こうゆう‐ざいさん〔コウイウ‐〕【公有財産】
公有財産
公有財産
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/25 01:45 UTC 版)
イスラム教における公有財産とは森林や牧草地、荒野、水、そして鉱物、海洋資源など、全人類が利用権を等しく有する天然資源を指す。かかる資源は共同体の共有財産とされることから、イスラム諸国では公的管理の下に置かれ、他者の権利を侵害しない限り全国民が利用することができる。 また、イスラム法により民営化してはならない公有財産もある。「人は水、エネルギー、そして農地の3つと共にある」というムハンマドの言い伝えを固守し、3者の民営化は許されないものと解釈する学者が存在する。一方、金山のような公有財産は、国家に税金を納めるのならば民営化が許されており、民営化された公有財産の所有者はザカートや、場合によってはフムスを払わなければならない。なお、公有財産の民営化や国有化に当たっては、イスラム学者の間で議論を行うこととされており、その後公有財産は最終的に国有又は私有財産となる。
※この「公有財産」の解説は、「イスラム経済」の解説の一部です。
「公有財産」を含む「イスラム経済」の記事については、「イスラム経済」の概要を参照ください。
「公有財産」の例文・使い方・用例・文例
公有財產と同じ種類の言葉
- 公有財產のページへのリンク