンまでの3大会連続ベスト4進出を記録したが、2005年ウィンブルドンと全米オープンはナブラチロワと組み、2006年全豪オープンはメガン・ショーネシーと組んだ。

2006年3月、グローネフェルトはメキシコアカプルコ大会の決勝でフラビア・ペンネッタを 6-1, 4-6, 6-2 で破り、女子ツアー大会のシングルスで初優勝を果たした。この年の全仏オープンでベスト8に入り、ここで4大大会シングルスの自己最高成績を出した。準々決勝では第5シードのジュスティーヌ・エナン=アーデンに 5-7, 2-6 のストレートで敗れた。ところが、全仏8強入りの直後から、彼女は左膝腱の断裂や右肩の故障に悩まされるようになる。2007年ウィンブルドン1回戦敗退の後、4大大会にも出場できなくなったグローネフェルトは、2007年度末の世界ランキングで200位以下に降下した。

2008年全米オープンで、グローネフェルトに再起の機会がやってくる。この大会で予選3試合を勝ち抜いた彼女は、1年ぶりに戻ってきた4大大会本戦1回戦で、第11シードのダニエラ・ハンチュコバに 6-4, 6-2 のストレート勝ちを収めた。2回戦でワイルドカード(主催者推薦出場)のジェシカ・ムーア、3回戦で第17シードのアリーゼ・コルネを破って勝ち進んだ彼女は、4回戦で当年度の全仏オープン準優勝者ディナラ・サフィナに 5-7, 0-6 で敗れ、2006年全仏オープン以来の8強入りを逃した。

2009年ウィンブルドンで、グローネフェルトはマーク・ノールズと混合ダブルスのペアを組み、第9シードから初優勝を決めた。2人は決勝戦で、第1シードのリーンダー・パエス&カーラ・ブラック組を 7-5, 6-3 のストレートで下した。ドイツ人女子選手によるウィンブルドン優勝は、1996年に女子シングルス7勝目を挙げたシュテフィ・グラフ以来13年ぶりの偉業となった。4大大会全体を通じても、グラフが最後の4大大会優勝(22勝目)を決めた1999年全仏オープン以来10年ぶりの出来事になる。

2012年からグローネフェルトはダブルスに専念していた。7月のロンドン五輪に直前欠場したアンドレア・ペトコビッチの代役としてオリンピックに初出場した。ユリア・ゲルゲスと組んだダブルスに出場し、2回戦でロシアのエカテリーナ・マカロワ&エレーナ・ベスニナ組に 2-6, 1-6 で敗退した。

2014年全仏オープンではジャン=ジュリアン・ロジェと組んだ混合ダブルスで決勝に進出した。決勝ではユリア・ゲルゲス&ネナド・ジモニッチ組を 4-6, 6-2, [10-7] で破り4大大会混合ダブルス2勝目を挙げた。

2019年に現役を引退した。

WTAツアー決勝進出結果

シングルス: 4回 (1勝3敗)

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2005年2月6日 パタヤ ハード コンチタ・マルティネス 3–6, 6–3, 3–6
準優勝 2. 2005年9月25日 北京 ハード マリア・キリレンコ 3–6, 4–6
準優勝 3. 2005年10月2日 ルクセンブルク ハード (室内) キム・クライシュテルス 2–6, 4–6
優勝 1. 2006年3月4日 アカプルコ クレー フラビア・ペンネッタ 6–1, 4–6, 6–2

ダブルス: 44回 (17勝27敗)

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2004年8月8日 ストックホルム ハード エマニュエレ・ガグリアルディ アリシア・モリク
バルバラ・シェット
3–6, 3–6
準優勝 2. 2004年8月15日 バンクーバー ハード エルス・カレンズ アビゲイル・スピアーズ
ベサニー・マテック
3–6, 3–6
準優勝 3. 2004年8月22日 シンシナティ ハード エマニュエレ・ガグリアルディ ジル・クレイバス
マルレーネ・ワインガルトナー
5–7, 6–7
準優勝 4. 2004年10月10日 フィルダーシュタット ハード
(室内)
ユリア・シュルフ カーラ・ブラック
レネ・スタブス
3–6, 2–6
優勝 1. 2005年2月6日 パタヤ ハード マリオン・バルトリ マルタ・ドマホフスカ
シルビア・タラヤ
6–3, 6–2
優勝 2. 2005年8月21日 トロント ハード マルチナ・ナブラチロワ コンチタ・マルティネス
ビルヒニア・ルアノ・パスクアル
5–7, 6–3, 6–4
優勝 3. 2005年9月18日 バリ ハード メガン・ショーネシー 晏紫
鄭潔
6–3, 6–3
優勝 4. 2006年3月4日 アカプルコ クレー メガン・ショーネシー 浅越しのぶ
エミリー・ロワ
6–1, 6–3
優勝 5. 2006年7月30日 スタンフォード ハード シャハー・ピアー マリア・エレナ・カメリン
ヒセラ・ドゥルコ
6–1, 6–4
準優勝 5. 2006年8月6日 サンディエゴ ハード メガン・ショーネシー カーラ・ブラック
レネ・スタブス
2–6, 2–6
準優勝 6. 2006年8月20日 モントリオール ハード カーラ・ブラック マルチナ・ナブラチロワ
ナディア・ペトロワ
1–6, 2–6
準優勝 7. 2006年10月1日 ルクセンブルク ハード
(室内)
リーゼル・フーバー フランチェスカ・スキアボーネ
クベタ・ペシュケ
6–2, 4–6, 1–6
優勝 6. 2007年1月12日 シドニー ハード メガン・ショーネシー マリオン・バルトリ
メイレン・ツー
6–3, 3–6, 7–6(2)
優勝 7. 2008年10月5日 シュトゥットガルト ハード
(室内)
パティ・シュナイダー クベタ・ペシュケ
レネ・スタブス
6–2, 6–4
準優勝 8. 2008年10月19日 チューリッヒ ハード
(室内)
パティ・シュナイダー カーラ・ブラック
リーゼル・フーバー
1–6, 6–7(3)
優勝 8. 2008年11月2日 ケベックシティ ハード
(室内)
バニア・キング ジル・クレイバス
タマリネ・タナスガーン
7–6, 6–4
優勝 9. 2009年1月11日 ブリスベン ハード バニア・キング クラウディア・ヤンス
アリシア・ロソルスカ
3–6, 7–5, [10–5]
優勝 10. 2009年10月18日 リンツ ハード カタリナ・スレボトニク クラウディア・ヤンス
アリシア・ロソルスカ
6–1, 6–4
準優勝 9. 2010年3月7日 モンテレイ ハード バニア・キング イベタ・ベネソバ
バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ
6–3, 4–6, [8–10]
優勝 11. 2010年8月8日 コペンハーゲン ハード
(室内)
ユリア・ゲルゲス ビタリア・ディアチェンコ
タチアナ・ポウチェク
6–4, 6–4
準優勝 10. 2011年3月6日 モンテレイ ハード バニア・キング イベタ・ベネソバ
バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ
7–6(8), 2–6, [6–10]
準優勝 11. 2011年10月16日 リンツ ハード
(室内)
ユリア・ゲルゲス マリーナ・エラコビッチ
エレーナ・ベスニナ
5–7, 1–6
準優勝 12. 2012年2月12日 パリ ハード
(室内)
ペトラ・マルティッチ リーゼル・フーバー
リサ・レイモンド
6–7(3), 1–6
準優勝 13. 2012年4月29日 シュトゥットガルト クレー ユリア・ゲルゲス イベタ・ベネソバ
バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ
4–6, 5–7
準優勝 14. 2012年6月17日 バートガシュタイン クレー ペトラ・マルティッチ ユリア・ゲルゲス
ジル・クレイバス
7–6(4), 4–6, [9–11]
準優勝 15. 2012年9月29日 東京 ハード クベタ・ペシュケ ラケル・コップス=ジョーンズ
アビゲイル・スピアーズ
1–6, 4–6
優勝 12. 2012年10月14日 リンツ ハード
(室内)
クベタ・ペシュケ ユリア・ゲルゲス
バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ
6–3, 6–4
準優勝 16. 2013年1月5日 ブリスベン ハード クベタ・ペシュケ ベサニー・マテック=サンズ
サニア・ミルザ
6–4, 4–6, [7–10]
優勝 13. 2013年5月25日 ブリュッセル クレー クベタ・ペシュケ ガブリエラ・ダブロウスキー
シャハー・ピアー
6–0, 6–3
準優勝 17. 2013年6月15日 ニュルンベルク クレー クベタ・ペシュケ ラルカ・オラル
バレリア・ソロビエワ
6–2, 6–7(3), [9–11]
準優勝 18. 2013年8月11日 トロント ハード クベタ・ペシュケ エレナ・ヤンコビッチ
カタリナ・スレボトニク
7–5, 2–6, [6–10]
準優勝 19. 2013年8月18日 シンシナティ ハード クベタ・ペシュケ 謝淑薇
彭帥
6–2, 3–6, [10–12]
優勝 14. 2014年2月2日 パリ ハード
(室内)
クベタ・ペシュケ ティメア・バボシュ
クリスティナ・ムラデノビッチ
6-7(7), 6-4, [10-5]
準優勝 20. 2016年10月16日 リンツ ハード (室内) クベタ・ペシュケ キキ・ベルテンス
ヨハンナ・ラーション
6–4, 2–6, [7–10]
優勝 15. 2017年5月5日 プラハ クレー クベタ・ペシュケ ルーシー・ハラデツカ
カテリナ・シニアコバ
6–4, 7–6(3)
準優勝 21. 2017年8月13日 トロント ハード クベタ・ペシュケ エカテリーナ・マカロワ
エレーナ・ベスニナ
0–6, 4–6
優勝 16. 2018年4月29日 シュトゥットガルト クレー ラケル・アタウォ ニコール・メリチャー
クベタ・ペシュケ
6–4, 6–7(5), [10–5]
準優勝 22. 2018年10月14日 リンツ ハード
(室内)
ラケル・アタウォ キルステン・フリプケンス
ヨハンナ・ラーション
6–4, 4–6, [5–10]
準優勝 23. 2019年2月16日 ドーハ ハード デミ・シュールス 詹皓晴
ラティシア・チャン
1–6, 6–3, [6–10]
優勝 17. 2019年4月6日 チャールストン クレー アリシア・ロソルスカ イリーナ・フロマチェワ
ベロニカ・クデルメトワ
7–6(7), 6–2
準優勝 24. 2019年5月19日 ローマ クレー デミ・シュールス ビクトリア・アザレンカ
アシュリー・バーティ
6-4, 0-6, [3-10]
準優勝 25. 2019年6月23日 バーミンガム デミ・シュールス 謝淑薇
バルボラ・ストリコバ
4–6, 7–6(4), [8–10]
準優勝 26. 2019年8月11日 トロント ハード デミ・シュールス バルボラ・クレイチコバ
カテリナ・シニアコバ
5–7, 0–6
準優勝 27. 2019年8月17日 シンシナティ ハード デミ・シュールス アンドレヤ・クレパーチ
ルーシー・ハラデツカ
4–6, 1–6



  1. ^ Grönefeld の ドイツ語 の発音öは「エ」と転写する。


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