従属接続詞とは? わかりやすく解説

従属接続詞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 01:38 UTC 版)

接続詞」の記事における「従属接続詞」の解説

従属接続詞(または従位接続詞)は、副詞節を導くものと、名詞節を導くものに分類される複文(complex sentence)をつくる。これらは節をまとめる標識として機能しており、日本語における「接続詞」とはまった異な文法範疇である。たとえばalthough日本語の「けれども、しかし」などの「接続詞ではなく「~のに、~けれども」などの接続助詞に近いことに注意すべきである。またifは日本語でよく「もし」と訳されるが、「もし」は、「私がもしあなたならば」のように節の途中で使うことができることからもわかるように、副詞であり、ifとはまった範疇がちがう。従属節をまとめるという、統語的にifと似た働きをしているのは、むしろ接続助詞の「~ば」である。 副詞節を導く従属接続詞は、用法によって下記のように分類される。 時を表すwhen(するとき) whenever, every time, each time(するときはいつでも) while(している間は) before(する前にby the time(するまでには) until, till(までずっと) after(した後で) since(してからずっと) as soon as, the moment, the instant, directlyするやいなや原因理由を表すbecause(なぜなら~だから), since(なので), as(なので), that(だから), now that(今や~だから), seeing that(だから), on (the) grounds that(~を根拠として、~の理由で) 仮定条件を表すif,on condition that, supposing(that), in case(もし) as[so] long as(~する限りunless(もし~でないなら) 目的を表すin order that, so that, that(するために) lest, for fear (that),(~しないように)in case (~したばあいにそなえ) 結果を表す形容詞 so か副詞 that(非常に~なので),such 名詞 that(非常に~なので) 比較を行う as than 譲歩を表すthough, although~にかかわらず~といえどもeven if, even though(たとえ~であってもwhile(~ではあるが、~する一方で) as(~にかかわらずyoung as he isのように節内の主格補語形容詞などが倒置される。) 様態を表すas,like(~のように) as if,as thoughあたかも~のように) 範囲を表すas far as(~の範囲では)

※この「従属接続詞」の解説は、「接続詞」の解説の一部です。
「従属接続詞」を含む「接続詞」の記事については、「接続詞」の概要を参照ください。

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