従属欧文および多言語フォント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 02:51 UTC 版)
「フォント」の記事における「従属欧文および多言語フォント」の解説
一般的な日本語フォントには和文書体だけでなく従属欧文書体も付属しているが、フォントに含まれる和文書体と従属欧文書体には書体の印象差が存在している。混植では一般的に和文と従属欧文の調和融合が良いとされているが、游明朝など和文と従属欧文にあえて印象に差を付けたフォントも存在している。また書体にはお国柄というものも存在している。 和文がセンター揃えであるのに対し欧文がベースライン揃えであるため、混植では書体間でうまく調和をとる必要があり、例えば欧文書体のベースラインを下げてエックスハイト(英語版)が高くなるよう長体を掛けて和文書体との調和を取ったフォント(写植でいうところのE欧文; 小塚ゴシックなど)や、和文書体のベースラインを上げて枠に収まるよう平体を掛けて欧文書体との調和と取ったフォント(メイリオなど)などが存在している。 多言語のテキストを表示・印刷する場合、異なる書体の混植が行われてきた。フォントエンジンには、フォントに欠けているグリフを別のフォントで補うフォントフォールバック機能やフォントリンク機能が搭載されているものもある。
※この「従属欧文および多言語フォント」の解説は、「フォント」の解説の一部です。
「従属欧文および多言語フォント」を含む「フォント」の記事については、「フォント」の概要を参照ください。
- 従属欧文および多言語フォントのページへのリンク