女性 (雑誌)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/12 07:59 UTC 版)
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ジャンル | 女性誌、文芸誌 |
読者対象 | 近代女性 |
刊行頻度 | 月刊(毎月1日発行) |
発売国 |
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言語 | 日本語 |
出版社 | プラトン社 |
発行人 | 松阪青渓 |
編集長 | 小山内薫 |
刊行期間 |
1922年4月(1922年5月号) - 1928年4月(1928年5月号) |
姉妹誌 | 『苦楽』 |
特記事項 | 中山太陽堂のハウスオーガンとして発行される予定だった |
『女性』(じょせい)は、かつて存在した日本の月刊誌である。大阪の中山太一率いる「クラブ化粧品」の中山太陽堂(現クラブコスメチックス)傘下の出版社「プラトン社」が、大正末年に発行、「阪神間モダニズム」の勃興に寄与したことで知られる。
略歴・概要
1922年(大正11年)、中山太陽堂は、同社の顧問に自由劇場、松竹蒲田撮影所前所長の小山内薫を迎え、出版社「プラトン社」を設立した。経営は中山の実弟・中山豊三であった。小山内を編集長に、中山太陽堂から出向させた図案家(イラストレーター)の山六郎に装丁やタイトルロゴ、扉絵等のヴィジュアルワークを担当させ、同年4月に「5月1日付」で、創刊となった[1]。おもな執筆者には、泉鏡花、谷崎潤一郎、武者小路実篤、大佛次郎、与謝野晶子ら[2]。
タイトルロゴの「女性」の書体は、山の考案によるものである。この書体は一世を風靡し、まもなく無声映画の看板やのぼり旗に多用される人気書体となる。山がアール・デコ調の表紙画や装丁を、翌年からは山名文夫もカットを手がけ、山名の同誌での活動は、のちに資生堂で開花することになる。
1923年(大正12年)には、編集者として直木三十五、川口松太郎、図案家として山名、岩田専太郎らが同社に入社し、同年12月には雑誌『苦楽』(第1期)が創刊している[2]。
『女性』は、『苦楽』とともに、プラトン社が廃業する1928年(昭和3年)5月まで発行された[2]。
その後、長らく「幻の雑誌」と呼ばれ、全体を目にすることはできなかったが、休刊後60年の歳月を経て、1991年(平成3年)9月 - 1993年(平成5年)9月、鶴見俊輔監修、津金澤聡廣、山本洋、小山静子解説で、全72冊が復刻され、日本図書センターから全6回で配本された。価格は揃本体600,000円であった。
ビブリオグラフィ
復刻版
- 第1巻第1号 - 第4巻第5号、1922年(大正11年)5月1日 - 1923年(大正12年)11月1日発行
- 1-9巻、日本図書センター、1991年9月 ISBN 4820570250
- 第5巻第1号 - 第6巻第6号、1924年(大正13年)1月1日 - 同年12月1日発行
- 10-16巻、日本図書センター、1992年2月 ISBN 4820570366
- 第7巻第1号 - 第8巻第6号、1925年(大正14年)1月1日 - 同年12月1日発行
- 17-24巻、日本図書センター、1992年7月刊 ISBN 4820570455
- 第9巻第1号 - 第10巻第6号、1926年(大正15年)1月1日 - 同年12月1日発行
- 25-32巻、日本図書センター、1992年12月 ISBN 4820570552
- 第11巻第1号 - 第12巻第6号、1927年(昭和2年)1月1日 - 同年12月1日発行
- 33-42巻、日本図書センター、1993年4月 ISBN 482057065X
- 第13巻第1号 - 第13巻第5号、1928年(昭和3年)1月1日 - 同年5月1日発行
- 43-48巻、日本図書センター、1993年9月 ISBN 4820570773
関連事項
- 苦楽
- 演劇・映画
- キング (雑誌)
- ハウスオーガン (en:House organ)
註
「女性 (雑誌)」の例文・使い方・用例・文例
- 女性が顧客の大半を占める
- 彼は振り向いて後ろにいる女性に話しかけた
- スペイン系の女性
- 彼女は,いわば,私たちみなが結婚を夢見るような女性だ
- 彼はいつも年上の女性に引かれる
- 彼女は政治意識の高い女性だ
- 女性はそのクラブからは閉め出されている
- 彼女が我が国で最初の女性大統領になるはずだ
- とても美しい女性
- 彼女は国内初の女性宇宙飛行士になった
- 結婚式の披露宴で一番おしゃれだった若い女性
- 彼女は背の高いブロンドの女性です
- 彼女は成長して美しい女性になった
- 彼はそのいかした女性と仲良くなろうとしている
- 子どもを産む前も産んだ後も働く女性がますます増えてきている
- 女性の参政権に対する抵抗をなくすまでには長い歳月がかかった
- 女性は結婚するために自分の仕事をあきらめる必要はない
- 女性にとっての職業生活における可能性
- 彼はその女性と浮気をしている
- その女性はたまたま私の名前を知っていた
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