洋ラン
ラン科植物の中で、主に熱帯から温帯にかけて自生するものの通称。明治時代の初めからヨーロッパ(主にイギリス)から日本に紹介されてきたラン。すなわち、「西洋から渡ってきたラン」という意味であり、「西洋産のラン」という意味ではない。「洋ラン」という呼び名は日本でしか通用しない。⇔東洋ラン
◇四大洋ラン
カトレヤ(Cattleya)
パフィオペディルム(Paphiopedilum)
デンドロビウム(Dendrobium)
シンビジウム(Cymbidium)
◇ヨーロッパにおける、洋ランの輸入・栽培の歴史
①中南米原産の洋ランをヨーロッパで栽培した第1号(1698年)
B. nodosa …… 西インド諸島のキュラソー島からオランダへ
②中南米原産の洋ランをヨーロッパで栽培した第2号(1731年)
Bletia verecunda(=purpurea)…… バハマ諸島のプロビデンス島からイギリス人ピーター・コリソン(Collisonn)に送られ、チャールズ・ウェーガー(Wager)のところで1732年に開花した。
③着生ランをイギリスで栽培した第1号(1787年開花)
Epi. cochleata …… イギリスの王立キュー植物園で初開花した。
④カトレヤを栽培した第1号(1818年輸入、1824年開花)
Catlleya labiata …… ブラジルの海岸山脈でイギリス人ウィリアム・スウェイソン(William Swaison)が発見し、苔や地衣類を梱包するパッキング材として持ち込まれた。初開花させたイギリス人園芸家ウィリアム・カトレイ(William Cattley、?~1832年)の名を記念して植物分類学者ジョーン・リンドレイ(John Lindley)が命名した。
⑤東南アジア原産のランをイギリスで栽培した第1号(1778年)
Phaius tankervilleae(鶴頂蘭)とCym. ensifolium(駿河蘭)…… 中国南部からジョン・フォザーギル教授がイギリスに持ち帰り、ヨークシャーのヒード夫人のところに送られ、開花した。
◇「洋ラン栽培はパフィオに始まり、パフィオに終わる」
パフィオペディラム属(Paph.)は初心者にも割合手軽に扱え、楽しむことができる。また、極めればこれほど奥が深い洋ランはない。パフィオを扱いこなせれば洋ラン栽培は一人前と言える。
◇四大洋ラン
カトレヤ(Cattleya)
パフィオペディルム(Paphiopedilum)
デンドロビウム(Dendrobium)
シンビジウム(Cymbidium)
◇ヨーロッパにおける、洋ランの輸入・栽培の歴史
①中南米原産の洋ランをヨーロッパで栽培した第1号(1698年)
B. nodosa …… 西インド諸島のキュラソー島からオランダへ
②中南米原産の洋ランをヨーロッパで栽培した第2号(1731年)
Bletia verecunda(=purpurea)…… バハマ諸島のプロビデンス島からイギリス人ピーター・コリソン(Collisonn)に送られ、チャールズ・ウェーガー(Wager)のところで1732年に開花した。
③着生ランをイギリスで栽培した第1号(1787年開花)
Epi. cochleata …… イギリスの王立キュー植物園で初開花した。
④カトレヤを栽培した第1号(1818年輸入、1824年開花)
Catlleya labiata …… ブラジルの海岸山脈でイギリス人ウィリアム・スウェイソン(William Swaison)が発見し、苔や地衣類を梱包するパッキング材として持ち込まれた。初開花させたイギリス人園芸家ウィリアム・カトレイ(William Cattley、?~1832年)の名を記念して植物分類学者ジョーン・リンドレイ(John Lindley)が命名した。
⑤東南アジア原産のランをイギリスで栽培した第1号(1778年)
Phaius tankervilleae(鶴頂蘭)とCym. ensifolium(駿河蘭)…… 中国南部からジョン・フォザーギル教授がイギリスに持ち帰り、ヨークシャーのヒード夫人のところに送られ、開花した。
◇「洋ラン栽培はパフィオに始まり、パフィオに終わる」
パフィオペディラム属(Paph.)は初心者にも割合手軽に扱え、楽しむことができる。また、極めればこれほど奥が深い洋ランはない。パフィオを扱いこなせれば洋ラン栽培は一人前と言える。
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