アオイホノオ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/21 08:04 UTC 版)
名前が登場する人物
作品中に直接登場するのではなく、会話やモノローグなどで名前のみに言及される人物に限定する。
マンガ関係者
- あだち充
- 連載第1回から焔が注目し、勝手に心配している漫画家。彼の連載する勝負に熱くならない野球漫画は、焔の漫画観に大きなインスピレーションを与えることになる。
- あだち充の漫画を読んだ焔が呟く「かわいそうなあだち充」「よし、オレだけは認めてやろう!!」という上からの物言いは本作を象徴するシーンとなっており、ドラマ化の際にはゲッサン編集部によってクリアファイルやタオルなどに台詞をちりばめたグッズが付録・読者プレゼントとして制作され[18]、あだち充本人にも献上された[19]。
- プロ漫画家となった焔とは小学館の編集者・漫画家による草野球大会で一塁手として対戦。試合中に思わず「必殺技」を繰り出した焔にあだちが驚いて送球を取り損ねるアクシデントが発生した。その後、焔は三上とともにあだち宅を訪れ、改めて彼と対面することになるが…。
- 高橋留美子
- 焔が注目している若手漫画家の一人。あだち充と並んで、しばしば焔の漫画分析の対象になる。若くして成功を収めているが、焔にとってギリギリで重ならない作風のため嫉妬の対象にはなっていない。作品要素のバランスの良さは他の漫画家より評価している。
- 焔の想像では、若き清楚な美女の高橋留美子を悪い大人の編集者たちが、寄ってたかって無理難題を強いるイメージを持っている。
- 作中 扱われた作品
-
- うる星やつら(週刊少年サンデー)
- めぞん一刻(ビッグコミックスピリッツ)
- 石森章太郎
- 1980年当時の焔に最も影響を与えている漫画家たちの1人。
- 松本零士
- 1980年当時の焔に最も影響を与えている漫画家たちの1人。
- 永井豪
- 1980年当時の焔に最も影響を与えている漫画家たちの1人。
- 克・亜樹、畑健二郎
- 漫画研究会「グループCAS」出身漫画家の例として挙げられた。
- みなもと太郎、小山ゆう、小林まこと、亜月裕、赤塚不二夫
- デフォルメされた低頭身キャラではなく、「かっこいい絵でギャグ」という、焔がこれからウケると予測するジャンルを描いた漫画家たち。
- 江口寿史
- 焔がSA社に持ち込みをした際、原稿の遅れで編集者を待たせていた。最初にパロディーをメジャーの世界に持ち込んだ先駆者。
- 宮下あきら
- 「誰でも知ってるなんてことのない言葉を偉そうにしゃべる」「マジメなストーリー漫画のなかにギャグを挟む」などの手法で爆発力を生み出す漫画家。
- 作中 扱われた作品
-
- 激!!極虎一家(週刊少年ジャンプ)
- 藤子不二雄
- アニメ化された諸作品、特にドラえもんについて言及される。
- 原秀則
- 新人らしからぬ無駄なコマ割りとセンスのあるタイトルが特徴の漫画家。焔にとっては中身がない漫画家として酷評の対象である一方、夢に唯一彼の女性キャラクターが出てくる辺りなにかと意識する漫画家。
- 車田正美
- 「登場人物が中学生なのにまったく学校へ行っていない」という作品の特徴が、「学校の背景を描きたくない」という焔にヒントを与えた。独自のインパクトある必殺技描写には焔も「勝てない」と脱帽している。また、新作では「1話分まるまる4色カラー」という、週刊連載のスケジュール上、非常に困難な荒業をやってのけたことから焔を大いに驚かせた。
- 中島徳博
- 水島新司
- 焔の認識では、あだち充作品と『アストロ球団』を除く、作中時点でのほとんどの野球漫画が水島作品の模倣である。
- 手塚治虫
- アトムの頭の角がどの角度から見ても重ならない、単行本を出すたびに原稿を加筆修正するなどの逸話が語られる。ダイコンIIIの上映後、庵野秀明らと対面してその完成度の高さを絶賛した。
- 大友克洋
- 現実をそのまま描いたような、あまりに丁寧なSF漫画で話題になった漫画家。焔は丁寧すぎて、週刊連載もアニメ化も無理と評している(しかし後にどちらも実現)。
- 作中 扱われた作品
- 諸星大二郎、星野之宣
- 手塚賞受賞者の例として名が挙がっている。焔にとって批判すべき点がなく純粋に評価の対象である漫画家。
- 井上紀良
- 雁屋哲原作の『男は天兵』で連載デビューした新人。新人でありながら自身とは比べ物にならない高い画力に焔は驚愕し、自分が描く同じ雁屋原作の『風の戦士ダン』をどうするのか苦悩する。
- 泉昌之
- 三上が焔のアパートに持参してきたコミックスの作者。その中の一篇「夜行」を一読した焔は思わず爆笑した。
- 作中 扱われた作品
-
- かっこいいスキヤキ(青林堂)
- かがみあきら
- 1983年に週刊少年サンデーでの連載開始のため上京し高田馬場に転居した焔に、三上が近所に住んでいる漫画家として名前を挙げる。焔によれば「やせててかわいい」女の子キャラを描く名人。
- 桂正和
- 樺上桜が焔との会話で言及した、「女の子もすっごく上手でかわいらしい」、焔作品と「似てる感じがする」作品を描く漫画家。
- 北条司
- 同上。当時の連載漫画のアニメ化作品がテレビで放送され始めたばかりの「絵がすっごくお上手」な漫画家。
- しげの秀一
- 同上、樺上が「アシスタントに行きたい」とすら思っている漫画家。バイクの絵が上手い。
- たがみよしひさ
- 同上、樺上が「アシスタントに行きたい」とすら思っている漫画家。週刊少年チャンピオンに連載作品を持っている、実兄の小山田いくとは正反対の作風。
- 花咲アキラ
- 焔とほぼ同期の新人漫画家。『ビッグコミックスピリッツ』誌で、焔と同じく雁屋哲を原作とする連載作品をスタートさせる。その作品に現れたグラスに入った水の描写など、格段に異なる画力は焔を焦燥させ、「編集部の待遇が自分とはあまりに違うのではないか」とあらぬ妄想を抱かせることになる。
- 作中 扱われた作品
-
- 美味しんぼ(週刊ビッグコミックスピリッツ/原作:雁屋哲)
- 鈴宮和由
- 『増刊サンデー』に連載している漫画家。同誌の月替わり写真付き企画に「怪獣倉庫ルポ」で登場し、「俺も行きたかった」と、先を越された焔を悔しがらせる。
アニメ関係者
- 金田伊功
- 焔が最も尊敬するアニメーター。
- 富野由悠季
- 物語当時、アニメ界において一世を風靡していた『機動戦士ガンダム』の監督。『ガンダム』のBGMはドラマの劇中で頻繁に流れる。
- 宮崎駿
- 『カリオストロの城』の監督。
- 安彦良和
- “かっこいいアニメーション”には、必ず絡んでいると言われるカリスマアニメーター。
作曲者
芸能人
- 戸川純
- 石渡治と彼のアシスタントが注目しているアーティスト。
- 松本伊代
- 焔が好きなタイプの華奢な体型のアイドル。焔によれば「微妙な立ち位置アイドル」であるため、ギャグのネタにしやすいらしい。
- 大川めぐみ
- 焔が好きな特撮ドラマ「ゴーグルV」のヒーローの一人「ゴーグルピンク」(の変身前の姿)を演じる女優。『増刊サンデー』の企画で焔と対談することになるが…。
- ^ “文化庁メディア芸術祭歴代 受賞作品”. 文化庁メディア芸術祭. 2016年1月5日閲覧。
- ^ “第60回小学館漫画賞にアオイホノオ、あさひなぐ、妖怪ウォッチなど輝く”. コミックナタリー (2015年1月21日). 2015年1月22日閲覧。
- ^ 『吼えろペン』でボタQも、『アオイホノオ』を炎尾サーガの一つとしている。
- ^ 特に、本作では実名で登場するあだち充は、『吼えろペン』ではわだち充として登場している。ただし、同シリーズ内では小学館をモチーフにした会社が大学館・中学館・少学館の計3つ別々に存在するなど、あだち充とわだち充もモチーフが同じだけで別人の可能性もある。
- ^ a b 島本和彦秘書ブログ『先生、考え過ぎです。』より[要ページ番号]
- ^ 島本和彦 2014年9月20日の発言、2014年9月20日閲覧。
- ^ 第79章より。
- ^ 一本木蛮『同人少女JB 第2巻』双葉社、2012年、206頁。ISBN 978-4-575-84180-0。、一次選考通過を発表した号でキングが休刊したため該当の回は受賞者はいない。
- ^ 現在ではこの説は否定されている。詳細はヨーダ#名前とモデル説を参照。
- ^ コマのすぐ下にはこの描写は島本の妄想であり、「応募原稿を投げたりしません!」との編集長の注釈が入っている。
- ^ 島本和彦『My First BIG specialアオイホノオ[オレだけのあだち充編]』小学館、2014年、204頁。ISBN 978-4-09-119533-3。
- ^ ドラマ版でははじめから「横山」として登場
- ^ 岡田斗司夫によれば、これはフィクションであり、実際の島本はアドバイス内容を理解したうえで、自分の作風を変えることを受け入れられなかったとのこと。(ドラマ『アオイホノオ』最終話「青春とは何だ!?」のひみつ)
- ^ ドラマ版では「ミノムシミノコ先輩」、真田みのこのペンネームで活動している実在の人物で、ミノムシミノコは当時のペンネーム。[1]。
- ^ 現在は名古屋市の映像制作会社でディレクターをしている元子役で関戸優希とは中学生日記での共演者である谷口新之介のツイッターより [2]。
- ^ [3]
- ^ a b c d e f g h i 原作およびテレビドラマにモデルとなった人物が登場しながらも、テレビドラマ版に出演した人物(もしくは関わった人物)。なお、全員、本人役ではない。
- ^ ゲッサン編集部2014年8月8日15時27分のツイート
- ^ ゲッサン編集部2014年8月11日7時55分のツイート
- ^ ただし『ゲッサン』初出時には、矢野健太郎の説明文等で「集英社」の名前も登場していたが、単行本では「SA社」に統一されている
- ^ ゲッサン2018年8月号巻末コメント
- ^ 漫画家 島本和彦さんのツイート: "某喫茶店のノートに今回の話を当時の私が漫画にして書いてるからね(笑)よく知ってたねそれを‼︎… "
- ^ “柳楽優弥、地上波連ドラ初主演 島本和彦原作『アオイホノオ』ドラマ化”. ORICON STYLE (2014年5月6日). 2016年1月5日閲覧。
- ^ “イントロダクション”. アオイホノオ. テレビ東京. 2014年9月5日閲覧。
- ^ 島田 (2014年7月17日). “大阪芸術大学を舞台にした「アオイホノオ」”. 2016年11月28日閲覧。
- ^ “アオイホノオ11のひみつ”. アオイホノオ. テレビ東京. 2014年9月5日閲覧。
- ^ 福田雄一監督のツイート(2:20 - 2014年9月27日)
- ^ Blu-ray/DVD|ドラマ24「アオイホノオ」 - テレビ東京
- ^ “「アオイホノオ」ヒロインは山本美月、他キャストも発表”. コミックナタリー. (2014年6月11日) 2016年1月5日閲覧。
- ^ “ドラマ「アオイホノオ」にラバーガール大水”. お笑いナタリー. (2014年7月15日) 2016年1月5日閲覧。
- ^ “柳楽優弥主演『アオイホノオ』 庵野ヒデアキ役は安田顕”. ORICON STYLE (2014年5月23日). 2016年1月5日閲覧。
- ^ “濱田岳が岡田斗司夫に!「アオイホノオ」追加キャスト発表”. コミックナタリー. (2014年6月27日) 2016年1月5日閲覧。
- ^ “小嶋陽菜、“ぐずぐずヒロイン”で連ドラ出演 福田雄一氏「中途半端な美人」”. ORICON STYLE (2014年6月27日). 2016年1月5日閲覧。
- ^ “今夜アオイホノオに若き高橋留美子が登場”. コミックナタリー. (2014年7月25日) 2016年1月5日閲覧。
- ^ “ドラマ『アオイホノオ』最終回に山田孝之出演 主人公のライバル役で”. ORICON STYLE. (2014年9月26日) 2014年9月26日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j 本作以前に、元となる作品およびその派生作品で同キャラクターを演じたキャスト。
- ^ オリジナルキャストではないが、同作者の『みゆき』でのヒロイン・鹿島みゆき役を演じている。オリジナルキャストは、主人公の新見(声:古谷徹)と違い、石原真理子(第一作)・倉田まり子(第二作)・安田成美(第三作)と、声優が定まっていない。
- ^ オリジナルキャストは、主人公の矢吹(声:あおい輝彦)と違い、西沢和子(第1作)・恵比寿まさ子(第1作第34話-第44話) ・檀ふみ(劇場版・劇場版2)など、声優が定まっていない。
- ^ 本作放送時点で『さよなら三角』のメディア展開はテレビドラマしか存在せず、テレビアニメ化・ラジオドラマ化されていないため、声優のオリジナルキャストは存在しない。
- ^ オリジナルキャストではないが、『ガンフロンティア』で主人公・大山トチローを、同作者のゲーム『松本零士999』で、『超時空戦艦まほろば』の主人公・大山歳郎役を演じている。
- ^ “ウルフルズ、島本和彦原作の熱血ドラマ主題歌”. 音楽ナタリー. (2014年7月8日) 2016年1月5日閲覧。
- ^ “柴咲コウ、ビクターへ移籍&新曲「蒼い星」を8月リリース”. 音楽ナタリー. (2014年7月3日) 2016年1月5日閲覧。
- ^ ギャラクシー賞 月間賞、放送批評懇談会、2014年12月14日閲覧。
- ^ “エンタミクス : 14年“大穴”TVドラマNo.1に「アオイホノオ」 「家族狩り」続く”. MANTANWEB. 毎日新聞デジタル (2014年11月21日). 2014年12月8日閲覧。
- ^ 感謝状
- ^ 星雲賞決定 日本長編部門に藤井太洋、メディア部門は「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」、2015年8月29日閲覧。
- ^ “『天皇の料理番』が4冠獲得 「東京ドラマアウォード2015」”. ORICON STYLE (2015年10月21日). 2015年10月21日閲覧。
- ^ 該当各日 『朝日新聞』 テレビ欄
- ^ 「発表! 第82回ドラマアカデミー賞」『ザテレビジョン関西版』第20巻46号(2014年11月21日号)、KADOKAWA、10頁。
- ^ 『今日から俺は』公式サイト ゲスト
固有名詞の分類
- アオイホノオのページへのリンク