えんか‐すいぎん〔エンクワ‐〕【塩化水銀】
塩化水銀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 06:05 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動塩化水銀(えんかすいぎん)は塩素と水銀の化合物である。塩化水銀(I) と塩化水銀(II) がある。
塩化水銀(I)
Hg2Cl2 という組成をもつ。甘汞(かんこう)、カロメルとも言う[1]。水に溶けにくい。溶解度のため見かけの毒性は弱い。水銀原子同士が共有結合により結合しているため HgCl とは表記しない。光に当たると塩化水銀(II) と水銀に分解する。
アンモニア水と反応すると黒色に変わる。
記事 塩化水銀(I) に詳しい。
塩化水銀(II)
HgCl2 という組成をもつ。昇汞(しょうこう)と呼ばれる。無色の針状結晶である。水に溶けやすい。アルコールやエーテルにも溶ける。蛋白質を変性させる作用が強い猛毒である。昇華しやすい。
かつては薄めて消毒液として使われていた。
記事 塩化水銀(II) に詳しい。
脚注
関連項目
外部リンク
塩化水銀(I)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 06:05 UTC 版)
Hg2Cl2 という組成をもつ。甘汞(かんこう)、カロメルとも言う。水に溶けにくい。溶解度のため見かけの毒性は弱い。水銀原子同士が共有結合により結合しているため HgCl とは表記しない。光に当たると塩化水銀(II) と水銀に分解する。 アンモニア水と反応すると黒色に変わる。 記事 塩化水銀(I) に詳しい。
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