しらかば‐は【白×樺派】
白樺派
【英】:SHIRAKABA SCHOOL
明治・大正期の日本文学の一派、あるいは雑誌『白樺』に参加して活躍した文学者、美術家の総称。『白樺』は学習院の同窓生である武者小路実篤、志賀直哉、里見淳、児島喜久雄、柳宗悦らの3つの文学グループが合併し、有馬武郎、有馬生馬らが合流して、1910年4月創刊、自我の尊重を主張して文学界に新風を送り込んだ。この雑誌は文学雑誌であるが毎号ルネッサンスから後期印象派にいたる広範な美術作品の図版を掲載し、数次にわたる美術展覧会を開催するなどヨーロッパ美術の紹介に力を注いだ。特に後期印象派の日本への移植は『白樺』の精力的な紹介をぬきにしては考えられず、やがてフュウザン会をはじめとする新しい絵画を生みだした。1923年関東大震災を契機に廃刊した。
白樺派
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白樺派(しらかばは)は、1910年(明治43年)創刊の文学同人誌『白樺』を中心にして起こった文芸思潮の一つ。また、その理念や作風を共有していたと考えられる作家達のことである。
- ^ 関川夏央『白樺たちの大正』文春文庫、2005年、102頁。
- ^ 関川夏央『白樺たちの大正』文春文庫、2005年、108頁。
- ^ 伊藤整『近代日本の文学史』光文社、1958年、154頁。
- ^ 中村光夫『日本の近代小説』岩波新書、1991年、174頁。
- ^ “帝京技術科学大学 きょう開学式”. 『千葉日報』 (千葉日報社): p. 朝刊 16. (2000年2月11日)
- ^ “白樺文学館が開館 貴重な資料さまざま 我孫子”. 『千葉日報』 (千葉日報社): p. 朝刊 16. (2001年1月12日)
- ^ a b c 【みちものがたり】白樺派が行き交ったハケの道(千葉県)手賀沼の近く 芸術家が集う『朝日新聞』土曜朝刊別刷り「be」2020年5月23日(6-7面)2020年9月7日閲覧
- 1 白樺派とは
- 2 白樺派の概要
- 3 清春芸術村と清春白樺美術館
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