頓死とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 生活 > 人生 > > 頓死の意味・解説 

とん‐し【頓死】

読み方:とんし

[名](スル)

突然死ぬこと。急死。「旅先で—する」

将棋で、自分王将詰み見落として詰まされてしまうこと。


突然死

(頓死 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/01 20:47 UTC 版)

突然死(とつぜんし、: sudden cardiac death: SCD)とは、症状が出現してから24時間以内に死亡に至ることである。虚血性心疾患、心室性不整脈、大動脈瘤破裂脳血管障害てんかん重積発作、喘息重積など死因が特定できるものと、解剖などによっても疾患の特定できない原因不明の突然死がある。

WHOの疾患分類(ICD-10, 2003年度版)ではR95, R96が狭義の突然死に相当する(下表参照)。40代の男性、就眠中によくおこる。

また、突然死と類似した言葉である急死も併せて説明する。

急死

急死(きゅうし)とは、直前まで健康そうに見えた人間が、突然死亡することを指す。事故や災害、容態の急変などが原因になることもある。

突然死とは、似ているがニュアンスが異なる。

ICD-10による分類定義
ICD Code 分類名 具体例
R95 乳幼児突然死症候群 剖検しても死亡原因の特定できない乳幼児死亡
R96.0 瞬間死 症状発現から1時間以内の死亡
R96.1 原因不明の突然死 発症から24時間以内の原因不明死
R98 目撃者のいない死 孤独死、腐乱死体、白骨化した死体など
R99 その他の原因不明死 原因究明も困難な死体の痕跡など

俗語的に使われる「ポックリ」も突然死を意味する言葉であるが、老人が長患いや後遺症を残さず短時間で死ぬことを希求する病態を意味する場合がある(ポックリ地蔵信仰)。後者の具体的な死因としては脳幹部脳出血、急性心筋梗塞、大動脈瘤破裂などが考えられる。

突然死の原因

多くの突然死が原因不明であるが、原因のわかる突然死もあるためそれについて記す。 心疾患などの心臓の致命的な反応を引き起こす要因として、心理的無力感や絶望といったストレスから生じるものが多いと考えられる[1]

  1. 心疾患 原因のわかる突然死の中では最も多い。原因疾患としては虚血性心疾患、急性冠症候群、間質性心筋炎、特発性心筋症、冠動脈起始異常、ブルガダ症候群などがあげられる。
  2. 消化器疾患 肝硬変、肝血管腫、胃潰瘍マロリー・ワイス症候群イレウスなどがあげられる。
  3. 脳疾患 クモ膜下出血脳出血脳梗塞などがあげられる。

突然死の特徴

まず、第一に、臨床経過が非常に短く、さらに不明である点が多い。外傷を伴うことが多く異状死との鑑別が必要である。また死後変化(死体現象)があるため、死因の特定はたとえ解剖したとしても困難となる。

少しでも外因死の可能性があれば、積極的に異状死とするべきである。ただし、外傷に関しても取り扱いは極めて難しい。まず、人間といっても身体的素因は個々人異なるため、外傷による死亡とは様々な医療検査が行われている場合でないと言うことは難しい。身体的素因には外傷性変化の現れ方、異常反応の出現の有無などが挙げられる。また、健常人なら耐えられる外傷での死亡、外傷により死期が著しく早められるということも考えられ、判断は非常に難しい。こういったことは死因にならないような外傷による疾病の誘発や進行促進などと考えられている。

脚注

  1. ^ Engel, George L. Sudden and Rapid Death During Psychological Stress: Folklore or Folk Wisdom?. 74. Annals of Internal Medicin. pp. 771-782. doi:10.7326/0003-4819-74-5-771. 

関連項目

外部リンク


頓死

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:11 UTC 版)

将棋用語一覧」の記事における「頓死」の解説

最善手対応していれば詰まなかった王手対し応手間違えて詰まされてしまうこと。または詰めろをうっかり見落としたために詰まされること。「トン死」と表記されることが多い。

※この「頓死」の解説は、「将棋用語一覧」の解説の一部です。
「頓死」を含む「将棋用語一覧」の記事については、「将棋用語一覧」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「頓死」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

頓死

出典:『Wiktionary』 (2021/10/09 23:59 UTC 版)

名詞

(とんし)

  1. にわかに死ぬこと。急死
  2. (将棋) 優勢だったにもかかわらず応手間違えたために形勢逆転し、短い手数で自玉を詰まされてしまうこと。

発音(?)

と↗んし

類義語

動詞

活用


「頓死」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



頓死と同じ種類の言葉


品詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「頓死」の関連用語

頓死のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



頓死のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの突然死 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの将棋用語一覧 (改訂履歴)、りゅうおうのおしごと! (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの頓死 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS