旅歴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/09 04:29 UTC 版)
実際に各地に赴いて情報を収集した点が、同時代の歴史家と大きく異なる彼独自の特徴である。 915年頃から917年 イラン(ニーシャプール、イスタフルなど)、シンド、西デカン 917年 イラクに戻る。 919年頃 イエメン、オマーン(この時ペルシア湾のシーラーフ出身の商人アブー・ザイド・アル=シーラーフィーから中国の情報を得た) 920年頃 バスラに滞在し、Abu Khalifa al-Jumahiの元で学ぶ 921年 シリア、東ローマとイスラームの境界付近で情報収集、イスラームに改宗した東ローマ官僚トリポリのレオと会う 926年 パレスチナ(エルサレム、ナザレ)にてユダヤ人のトーラー学者Abu Kathir Yahya ibn Zakariyaの元で過ごす 927年頃 パルミラ、ラッカ、ハッラーン(アブラハム誕生地で、マームーン治下の翻訳事業に携わったギリシア科学の翻訳者の供給地のひとつで、アレキサンドリアの医学者が、ウマイヤ朝のウマル2世によって移住させられた地といわれている) 930年代 カスピ海沿岸(コーカサス、ハザール、スラブ、ブルガールに関する情報収集) その後、エジプトとシリアに居住
※この「旅歴」の解説は、「マスウーディー」の解説の一部です。
「旅歴」を含む「マスウーディー」の記事については、「マスウーディー」の概要を参照ください。
- >> 「旅歷」を含む用語の索引
- 旅歷のページへのリンク