売春宿
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売春宿(ばいしゅんやど)、娼館(しょうかん)、ブロッセル(英: brothel)とは、売買春の場を提供する娯楽施設。往々にして直接的な売春の斡旋をも行う。宿泊が基本だが、短時間の滞在もある。1949年に採択された人身売買及び他人の売春からの搾取の禁止に関する条約の第2条でその経営は禁じられている。[1]
現在の日本では売春は売春防止法で禁止されているが、宿泊をしない類似の娯楽施設としてソープランドなどがある。形式上は合法となっている売春類似の性風俗においては、ソープランドの銭湯、飛田新地の料亭など風俗以外の営業を名目において、ソープランドの三助、飛田新地などの料亭の仲居などサービス提供者の女性と、店内に入るとたちまち恋愛関係に陥ってしまう自由恋愛の範疇という論理で脱法的に営業していると説明されることもあるが、実際はソープランドでは、従業員と客との関係は性交類似行為にとどまり、性交は行わない“建前”に基づいているため、風俗営業法の下で営業が合法化されている。性交に及んでいれば違法となり、「従業員と客が自由恋愛のすえに性交に至ったにすぎない」という店側の弁解は最高裁の判例でも否定されている[2]。
軍用売春宿
脚注
- ^ 日本は1958年5月に同条約に加入している。
- ^ “前田恒彦元特捜部主任検事「買売春、なぜ違法なのか」”. Yahoo!ニュース. 2025年2月12日閲覧。
関連項目
売春宿
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「大岡川 (神奈川県)」の記事における「売春宿」の解説
戦後には、米国の進駐軍が接収対象の地域となった。アメリカ軍兵士の娯楽施設として、川沿いには売春宿が存在した。パンパンガールとも呼ばれた日本人女性のなかには当時は英語が得意な者も多く、口紅などをつけて日本のファッションリーダーのような存在であった。その後売春防止法に伴い摘発された。
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